キーワード 耳鳴り

耳鳴りの考え方

最近は耳鳴りの方が多く、その治療をどう考えているか少しお話します。耳鳴りに関しては以前にも書いたとおり、「死ぬまでに何とか仇を取りたい」と思っています。 これはどういうことかというと、本音を言えば治せないのです。 耳鳴りも昔中耳炎をやったとか、糖尿病や脳神経に異常があればそちらの治療で改善するかもしれないが、現実問題、耳鳴りの原因を特定することは極めて難しいのが現実です。音が何処で鳴っているかもわ…

顎関節と耳鳴り

今日久しぶりに来た方は、顎関節がかなり悪い。自宅近くの歯医者に通っているが、どうも良くなっている感じがしない。我々はよく、噛み合わせに問題があるとBi-Digital O-Ring Test専門の歯医者に送るが、その先生は患者を診てそこから又日本でも指折りの専門家に送ってくれる。そういう連携が出来ているので安心して、その歯医者に送れば何とかなると思っている。しかし患者はどの医者に行ったらいいかが分…

耳鳴りと鬱病

長年耳鳴りが治らない方は多い。どうしても夜寝られなくなったり、不安になる。精神安定剤や睡眠導入剤が増えてしまう。気持ちは分からないでもないがこういう場合、診てもらっている医者が複数になると、酷い方で8-10剤ぐらいの睡眠導入剤と安定剤を飲んでいる。そしてお互いの医者が他の先生の処方を知らない。患者がこれはこっちの先生がいいと思って、一つの症状だけ相談する。仕事柄、そういう方に出ている処方箋を見ると…

耳鳴りの治療-合わせ技一本

以前から耳鳴りには手こずっていると書いている。今日来た方は合わせ技一本で耳鳴りが殆どなくなったという。下記はその治療経過である。 乳酸菌 荏胡麻(エゴマ) マウスピース 水抜き剤 EAT(Bスポット療法) 首のゆがみの矯正 この方はがんをやっているので、乳酸菌は外せない。耳の症状は殆どウィルスなので、荏胡麻を飲んでもらった。顎関節と耳の関係はよく知られている。耳の病気は水腫との関係が深いので、水抜…

耳鳴りについて

長年仕事をしていると耳鳴りの方が時々くる。 Bi-Digital O-Ring Testを専門にやっている関係も大きいだろうが、殆ど来る方は難治性である。 当院が4ヶ所・7ヶ所・11ヶ所・14ヶ所目と手強い方が多い。 現代医学でも耳鳴りは苦手で、注射で組織を破壊する方法や別の音を聞かせてやる方法など、次々と新しい方法が開発はされているがどうもしっくりこない。 耳鼻科の先生に相談すると、「まず諦めさ…

ようやく見つけた突破口

以前から耳鳴りに関しては治せないので、悪口ばかり書いている。 しかし先日あるセミナーを聞いていたら、「頚の痛みや顔面神経麻痺の治療に顎下腺への注射が有効」という報告があり、そのあと耳鼻科に詳しい先生から「耳下腺への太い注射鍼は好ましくないが、鍼灸程度の細い鍼ならまず大丈夫。また鼓膜周辺の細かい筋肉や神経支配は○○で、何故耳鳴りが治りにくいのか、こういう構造だから出ている症状には○○という特徴がある…

効いていると思います

以前から耳鳴りは難しいと言っている。 通っている患者さんに、「出してもらっている漢方薬は効いているの?」と聞いたら、「効いていると思います」と言う。 我々から見ると効いていかどうかは「感じるもの」で、「思うもの」ではない。 こういう言葉が患者から出ると、すぐに「効いていないのだろうなぁ」と思ってしまう。 では何故こういう言葉になるかであるが、「専門の先生に診て頂き、あまり悪い事は先生の前では言いに…

鼻炎総まとめ

鼻炎に関してはEAT(Bスポット療法)の話になってしまう。 まず10年以上前に難しい患者が溜まってしまった時期があった。 Bi-Digital O-Ring Testをやっていると、「本で見ました」とか「オーリングのホームページで見ました」とか紹介で来るが、どの方も一筋縄では治らない。 鬱病が長引いたり、蕁麻疹が治らなかったり、病名はつかないが筋肉が溶ける病気、全く変化しない耳鳴り・・・など15人…

ブログ諺⑨-痛みは古傷や弱いところが好き

今回は少しウィルス君の気持ちになってみましょう。 ウィルスは数十億年前から地球上に存在し、人間の祖先よりも遥かに昔から存在しています。 人類が出現したのは数十万年前です。 ではこのウィルスはどこから来たのか、色々と説があり本当のことはわかっていませんが、個人的には宇宙の隕石から来たと思っています。 いわゆるよそ者です。 そのよそ者が人の身体に入るために、色々と知恵を絞り、型を変え、戦略をひねり出し…

何事も実験

以前、歯医者に行ったときに、「あなたは噛み合わせが強く、歯ぎしりするでしょう。マウスピースを作りなさい。」と指導されて、仕事柄、人に勧めてばかりいたが、自分にも必要なのかと思い作って戴いた。初めて装着した翌朝、あまりに首が楽なのに驚き、「これは何かの間違い。たまたまだろう。」とその夜は着けなかった、それから数日経つとやはり朝起きると首が痛い。そこで又マウスピースを着けてみた。見事に翌朝首が楽になっ…

