見せかけの健康

常連さんの全身状態を測ったら最近の中で1番いい。今まで胃の治療や乳酸菌、温灸などを指導してきたが、本人は何処も異常が出ないので、「温灸をやめてもいいか?」と聞いてきた。我々からするとこの良い状態というのは、「見せかけの健康」であって、身体が芯から治ったわけではない。今までは色々な問題点に対応しつつ、たまたま良かっただけである。土台がしっかりしているわけではない。だから温灸1つ取っても少し減らすのは…

暖かいブーツと鼠径の痛み

常連さんが珍しく右の鼠径がかなり痛むという。いつもは左の鼠径を治療していたのに、何があったのか聞いたら、「少し高いヒールは1日しか履いていないし、思い当たる節がない。」と言う。太腿を治療したら、筋肉の硬さが2週間程経っている感じがしたので、「1日だけ負担をかけたのではなく、2週間普段と違うことをやったでしょう?」と聞いたら、「あ、少しブーツが重いと感じた。最近寒かったので一番暖かいブーツを履いてい…

腰を鍛えようとした事が全て裏目

腰椎椎間板ヘルニアで通っていた方が、今度ジムに通いたいので診てくれという。脚を診たら太腿が硬い。これは階段を駆け上がったか、自転車をこいだか、サッカーなどをやった事を意味する。そして脛も硬い。今まで硬くなっていなかったから、これはダッシュしたことを意味する。筋肉の硬さから3週間ほど経っているので、「去年のクリスマスぐらいから、毎日かかさず何か太腿に負担をかける事を気合いを入れてやりましたね。そして…

治りかけにかかった医者が名医

風邪を引いたときなどはまずは近場の医者に診てもらう。症状が悪化すれば大学病院。それでも治らないと少し遠くてもお世話になっている先生に診てもらう方は多いと思う。風邪などのウィルス感染症には勢いがあって、風邪の引き始めからある程度の期間は、上り調子に症状は悪化する。悪化するので大学病院で診てもらうのだろうが、それでも良くなっていないときには、既にある程度時間が経過している。ウィルスも減退期に入り、いわ…

自分で出来る努力が大事

時々患者さんで、「真面目に通いますから、ちゃんと治してください。」と言う方がいる。 身体を診ると慢性的な食べ過ぎや過酷な労働をしている方に多い。 そういう状況は我々から見ると、「毒と胃薬を同時に飲んでいる」ようなものである。 身体を診ながら、「毒をやめたら胃薬いらないのでは・・・。」と思ってしまう。 本人は身体に対して負担をかけていることが、毒とは気がついていない。 生活の中で当たり前になっている…

ぎっくり腰治療失敗談

新しい年になりあまり家の中にいるばかりでは善くないと思い、伊豆までドライブをして大室山に登った。標高580mで山頂までリフトがあり、軽いハイキングコースである。少し寒かったが帰りに渋滞に遭い、運転をしながら軽く腰に痛みを覚えた。自宅に戻り軽いぎっくり腰なのでこういうチャンスは中々ないと思い、今までやろうと思っていても中々出来なかった実験をいくつかやってみた。前回は「ぎっくり腰は炎症だから風呂は禁止…

正しい治療をしても効かない訳

我々が基本的に行っている治療は物理療法である。そこで1番大事なのは「刺激の種類」と「量」である。「何処にどんな刺激をどれだけ与えるか」で決まる。治療がうまくいかないときは、治療ポイントを変えるか刺激の種類を変えるか、量-刺激量を変えるかしかない。そこが我々の腕の見せ所であるが、これが難しい。よく経験するのは「正しい治療を行っているが効かない。」である。これは「種類」は正しいが、「量」が足らない。火…

怪我をして良かった

昨年末にスタッフが階段から落ちて怪我をした。 幸い骨折はしていなかったので、良かったが患者さんには迷惑をかけてしまった。 私自身、今まで数回怪我や病気で休んだことがあったが、その都度学びがあった。 開業して数年経ったときに、夜酒を飲んでいて酔っ払って足を滑らせたら、たまたまそこに猫餌の缶があり膝を少し切った。 傷口を見たらバンドエイドで塞がるレベルではなかったので、医者で縫ってもらいそのあと自分で…

手術後のリハと重炭酸入浴剤

最近、ヘルニアやがんなど術後の方が多い。今までは大抵手術後、2週間は安静でそこからリハが始まるのだが、最近は術式の改善、内視鏡を使っての手術など身体に対し低侵襲(身体に負担が少ない)で出来るようになり、入院期間も今までより格段に短くなっている。当院の常連さんだと普段からメンテをしているので、少しの入院生活でも腰が痛いとか、背中が辛いとか訴えてくる。その辛さも手術後となると普段とは違うので、「本当に…

ぎっくり腰を最短で治す方法

今日久しぶりに来た常連さんは、毎年恒例のぎっくり腰をやってしまったという。いつもと同じ治療をしようと思ったら、痛みの場所が違う。腸が動かないことが原因の腰痛である。今までは重い物を持ったり、立ちっぱなしでぎっくり腰になったが今回は違う。急いでお腹の治療に切り替えたが時間がない。このままだと痛みが取れないので、「あとでもう1回来て下さい。」と伝え、同じ日に2回治療をすることにした。今までも酷い方の場…

