70代体重減少と気力低下

常連さんが久しぶりに来て左坐骨神経痛が辛いという。今まであまり坐骨神経痛を訴えたことがなかっただけに気になり、「少し痩せましたね。コロナの影響であまり動かないですか?」と聞くと、「お出かけはないし、買い物も楽をしている。植木も減らしたし、食欲もそんなにない。なんか足が細くなったみたいで・・・。」と言う。調べてみると大腿四頭筋(ふとももの前面)が3割程筋力低下を起こしている。ある程度の年齢になって筋…

伝わらない「様子をみましょう」の真意

常連さんが首を痛め、地元で有名な先生に診て頂いた。「首の状態が良くありません。ひどくなれば手術ですが、少し3ヶ月様子をみましょう」と言われ、患者は「様子をみましょうなら、大したことはなさそうだ」と思って何もしなかった。しかし段々悪化して不安になり、当院にちょっとどう思うか意見を聞きたいということでおみえになった。話を聞きながら、「その状態なら何もしないで治るということはありません。おそらくすぐに手…

アキレス腱手術後のリハについて

常連さんがアキレス腱を切り、手術を受けた。最近は病院であまりリハビリをしないので、手術が終わればそのまま出されてしまう。そのまま治れば良いが中には、違和感を訴え続ける方もいる。今日来た方は、「何となく踏ん張れないし、足は浮腫し、趾の感覚がおかしい。1時間以上歩けない。」と言う。詳しく診てみると、手術した足関節をほんの少し動かしただけなのに患部が熱を持つ。これは異常である。趾の感覚も5本中、4本が反…

先生は人間ドックは受けているのですか?

常連さんから、「先生は人間ドックは受けているのですか?」と聞かれ、「ええ、区民検診で一番安いのを」と答えた。どうも患者の目には、医療従事者は徹底的に身体を調べているというイメージがあるらしい。私の知り合いの医者でもちゃんと人間ドックを受けている先生は少ない。そうすると、「そんな事で良いのですか?」と言われる。では何故そうなるかというと、例えば胃が悪いとして、普通の患者は医者に行って少し楽になってし…

少食だけで改善した鬱病

紹介できた方の全身を調べると、鬱病といってもいいぐらい免疫の状態が良くなく頭の働きが悪い。いつもの通り、「EAT(Bスポット療法)」と「マウスピース」を指導して、マウスピースが出来たので1ヶ月ぶりに来た。又同じように全身を調べると、嘘のように免役は改善しているし、胃腸機能は良くなっている。こちらにしたら、EAT(Bスポット療法)とマウスピースだけでも大変なのに、乳酸菌の指導はあとでいいと思っていた…

病気を教わりに行く気持ちで

右肩の治療で通っていた常連さんが、今度は左腕が辛いという。これはよくある事で、本当は両肩と腕に負担がかかっているのだが、1番辛い所が楽になると次に痛いところを感じるようになる。左腕を治療しながら、「少し前に赤いブツブツが出来たけど今は消えている」と言ったのでびっくりして、「ヘルペスウィルスかも?」とそれに関わる病気の説明をした。患者にしてみるとブツブツが残っていれば皮膚科に行くだろうが消えたので、…

体にしみこむ言葉

常連さんが少し肉体的にきつい仕事をしていて、毎回腰痛と首の痛みを訴えている。この方の腰の構造が少し階段変形といって、一気に踏ん張ることを得意としていない。緩やかに使う分にはいいが、ぐっと踏ん張ってしまうと途端に痛くなる構造である。そのまま続ければ首まで痛くなってしまう。そんな話は何度もしているのだが、中々こちらが伝えている言葉が患者にしみこまない。40年もこの仕事をしていると、「どうせ言っても聞い…

どこか一か所を犠牲にして

毎週来ている常連さんが激務で、前回などは頭に相当鍼を打った。このまま悪化すれば鬱病になってしまう。しかし今週はかなりいいと見えて、治療しながら鍼を打とうという気持ちにならない。しかし脛だけはだめで、他がよくなった割にはここだけ改善していない。これはよくある話で悪い環境下でよくなりつつあっても、全部良くなって治るわけではない。「どこか一か所を犠牲」にしながら治るのである。火傷なども皮膚の表を犠牲にし…

見る、観る、診る、看る

この4つは全て、「みる」と読みます。しかし意味が全く違います。 まず「見る」ですが、これは眼で確認する事を言います。特別見ているときに意識はしません。ただ見ています。 しかし「観る」になると、観察という意味ですから、注意深く意識してみています。見るとは違います。 次に「診る」ですが、これは診察の意味ですから、病気を調べるわけです。 次に「看る」ですが、これは介護などに使う言葉で、世話をするという意…