左首が痛いと言われて

常連さんが左首の痛みが数ヶ月取れないと言う。こんな時は何を考えたらいいのだろうか?少し列挙してみたい。 筋肉や骨、靱帯の異常-レントゲンを撮り、何も出なければMRI 神経症状は血液などの一般検査では出ないので、専門に神経を調べる 甲状腺の異常-採血と超音波診断 喉の痛みが原因-喉の内視鏡 噛み合わせ異常-歯医者でマウスピース 左の首(鎖骨周辺)は全身からリンパが集まるところ-リンパが腫れる原因を調…

ひょんな事から生まれる新しい治療

長年この仕事をしていると、解決法のない病気の治療法を必死に探す。 昔は検査で出ないがんやウィルス感染を見つけるためにBi-Digital O-Ring Testを学び、それでも治らない患者は鼻に問題があることを知り、EAT(Bスポット療法)を学んだ。最近は鬱病や耳鳴りなどのために蝶形骨をいじったり、健康食品は勿論の事、鉱物、生薬まで手を拡げて何かないかと調べている。 先日も「耳に入れるビーズのボー…

顎が痛い

常連さんが無呼吸症候群の治療で、マウスピースを作ってもらい、顎位を調整しているという。しかしマウスピースを夜に装着したあと、朝顎が痛くてご飯が食べられないという。流石にこれでは困るので、歯医者で調整してもらったがまだ痛むという。歯医者には、「少し慣れるまで頑張って。」と言われていると言う。そして今日は寝違いで来た。以前から、「首のゆがみとマウスピース」でも書いているとおり、マウスピースが合わなけれ…

蝶形骨について

聞き慣れない言葉だろうが、頭に色々と症状かある方には蝶形骨(ちょうけいこつ)の治療をする。 蝶形骨は頭部の骨の一つで、頭のほぼ真ん中にあり、羽を広げた蝶のように見えるので、この名前がついた。 眠れない方や鬱病、頭痛に耳鳴りなど治療の対象は広い。 実はこの蝶形骨、最近突然思い出したように取り組んでいる。 以前からこの勉強はしていたが、数ヶ月前に患った脊柱管狭窄症で股関節の治療をじんどう先生にお願いし…

耳に入れる不思議なボール

健康グッズマニアの患者が、耳に入れる不思議なボールを持ってきて、良いか悪いかオーリングで調べて欲しいという。耳に入れるとは普通のアクセサリーとも違うし、聞いた事がなかったので、興味を持ち、調べてみたらことの他、オーリングが強くなる。それもかなり。誰がこんな事を考えたのだろうと思い、話を聞いたら、50才ぐらいの女性が作ったと言う。イヤリングなら耳にぶら下げるし、ピアスとも違う。耳に穴に入れるという。…

旅行に行くときの準備

今は中々、旅行にはいけないが何を準備したら良いのだろうか、少しまとめてみた。 急な発熱、痛み-飲み慣れている鎮痛剤-バッファリン、セデス、ロキソニン 消化不良で胃薬-大正漢方胃腸薬、サクロン、太田胃散、ブスコパン(強烈な胃痛) 便秘・下痢-便秘薬、正露丸、乳酸菌 眩暈・耳鳴り-トラベルミン 腰痛-冷湿布 脚がつる-芍薬甘草湯 捻挫・骨折-アイスノン、包帯、シーネ(アルミの板)、紙テープ、テーピング…

難聴と鼻炎

今日来た方は耳の聞こえが悪いのですぐに耳鼻科に行ったという。我々の感覚では耳鼻科は早ければ早いほどいい。頭痛ぐらいなら少し様子を見てということになるだろうが、難聴や耳鳴り、眩暈などは早く処置をしなければ困る場合がある。そして耳鼻科では何故か鼻を診てもらって水抜き剤が出たと言う。そして1週間後にまた来て下さいと言われたという。この話を聞いて少し不親切だなぁと思った。まず難聴の原因であるが昔、中耳炎を…

どこの医者に行ったらいいのか分からない

今日、紹介で来たおばあちゃんは色々と症状があった。右の眼瞼痙攣と右頬のシビレ、右耳鳴りに花粉症、噛み合わせに狭心症、便秘、足の冷え性とバラエティにとんでいた。話を聞くと、「最近は新型コロナウィルスの影響で混んでいる医者には行きたくないので、近くで空いている医者は泌尿器だった。薬のことを色々と相談しても只出すばかりで、一向に症状が改善しない。とにかく便秘が良くならない。市販の薬を飲んだら効いているの…

噛み合わせについて

噛み合わせについては以前から書いているが、最近噛み合わせ専門の先生の指導を頂き、今まで以上に噛み合わせについて学ぶ機会を得たので少し話をしたい。 たまたま所属するいくつかの学会の中に歯科の先生がいるので、歯科医の友達は多い。 色々と話を聞く中で、「顎位 がくい」「咬合 こうごう」「補綴 ほてつ」などの言葉も段々覚えて、自分が抱えている患者の相談にはよくのってもらう。 15年程前からすこし難しい患者…

秋葉原理論

近所に新しく整骨院が出来、常連さんと話をしていたら、「そこの先生は、『近くに作ってすいません。』という気持ちで挨拶に来られたのでしょうね。」と言うので、「ご丁寧に挨拶はいただきました。大きな菓子折も頂いて・・・。その時に『僕はこの街にどんどん医療関係が増えればいいと思っている。秋葉原や中華街を見ればわかるはず。出来れば出来るだけ外部から人が来る。』と言った。」と言いました。例えば青物横丁の駅からう…