未来医療と生き残り

常連さんが、「未来の医療はどんな形になるのでしょうか?」と聞いてきたので、「1つ考えられるのは病院へはおそらく難病と急患しか行かなくなります。自宅が病院になるということが考えられます。例えばApple Watchのようなものが脈、血圧、血糖値、酸素飽和度等を常に監視しそのデータを病院に転送します。寝室のベッドでは心電図や発汗状態、体温測定が常に行われ、朝起きればトイレで尿検、便の潜血反応や腸内細菌…

小利口と誤診

この仕事を長年丁稚奉公から続けていると、色々と人生の先輩から学ぶことは多い。「先生の鍼は最高や。こんな治療受けたことない。素晴らしい!!」と言われてこちらがいい気になっていると、「でもまだ痛い。治ってないかもしれない。」と言われる。結局、治っていない事をストレートには言わず、先生を褒めて持ち上げといて、又治療してもらう。実に乗せ方が上手い。患者によっては痛いのに痛くないと言ったり、その逆もよくある…

快感以外は全てストレス

患者さんとストレスの話をしていると、時々ずれを感じます。「今日の身体はちょっとストレスありますね。」と言うと、「最近はそんなに辛いことはありません。腰痛が慢性なだけです。」こういう会話になってしまう。我々から見たら、「快感以外は全てストレス」と言いたくなってしまう。朝起きてから夜寝るまでに身体のことが全く思い浮かばない。仕事は別として、これがストレスがない状態です。少しでも嫌だなぁと思っただけでも…

先生は何を治療しているのですか?

常連さんが運動で腰を痛め、1時間ぐらいの治療で楽なった。しかし本人から、「この腰の痛みは炎症ですよね?1時間の治療で炎症は治まりませんよね。どうして楽になるのですか?」と聞いてきた。これは実にごもっとも話である。そして、「筋肉の硬いところを治せば関節や神経、血流も良くなると思っていましたが、実際やってみるとそうはなりません。筋肉だけの治療では限界があるのです。そこで目をつけたのは神経の興奮です。長…

喘息総まとめ

このブログではあまり喘息に関して一般的なことや専門的なことは書かず、意外と知られていない「喘息と全身の関係」という視点で過去のブログから少しまとめてみたいと思います。 「不眠症」「寝違い」「喉の痛み(喘息)」の反応点は同じ場所-これは喘息患者は首と肩の間によく反応(筋肉が硬くなる)が出るのですが、この場所は不眠や寝違いでも硬くなる場所です。ですから喘息を長引かしてしまうと、不眠や寝違いを誘発してし…

ツボがいつも5ミリずれる先生

これは以前常連さんから聞いた話ですが、その方はよその治療院に行って治療を受けたときに、担当の先生が見事に全てのツボが5ミリずれると言う。この話を聞いてツボがずれているので下手な先生なのかなぁと思ったのですが、本当に下手な先生というのはツボに当たったり外れたりするわけです。時々ツボに入って効く感じです。全てのツボがずれるというのは、とてもすごい能力で私などには出来るものではありません。ではどうしてこ…

奥歯と痔とカレー

今日来た常連さんは奥歯を抜いた後、鎮痛剤を飲むほどではないが何となく顔が辛いという。色々と話を聞いていたら、この間まで咳が治らず、何となく痔があると感じながらも医者には行っていなかったという。しかし不安になり医者に行ったら、「切れ痔と軽いイボ痔」と言われ、坐薬で終わったと言う。そんな話を聞きながら、「そんな時にまさか辛いものは食べていないよね」と言ったら、「カレーは食べましたけど・・・」と言う。我…

何処を診ているのか

脊柱管狭窄症を患ってからは、麻酔科や理学療法士の先生にお世話になることが多く、あまりに自分がその分野に関して無知なので、少し気合いを入れて勉強している。新型コロナウィルスのお陰というと怒られそうだが、ウェビナー(Zoomでのセミナー)は手軽に受講でき、費用も安いので助かっている。ここ数年間、多い時は月に30本ほど聞いている。最近は整形外科以外の分野にも手を出し、興味深く聞いている。そういう学びの中…

鬱病総まとめ

当院は鍼灸院なのに鬱病患者が多いです。一つの理由はBi-Digital O-Ring Testで頭や全身状態を診れるからです。 次に頭への血流改善のために「マウスピース」「鼻炎」に対応してくれる医者と提携している事も大きいと思います。 よく患者から、「鬱病の場合、鍼はどこに打つのですか?頭、首?」とか聞かれますが鍼で治療している患者は少数派です。 当院のブログを読んでくる方は多いですが、試しにうち…

先生に何と言ったらいいか分からない

患者さんから、「○○の場合、医者に何と言えばいいか分からない。失礼があってはいけないし、いい治療は受けたいし・・・」という声はとてもよく聞きます。 では下記の場合、皆さんはどう医者に伝えますか? 抗がん剤をもう打ちたくない場合 痛み止めが全然効いていない場合 担当の先生を変えてほしい場合 今まで長い間お世話になっている病院なので、縁は切れないがこの病気だけには関わってほしくない場合 先生が新薬を積…

