キーワード 自律神経

患者の安心ポイント

常連さんがここ数週間、お腹が痛かったという。調べてみると右の下腹部で盲腸の場所である。医者で採血をしたが問題はなく、セレキノンという腸の動きを整えてくれる薬と乳酸菌が出たが全く効かないという。楽にならないのでまた医者に行って、「CTを撮る必要があるのではないか。」と訴え、近医で撮ったら、多少の便秘はあるものの問題はないと言われたという。私なら採血とCTの時点で安心してしまうのだが、患者さんはお腹が…

ネットワーク論その2

前回のメルマガ配信の続きでネットワーク論その2を書いてみたい。 「鬱病と鼻炎」 最近、鬱病患者が多いが必ず「鼻」「歯」「腸」をチェックする。 「鼻炎・Bスポット療法」「歯周病・マウスピース」「乳酸菌・フードチェック・断食」に取り組むわけだ。 まず鼻炎だがこれは自覚症状のない方でも必ず調べてもらう。 上咽頭と言って空気を鼻から吸い込んだときにコツンとぶつかる所に炎症があると、ことごとく病気がよくなら…

膝がザワザワする方達へ

時々、膝が痛いのではなくザワザワすると言う方が来る。どんなことを考えながら治療すれば良いかというとポイントは3つある。 1.自律神経の交感神経優位の場合があるので、マウスピースなどで過緊張を落とす。 2.粘膜(鼻、喉、皮膚、痔)が弱いと起こることがあるので、まずはBスポット療法をやって痔などはちゃんと治す。 3.症状を出している犯人はウィルスなので、抗ウィルス作用のある物を使う。EPA、当院では荏…

口の中に鍼を打った話

最近通っている患者は坐骨神経痛や自律神経失調症、顎関節症と少し手強い。顎関節症は専門の歯医者を紹介しようと思って伝えたら、間違って違う歯医者に行って口の中に鍼を打たれたという。ビックリして大丈夫でしたかと聞いたら、「2回口の中に打ってもらってとても調子が良い。」という。私など40年もこの仕事をしていて今まで3回ぐらいしか口の中に鍼を打ったことがない。それも患者から頼まれて、顔面神経麻痺と三叉神経痛…

遊走腎について

常連さんがいつもと違う場所の腰が痛いという。調べてみるとそこは肋骨のすぐ下で腎臓の位置である。まさかと思って、「医者に遊走腎(ゆうそうじん)って言われたことはないですか?」と聞いたら、「え、大分昔に言われた。」という。聞き慣れない言葉かもしれないが、遊走腎は腎臓が立ったときに下に下がってしまう状態を言う。生理的にも4-5cmは下がるが10cm以上レントゲンで下がったと確認出来れば確定診断となる。細…

インフルエンザと体調

常連さんがインフルエンザにかかり、治療を受けて熱は治まったが体調が戻らないという。何が戻らないのか聞いたら、朝は目覚めはいいが、何となく胃腸が動いていない。どこだかわからないが身体がだるいと言う。本人は、「熱が下がったということはウィルスがなくなったわけでしょう。どうして身体が元に戻らないのかわからない。」と言う。正確に言うとウィルスは減るだけだが、確かに熱の原因はウィルス感染、しかし熱が下がった…

トイレで力む話

大病の後などお通じが中々という声はよく聞く。腰を痛めても内臓を手術しても腹圧が上げられなかったり、脚が踏ん張れなかったり、腸が動かなかったりで便秘の問題は奥が深い。場合によってはそのまま将来便漏れの可能性もあるので、早い内から手を打ちたいと思っている方は多いが、何をしたらいいか分からないという。少し治療法を列記したい。 1.四股を踏んで股関節や内転筋などを鍛える。腸も筋肉なので筋力低下は避けたい。…

翌日再発したぎっくり腰

お正月にぎっくり腰をやった方が昨日治療に来た。治療後は快調だったという。今朝起きると少し痛みがあったが午後には楽になったという。これはぎっくり腰に限らず、殆どの症状は朝は調子が悪い。理由は自律神経の調整がうまくいかないのと血行不良である。だから目が覚めて少し動いている間に楽になる。時々、「昨晩、治療してもらった楽になったが、今朝痛かった。どうしたら良いのか?」と言われるが、「それは朝だけで午後には…

身体が痛みを出す必要性

常連さんが膝痛で少し長引いていたが、取り敢えず治ったという。「もうこれで当分大丈夫ですよね。」と言うから、「身体は必要があって痛みを出しているのです。悪条件が揃い、無理をすればいくらでも出ます。あなたの膝は治ったのではなく、身体が痛みを出さなくてもいいと判断しただけです。必要に応じていつでも痛みは出します。」「え、そうなんですか。出さなくてもいいのに・・・。」以前から身体の中の2人と言っていますが…

夫源病について

仕事柄、40年ぐらい連れ添ったご夫婦の愚痴はよく聞く。 ご主人は、「昔は可愛かった。今は生意気。」 奥様は、「そばにいないで欲しい。定年後は家にいると思うと恐ろしい。」 とお互い言い分はあるのだろうが最近、「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」「いつまでたっても更年期が終わらない…… 奥さん、それは「夫源病」ですね。…

