そんなに使っていない左手の痛み

常連さんが、「左の肩が辛い。何もしていないのに、五十肩かしら。」と言う。調べてみたら、五十肩ではなく、左指の軽い腱鞘炎が原因だった。「いつもより左手を使ったでしょう?」と言ったら、「少し慣れないことはやったが、そんなには使っていない。右は利き手だから使うけど、左にはそんなに負担をかけていない。」と言う。詳しく腕から指を調べてみると、中指の伸筋の周辺に明確な炎症がある。「この中指の炎症は普段やり慣れ…

テアニンについて

聞き慣れない言葉だが、常連さんが教えてくれた。テアニンとは緑茶専用の成分で玉露などから抽出された希少アミノ酸だそうです。効果は脳波のα波を増加させ、自律神経調整、リラックスや睡眠効果があるという事です。薬ではないので鬱病の治療にも応用されていると言う事だそうです。こういうことを調べるといつも思い出すことがある。それは「香道」「アロマテラピー」である。リラックス効果に匂いが大きく関わっていて、メンタ…

消えた右腕のこり

職業的に右腕ばかり使う常連さんが今日は今までで1番良い。仕事が暇になったか、誰か雇ったか、何か工夫したか聞いたら、何も変化はないという。前回の治療が2ヶ月前だから、「ここ2ヶ月で何かやったと思いますが・・・。」「う~ん、手に薬を塗ったぐらいかなぁ。」「何の薬ですか?」「鎮痛薬」「それですね。バッチリ効いています。左手は今までのままですから塗っていませんね。」「塗っていません。」「右腕は今まで通り使…

会長のご接待での苦労

仕事柄、ある業界の会長を治療することがある。その会長からよく、「今月は全国の支店周りなんだけど、一周すると体重が4-5kg増えてまた腰が痛くなる。今のうちに少しでも楽にしておきたい。」という話しが出る。地方に行けば必ず接待される。支店長や関係者が出てきて、飛行場や駅までお迎え、そのまま昼なら軽くそば程度だが、夜になると、「会長のために特別に○○を用意しました。是非味わって下さい。」と言われ、残すわ…

がんは貼って治す時代-抗がんメッシュについて

すこし難しい内容だが、がんは熱に弱いことがわかっている。熱と抗がん剤を同時にする事は今までなかなかできなかったが、「抗がんメッシュ」と言って「温熱」「抗がん剤」を同時に治療できる。今後はこういう素材開発や今まで同時に出来なかったことを研究して治療効果が上がるに違いない。 NIMS 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 生体機能材料ユニットの荏原充宏MANA 研究者らは、癌の温熱療法 (ハイパーサーミ…

未来医療

現代社会、ネットの発達と共に医療も変化しつつある。 当院で一番感じるのはLINE@を入れてから、患者さんの小さな変化を送ってもらうようにしてから、病状が手に取るようにわかる。 今まで減量の方なら、1-2週間に1度何を食べたかの写真を見て良いとか悪いとか言っていたが、LINE@だと食べる瞬間に情報が来る。 鬱病の方なら薬を飲んだ後すぐ何を感じたかが来る。 胃腸炎の方なら何を食べておかしくなったかが、…

胃カメラと美人投票

仕事柄、胃炎の方はよく診る。お腹を触って硬いと、「胃が悪いですね。」と言うと、「先日の胃カメラでは何も言われていません。正常で問題ありませんと言われました。」と言う。確かにそうなのだが、我々が知りたいのは胃を空っぽにして内壁に何もない(がん、ポリープ、潰瘍など)状態は良いのだが、「機能」である。食べ物を入れたときにちゃんと消化してくれるかどうかである。その胃の機能が一番大事である。多少炎症やポリー…

わざと身体に傷を作る

仕事柄経営者の方は多い。仕事は重なるもので、休み返上でこなしている方も多い。そんな時、プライベートでも忙しくなると身体はパニックになってしまう。仕事に宴会、プライベートにイベント、出張では身体が持たない。そんな時にお薦めなのが、「わざと身体に傷を作る」事である。経営者の方は殆どが、肉体労働というより頭脳労働・精神労働・心労なので身体を使っていない。そんな時マラソンでも自転車でもテニスでも何でも良い…

声のでかい奴が仕切る

これは以前、老夫婦の患者さんが、「ゴールドコーストに別荘があるから、遊びに来なさい。飛行機代だけで良いのだから・・・。」とお誘い頂き、お邪魔したときに、地元のホテルのコックさんが来ていた。色々と話をしていたらコックさんが、「今いるホテルは9つの国の人間がいる。言語はバラバラ、そんな環境で仕事をまとめなければならない。どういう人がまとめると思いますか?」という話になり、「それは英語が出来る人でしょう…

イライラしたときは食べない方がいい

今日来た方は仕事のストレスでイライラが治らないという。ストレスで交感神経優位の時は体の末端の脛や腕が硬くなってしまう。それ以外には胃腸機能を止めてしまう。ライオンが獲物を狙うときに空腹が気になってはいたのでは、獲物を逃してしまう。だから緊張しているときは胃腸が働かない。それは食べてはいけないと言うことを意味する。しかし人によっては食べてストレスを解消したい人もいる。そんな時、食べてしまうと途端に胃…