仕事の本質

大分前だが『アポロ13』という映画を見たときに、「こんなに色々な場面を想定していたのか。」と感動した記憶がある。 宇宙飛行士の訓練も殆どが事故やトラブルのシミュレーションばかりだと聞く。 以前、「仕事が辛くなるとき」でも書いたが、「不測の事態を想定して準備をしておく」ことが仕事の本質ではないだろうか。 数ヶ月前に当院のホームページの管理をお願いしている方に、「ホームページの更新が来ていたので、更新…

人の悪口

大分前、恩師に、「他人に関しては良いことのみを言い、自分に関しては駄目なところだけ言いなさい。」と指導を頂いた。やすきよ漫才のマネージャーで木村正雄さんも、「東京の笑いは『お前バカだなぁ。』と言うが、大阪は違う。『お前、アホやなぁ。わしはもっとアホや。』と言う。大阪の笑いの方が上。」と言っていた。何年か前に本田宗一郎先生が、新しい社長の就任挨拶で、「ここまで会社が大きくなるとは夢にも思わなかった。…

15年ぶりに出たゴルフマニアの腰痛

以前、ゴルフに関しては負担のかかるところは皆同じと書いた。今日来た常連さんは長い間ゴルフを続けていたが、明確なゴルフ疲れが出ていなかった。しかし今日の身体は明確にゴルフ疲れである。何が変わったのか聞いたら、「今までは週に1回打ちっぱなし、レッスンが1回、コースが1回だったが、新型コロナウィルスの影響で打ちっぱなしを2回にした。」という。今まで何年やってもゴルフの影響は少ないと考えていたが、おそらく…

胃腸で食べる

タイトルが当たり前のような感じだが、言いたいことは、「目で見て食べたいと思う物を食べない。」ということを言いたい。美味しそうに見えて食べたらお腹を壊した経験は誰もあると思うが、それは「目と脳」で食べている。食べたいと思ったから食べているわけである。食べて体調を壊せば、「こんな事になるとは思わなかった。」と言うだろう。ではどうやって胃腸で食べるかであるが、実はこれは前もって予測できないところにジレン…

仕事が辛くなるとき

今まで何度かシステムエンジニアの話をしてきた。突然起こるシステムの故障に心が持たなくなり、体を壊す。何人かは転職させたが、システムエンジニアを続けている方も当然いる。何が違うのか考えてみたら、「取り組み方」ではないかと気がついた。体を壊してしまった方達は、「こんな事が起こるとは思わなかった。」と言うし、壊していない方達は、「これは起こると思っていた。」と言う。この違いは大きい。何か問題が起こると思…

本丸以外の症状が出たら喜べ

酷い首肩の症状で通っている方が、ようやく辛さが半分になったら、「今日は腰が辛い。」と言う。仕事柄思わず喜んでしまったら、怪訝な顔をしていた。これはよくある事で、本丸が楽になったから他の症状を感じるようになったので、本来は喜ぶべき事である。しかし患者にしてみると、「人が、腰が痛いと言っているのに、喜んでいる。」と不信感をかったのであろう。治療で一番いいのは自然治癒である。辛かったけど自然に治ったとい…

自宅こそ中敷きが必要

足のバランスが悪い方はよく腰痛を起こすが、中敷きで改善するケースは多い。以前から、「アルカ」「フィートイン」を紹介しているが、殆ど方は外履き用の中敷きしか作らない。しかし自宅で長い時間を過ごす方は自宅でこそ中敷きを使って頂きたい。考え方としては本来足のバランスが悪いわけだから、「立ったら中敷き」と思って頂きたい。通勤時だけ歩くがあとは会社で座り続ける方などは効果は薄い。自宅が和式で畳だと中敷き入り…

胃カメラ体験記

今までは区民検診で時々胃のバリウム検査をやっていたが、最近はバリウムを飲んだあとで宇宙遊泳させられたり、発泡剤を飲んだ後にゲップを我慢してくださいと言われ、「はい。」と返事をした途端ゲップをしてしまい、それを2回やったらレントゲン技師に凄い嫌な顔をされたりで、これからは胃カメラに変えようと思った。 近医で上手な先生に電話をしたら、「新型コロナウィルスの影響で今はダメ。あとにして。」と言われ、そのま…

政治家と起業家は胃腸が生命線

昔代議士の先生を治療していたときに、「最近やけに身体の反応が悪い。治療してもまったく身体が反応しない。このままでは政治家を続けられないのではないだろうか?」と感じ、次の選挙を見ていたら立候補すらしなかった。身体が持たなかったのであろう。ではこの身体だが何が大事かというと、「胃腸機能」である。年を取っても健啖家はいるが胃弱の健啖家などは聞いたことがない。常連さんが数社、社外取締役になった途端、外食続…