「食べ物の通り道」と「空気の通り道」

The Bi-Digital O-Ring Testをやっているとどうしても難しい方がよく来る。 「Bスポット療法」「マウスピース」「乳酸菌」などは定番でよく指導しているが、鍼灸院に来てどうしてそんな指導を受けるのか疑問に思っている方がいるようである。 こちらが考えていることは、どうやったら「食べ物の通り道」と「空気の通り道」を整えられるかということである。 まず「食べ物の通り道」だが、歯で噛んで…

母親の精神状態と赤ちゃんの下痢

初めての子育てで不安を抱えない新米ママはいない。色々な話を聞く中で少し疑問に感じることがある。「出産後、栄養もちゃんと取っていて母乳に全く問題はないが、赤ちゃんが時々下痢をする。何が栄養的に足らないのかわからない。」これは我々から見ると、母親がちゃんと栄養さえ取っていればいつもいい母乳が出ると思っているからである。戦後、食糧不足で栄養状態が悪かったときでも、母乳で必ず下痢をするわけではなかった。こ…

頭痛と血管

昔は頭痛薬というとそんなに種類は多くなかったが、最近は血管が拡張しているのか収縮しているのか、神経伝達物質の状況などで「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分け、薬を変えている。「頭痛外来」も定着してきた。頭が痛くなると人によっては赤ワインが駄目だったり、チョコやコーヒーで楽になったりと日常生活と症状が密着している。この血管のことを考える時いつも頭を悩ませていることがある。それは腰などの痛い…

何を目指して治療しているのですか?

常連さんになると質問が厳しい。 「何を目指して治療しているのですか?」 例えば筋肉痛ならある程度ほぐしたり冷やしたりで処置出来るし、血行不良なら暖めれば良い。関節なら周辺を緩めて可動性を高める方法は幾つもある。内蔵であれば負担をかけないようにしたり、休ませればいい場合が多い。しかし問題は神経である。神経が興奮して痛みや自律神経がうまく働かない症状は難しい。どうやって興奮している神経を静めるかをいつ…

不眠症と首のこり

大分前の話だが、男性の不眠症治療がうまくいかず当時お世話になっていた先生に送ったら、簡単に治ってしまった。気になって先生に聞いたら、「お前に言ってもわかるわけがない。ヒントだけやるが首の7番の回りだ。」と教えて戴いた。その後何年かしてこの謎が解けた。首の7番というのは首を前屈させたときに、恐竜の背中みたいに真ん中に骨が出る。丁度肩の高さで一番出ている骨が7番である。不眠症の方はここが硬く柔軟性がな…

「私よく噛んでいるので健康になりますよね?」

常連さんと色々な話をしていたら、「よく噛むのがいいと聞いて実行しています。私健康になりますよね。少し噛みすぎて顎は痛いですが、気になりません。」「え、顎が痛いの?それはダメですよ。」「よく噛むのが良くないのですか?」「いえいえ、顎の痛みを無視したらいけないということです。顎は顎関節と言って自律神経に影響を与え、酷くなると首のゆがみや頭痛の原因になります。噛むのがいいと言って顎の痛みを無視していたら…

患者の欲しい説明

長年この仕事をしているとどうしても、説明を簡単に済ませてしまうところがある。今日、腕を使いすぎた方が、「肩首まで痛みが拡がり、医者に行ったら血圧まで高い。首の前の所を押すと肩甲骨まで響く。」と言う。我々からしてみると腕の使いすぎは腕自体に症状は出ないが、簡単に肩や首の痛みを起こす。痛みの状態が続けば自律神経は興奮して血圧を上げる。首の前の所というのは「腕神経」と言って腕に抜ける神経の通り道である。…

子宮筋腫を治したら頻尿と便秘が治った話

子宮筋腫を手術した方が、なぜか頻尿と便秘が楽になったという。我々からしてみると解剖的に当然のことなのだが、患者さんにしてみると不思議にうつるらしい。図は身体を正面から垂直に切って、横から見たところである。左が前で右がお尻である。女性の場合、子宮の前に膀胱、後ろに直腸があるのがわかると思う。子宮が筋腫で大きくなれば、前の膀胱を押すので頻尿になる。後ろを押せば直腸が拡がらなくなるので、便秘になる。言わ…

腹筋の筋トレと炭酸水

常連さんが腹筋の筋トレをした後でゲップが続くのでどうしたら良いかと言う。これだけの話だと何が原因だかわからない。自律神経が絡むのか、腹圧なのか、胃が動くのか、ある程度の想像は出来るが原因の確定が出来ない。しかし対策はある。この患者さんには炭酸水を飲みなさいと指導した。理由は簡単で、炭酸水には胃をよくする作用がある。日本のある場所で湧き水の中に炭酸が入っている地域の胃病の発症率は低いという。食べ過ぎ…

受け身の治療の現界

以前、高身長と血流で書いたが背の高い男性で頭が回らないという方は多い。乳酸菌にBスポット療法、マウスピースや按腹、温熱など色々とやるのだが、初めのうちは効果を上げても段々効かなくなることを経験する。そういう方にThe Bi-Digital O-Ring Testを使って心臓を調べるとわずかだが血行不良が反応する。こういう場合は発汗を指導するのだが、お風呂だけでは足りないケースが多い。自ら運動をして…