瞬発力と考え方

今日紹介できた方は見るからに筋肉質で、ボディビルでもやっていたのではと思う方だった。瞬発力が抜群で、学生時代何をやっていたのか聞いたら、「少林寺、空手、キックボクシング」と言う。「マラソンは出来なかったでしょう。」と聞いたら、「苦手。」と言う。この瞬発力、元気なのはいいのだが、どうしても「我慢強い」「弱音を吐かない」など、当院の「我慢弱い人間を作る」「病気は仰山にしろ」とは逆の生き方である。瞬発力…

幸せな人生を送る秘訣

「ハーバード成人発達研究」は75年以上にわたり、2つのグループにおける心と体の健康を追跡してきました。対象となったグループは、1939~2014年にボストンで育った貧しい男性456人(グラント研究)と、1939~1944年にハーバード大学を卒業した男性268人(グリュック研究)です。期間がこれだけの長さに及ぶと、調査に取り組む研究者も一世代ではまかないきれません。第二次世界大戦以前から、研究チーム…

薬害と身体のバランス

前回薬害を指摘した方が医者に相談したら、「では3つ減らしてみましょう。」と言われ、減薬した途端、胃が楽になり胃薬を飲み忘れるようになったという。本人は、「こんなにすぐに楽になるのですね。」とビックリしていた。気になって身体を調べたら典型的な胃炎のスタマックラインで左脚が硬い。左の背中を診たら甘い物取りすぎもあり、両方で左腰から脚にかけて負担がかかっている。これではバランスが悪いので、「脚がフラフラ…

常連さんの治療のかかり方

常連さんの治療のかかり方には少し特徴がある。今日来た方もすこし仕事で方向転換をしたものだから身体が辛くなり、前回の治療が全く効かなかった。「少し連続でやってみたらどうですか?」と言ったら、「では明後日お願いします。」ということになり、今日治療したら見事にほぐれてしまった。たった2日3日のことなのだが、前回の治療が料理で言えば下ごしらえで、今回が仕上げみたいな感じである。常連さんだから「では明後日」…

筋肉の質と関節

今日紹介できた腰痛の方は、瞬発力があり抜群に筋肉の質が良い。おそらく100人中、1-2番である。ただし、筋肉の強さと比べて関節が弱い。こういう場合何が起こるかというと、思いっきり筋肉を使うと関節を壊す。学生時代何をやっていたが聞いたら、「サッカーと剣道」と言う。剣道では関節は痛めないだろうから、サッカーでは痛めたのではないかと聞いたら、「右半月板と両足首の靱帯をやってしまった。」と言う。やはりと思…

酢酸菌酵素で酒に酔わない?

常連さんが、「昨日は飲んだ。きっと胃腸が駄目になっている。」と言う。身体を診たら何ともない、それどころかいつもよりいい。「余程体調が良かったか、楽しいお酒だったんでしょうね。」と言ったら、「そんなはずはない、酩酊するぐらい飲んだのだから。」と言う。「身体に反応が出ていないのだから、胃腸に負担のかからなかったお酒か、分解したか、発汗したか、代謝が良かったか、何か飲んだか、突然変異か・・・。」「あ、サ…

お年寄りの薬害と胃炎

よくご婦人でいくつかの薬を出されて、調子が悪いものだから医者に言うとさらに薬が増え、薬害で胃を壊している方が来る。高血圧、高脂血症、骨粗鬆症に痛風、のどは弱いし、血管も柔らかくしなければならない。高血圧の薬もAという薬が効かなくなってBに替えずに、「Aが効いたいて事もあったので、追加で飲むように。」と薬が増えてしまう。これはよく鬱病患者でも起こる。同じ事を高脂血症、喉の薬とやれば簡単に10種類以上…

鼻マスク、空気清浄機、ダイソン

変なタイトルだが、これは常連さんが鼻周辺の皮膚炎を治したコツである。2ヶ月程、鼻周辺の皮膚炎の治療がうまくいかず困っていたが、ひょんな事から鼻マスクの話をして試してもらった。鼻マスクはあまり聞いたことがないかもしれないがか、花粉症の方がよくマスクをしているが、花粉は口の中では悪さをしない。出る症状は鼻水である。だから鼻から入る空気だけをフィルターにかけてあげれば良い。鼻マスクを使った結果、すぐに皮…

がんを取るかどうかという判断

知り合いの先生から、「甲状腺がんの方がどうしても手術をしたくないというので診て欲しい。」と言われて拝見した。 がんのサイズは15mm、20-30mm以上になれば摘出だろうが、なんとも微妙なサイズである。 専門病院の先生は、「ここ数年サイズが変わらず、周りが石灰化しているからこのまま様子見でもいいです。」と言っているという。 「他にもかかっているか?」と聞いたら、「時期をずらし○○大学病院でも診ても…

眩暈(めまい)と運動

常連さんに眩暈(めまい)が起こり、耳鼻科受診の帰り際に、「運動をしたら」と先生に言われたという。こちらに来て、「運動をしろと言われたのですが、どんな運動をしたらいいのでしようか?」と聞く。耳鼻科の先生の真意はわからないが想像するに、「おそらく色々な論文を読まれたり、学会で勉強されていた中で、『運動で眩暈(めまい)が軽減』と学ばれたのだと思います。うちの患者さんを診ていても眩暈(めまい)は細身の方に…