肩こり総まとめ

ここまで色々と総まとめを書くと最後はやはり肩こりでしょう。  腕が原因-腕は自覚症状が出ないので、こりが酷くなると全て同じ側の肩か首に症状が出ます。腕がこる原因は「使い過ぎ」か「ストレス」です。 首が原因-首は重い頭を支えていますので、筋肉疲労や左右差などで、バランスを崩すと肩がこりやすくなります。肩に行く神経は首から出ています。 姿勢-最近はパソコンやスマホの見過ぎで、若い方でも猫背の方が増えた…

乳がんリンパ節郭清と手の浮腫

乳がんを手術で取る場合、がんがリンパを通って全身に回るために、脇の下のリンパ節まで取ることをリンパ節郭清(かくせい)と言います。リンパ節を取ってしまうと手が浮腫み、患者さんは日常生活に不自由を感じます。我々は浮腫をよくするために心臓に向かってマッサージをしたり肩甲骨を緩めたりしますが、中々良くならない患者さんは多く、利尿剤や漢方薬の効果も十分とは言いにくいです。リンパ節を取ってしまったのだから、腕…

背中の痛み総まとめ

背中の痛みはどう考えたらいいのでしようか。少しまとめて見ました。  骨に問題(外傷や年齢的な背骨の変形)があればレントゲンで圧迫骨折や変形などはすぐにわかります。 骨以外の問題となると、靱帯、筋肉・血管・神経を疑うが、靱帯や筋肉・神経となるとMRI、超音波診断などが必要になり、血管の問題となると造影剤を入れなければなりません。 姿勢からくるものであれば、前後左右、骨盤の前後屈を診れば、正しい形に指…

正月と舞台

仕事柄、踊りをやっている方が何人か来ている。毎年年末には、「12月31日に年越し蕎麦を食べたら、三が日断食をして1月4日から6日までいつもの半分にして、7日には七草がゆを食べ、8日からいつも通りにしたら。」と言っているが、誰も守らない。中には田舎に帰り、「久しぶりに帰ってきたのだから、沢山食べなさい。」と言われ、たらふく食べる方もいるだろう。しかしこの正月の過食によって何が起こるかというと、「太腿…

残骸処理

いつも首の痛みで通っている方が、新年ゆっくりしたにもかかわらず首が辛いという。詳しく調べてみたら、ストレスやパソコンのやり過ぎがなく腕がこっていない。首の筋肉もいつもよりかなり柔らかい。しかし本人は辛いという。これは実はよくある現象で私はこれを勝手に、「残骸処理」と言っている。どういうことかというと、普段仕事がきつく身体の調子が悪い時は、治療してもこりなど全部は取れない。半分程取れればいい方である…

頭痛総まとめ

頭痛についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 まず頭と首のCT・MRI(場合によっては造影剤で血管撮影)で腫瘍や血管の問題の有無を確認します。そこで問題が見つかれば専門医が対応してくれます。 鼻炎を調べます。出来ればEAT(Bスポット療法)の専門医に内視鏡を使って調べてもらいます。当然、上咽頭炎もチェックです。 噛み合わせの専門の先生に診て頂き、マウスピースや顎関節の治療を行います…

生き残れる薬

常連さんから、「生き残れる薬はどういうものですか?」と聞かれたので、「以前Bi-Digital O-Ring Testを使って調べたら、他の薬をキャンセルしないものと判った。」と伝えました。例えば咳が出ると龍角散を使いますね。胃が痛ければ太田胃散を使う場面もあります。咳と胃痛だけなら現代医学にもっと薬効の高いものはいくらでもあります。しかし一つの薬効を高めようとして他の薬効をキャンセルしてしまうと…

全く逆の治療

年配の常連さんが、「少し喉の調子が悪かったので、うがいを何度もやったら全然良くならず、仕方がないので内科の先生に行ったら、そんなにうがいをやり過ぎたら悪くなると言われ、発熱したら解熱剤を飲みなさいで終わってしまった。」と言う。以前からトローチはなめすぎると喉は悪化すると書いているが、若い方ならまだしも年配の方がうがいをやり過ぎては良いことばかりではない。そんな時はすぐに耳鼻科に行って喉を治療して頂…

首総まとめ

首についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 腕のこり 寝違いの反応点 首のゆがみ-噛み合わせ 鼻炎 頭の荷重 首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張 まず「腕のこり」ですが、この部分はかなり硬くなっても自覚症状が出ません。腕は「使い過ぎ」か「ストレス」しか硬くなりませんから、パソコンやスマホ、力仕事などで必ず硬くなります。また身体にストレスがかかると心臓が血管を締め、心臓から遠いところに…