キーワード 帯状疱疹

過酷な生活と帯状疱疹

病院勤務時代に救急だったので、骨折の患者はよく来ていた。場合によっては数ヶ月もベッドに寝ているとよく帯状疱疹を起こしていた。医者に、「帯状疱疹は免疫が下がると起こる。」と言われ、患者本人にしてみると、「骨折してから安静ばかりで無理はしていない。それでも免疫が落ちるとは不思議。」とよく言っていた。今日来た常連さんも眉の痛みを訴え、段々痛くなったので診てもらったら帯状疱疹だった。この方は10数年前に腰…

足のシビレと帯状疱疹

今日、ご紹介で来た方は右膝が痛くなった後に右足がシビれて感覚が半分しかないという。歩くのにも不自由でよくつまずくという。病院等で膝は良くなったが、シビレが取れないという。最近は手も少しシビレを感じるという。身体を拝見すると右膝痛で左足に負担がかかっている。ならば左足がシビれそうなものだが右足だという。使ってもいないのになぜシビれるのか。脳梗塞もなさそうだし、少し考えてしまった。既往歴を聞くと大腸が…

ブログ諺⑨-痛みは古傷や弱いところが好き

今回は少しウィルス君の気持ちになってみましょう。 ウィルスは数十億年前から地球上に存在し、人間の祖先よりも遥かに昔から存在しています。 人類が出現したのは数十万年前です。 ではこのウィルスはどこから来たのか、色々と説があり本当のことはわかっていませんが、個人的には宇宙の隕石から来たと思っています。 いわゆるよそ者です。 そのよそ者が人の身体に入るために、色々と知恵を絞り、型を変え、戦略をひねり出し…

リハビリをして症状は変化するほどいい

骨折などの後遺症で通っている方は多い。今日来た方は「肩と足」を痛めたが、毎回辛い所が変わる。前回は肩、今回は首、その前は腰と言った具合である。毎回違うことを言うのは本人も気が引けて、まるで仮病のように思われるのではないかと感じていると思う。しかしこれはリハビリをしているととてもよくある事である。「肩と足」を痛めれば首や背中、腰、膝に症状が出ても全く不思議ではない。それより毎回症状が変化しない方が深…

全ての病気は伝染病?

もちろん、全ての病気が伝染病ということはあり得ない。何故そう言うかというと、同じ患者が立て続けに来るからである。「捻挫」「五十肩」「帯状疱疹」「乳がん」と嘘みたいに同じ患者が続く。こちらは経験的に分かっているので、1人そういう患者が来ると瞬間的に次の患者のために健康食品やブログや専門的な資料など準備をする。何故来るのか色々と考えるが、諺で「類は友を呼ぶ」というが、何か患者が独特な波動を出しているの…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

突然出た足の歩けないほどの痛み

常連さんが突然左太腿の外側が痛くて歩けないという。調べてみると好発部位と言って、よく痛みの出る場所ではない。帯状疱疹かと思い調べても赤いブツブツ(発疹の出ない帯状疱疹もある)がない。多少鼠径部(足の付け根)に腫れはあるものの程度はひどくない。ぶつけたか聞いたが何もしていないという。こういう場所は時々虫刺されがあるので、森に行ったか公園で遊んだか聞いたが何もしていないという。こうなるとBi-Digi…

何をやっても治らない胸の痛みの考え方

息子さんがネットで調べて、「父なんですが、胸の痛みが取れずに困っています。少し前に帯状疱疹をやってその後鎮痛剤が1つ2つ3つと増えて全く効きません。あまりに効かないので神経ブロックにまわされましたがそれもダメです。おたくで何とかなりますか?」と電話してきた。「診てみないと・・・。」と答え、おみえになって資料を見たら、血液は全く問題なし、鎮痛剤も筋肉を緩めるもの、神経の興奮を治めるもの、終いには安定…

右脇腹の痛み、どうしたら良いの?

この仕事を長くやっていると相談事は多い。常連さんのご主人が右の脇腹が痛く医者に行ったが、何も出ず鎮痛剤だけだったという。こういう場合、どうすれば良いのかと電話がかかってきた。「まず3つのことを考えます。一つ目は右のその場所は『胆嚢・十二指腸』食後30分ぐらいで痛みなったり、少し便の色が白っぽくなれば内臓を疑う。そういう場合は再度医者に行って検査。二つ目は帯状疱疹、今は出ていないかもしれないが赤いプ…

肩の前面の痛みに関して

少し専門的な話をします。五十肩や肩の痛みの場合は肩関節の前面に痛みがよく出ます。我々から診ると筋肉が硬かったり、靱帯が伸びなかったりなので、問題のあるところに鍼を打ったりするのですが、神経ブロックの先生から診ると神経の通り道に打ちたいわけです。筋膜リリース(ファシアリリース)の先生からすると筋膜に問題のあるところに打ちたいわけです。各々専門的な立場から狙いたいところが微妙にずれます。以前、五十肩で…

神経の回復

股関節のストレッチのやり過ぎで、脛の感覚がなくなってしまったという方が来ている。 以前から慢性腰痛に悩んでいて、帯状疱疹もやっているということで少し悪条件が多い。 足がシビレて感覚がなく、うまく歩けないというので足の先端にお灸をしたが熱さを全く感じないという。 以前から、「神経の回復スピードは日に1mm。」と言われている。 医者からはメチコバール(ビタミンB12-末梢性神経障害治療剤)が出ていると…

腰の炎症?

大腸がんと腰の手術をした方が、術後は良かったが症状が悪化して、最近は歩くのも不自由だが原因は何かという話になった。話を聞くと漢方で足の血流剤を飲んでもリハをしても、風呂に入っても何をしても楽にならないという。血行不良なら全て効くはずだが、原因が血行不良ではないと身体が言っているのである。では何か。私は「腰の炎症」だと思うという話をした。本来ならこの炎症によく効くリリカ(神経性疼痛治療薬)がいいのだ…