喧嘩したら食べるな

常連さんがいつもよりきつい腰痛を訴えている。調べてみると腸が全く動いていない。そんなによくあることではないので話を聞いたら、ご主人と喧嘩をしたり、それ以外にも色々と大変なことがあったという。こんな時は交感神経優位になっているので、胃腸が動かない。だから食べてはいけないのだが、この方は逆で相当食べてなんとか気を紛らわそうとしたという。よく女性がストレス解消でやるパターンである。しかし身体が受け付けな…

顎関節と耳鳴り

今日久しぶりに来た方は、顎関節がかなり悪い。自宅近くの歯医者に通っているが、どうも良くなっている感じがしない。我々はよく、噛み合わせに問題があるとBi-Digital O-Ring Test専門の歯医者に送るが、その先生は患者を診てそこから又日本でも指折りの専門家に送ってくれる。そういう連携が出来ているので安心して、その歯医者に送れば何とかなると思っている。しかし患者はどの医者に行ったらいいかが分…

コロナ生活で身体のここがやられる

もう1年以上、自粛やテレワーク、外出控えをしていると身体も変化してくる。身体の変化で1番多いのが、「コロナ太り」「寝違い」「ハムストリング」「首のゆがみ」である。自宅での時間が増えると少し料理にこだわる方が増え、食べることが最大の楽しみとなり、お酒も増える。そんな生活を続ければ当然、「太る」。ソファーにいる時間を長い。好きなビデオを何時間も見ている。当然、「寝違い」は起こる。次に身体は胃腸に負担が…

医学と医療

昔脳出血の患者が、「複視(物が二重に見える)が治らない。」と言い続けていた。担当医はおそらく、脳の損傷のレベルから見て治癒の見込みなしと考えていただろうが、初老のリハビリの先生が患者の話をよく聞いていて、相談相手になっていた。患者は事ある毎にリハの先生に、「複視が治らない。」と言い続け、リハの先生も、「そうか。中々複視はね・・・。難しいんだよ。」と言うだけで、こういう事をやったらよくなるという話な…

包帯の効能

常連さんが膝が治らないという。あまりに長引くので前回、サポーターを試してもらったら調子が良いという。仕事柄少し体を使うので、「前回の黒い膝サポーター、まさか黒いズボンに目立たないようにつけてはいないでしょうね。」と言ったら、「はいそうしています。」と言う。我々から見たらこれは逆で、白いズボンに黒いサポーターなら目立って、初めのうちは、「膝どうしたの?」と言われるが3日もすると誰も気にしなくなる。電…

低体温について

常連さんが、「今日行ったところはとても冷房が効いていて、冷えて体調を壊した。」と言う。この方は以前から低体温とは聞いていたが、あまりに冷えていたので、少し低体温に関しての話をした。漢方では「大椎 だいつい」というツボが首の後ろにあり、風邪などで寒気がして鼻水の止まらない時にここにお灸をするとすぐに止まる。身体が温まるツボとして有名である。自分でお灸が出来なければ直貼りカイロなどを貼るといい。「直貼…

悪に遠ざかる

常連さんが、「ここに初めて来た時は腰が酷くてどうにもならなかったが、最近は週に2回ゴルフをやっても辛くない。」と言う。定期的なメンテが功を奏している。我々が常連さんを診ていて感じるのは、「定期的なメンテは悪から遠ざける効果がある」ということだ。例えば自宅の近くにお寺があり、お坊さんと仲良くなった場合、「今度、寺で座禅をやるから来なさい。」とか、「両親を大切にしなさい。」とか、「お天道様が見ている。…

首の横が硬くなる理由

首の横の筋肉を胸鎖乳突筋と言います。この筋肉が硬くなる理由は下記の3つです。 不眠 ストレス(脳神経の中の一つ副神経が入り込んでいるため) 周辺の環境(耳が悪く、喉が痛い、姿勢など) 「不眠」も「ストレス」もどちらも脳の関係です。脳神経は殆ど頭や顔を支配しているのですが、一部首や肩などにも神経の枝を伸ばしています。「不眠」も「ストレス」などで脳神経が興奮すると、支配下の筋肉が硬くなります。これは臨…

変形性股関節症と言われて

最近は変形性股関節症の方が多い。レントゲンやMRIを撮り、「あなたの足は変形性股関節症です。今は痛み止めの注射をして少し様子を診ますがやがては人工関節です。」と言われている方は多い。レントゲンを診て相当酷い骨の変形なら人工関節以外の選択肢がないので、時期を見て手術をすれば良いが、50-60代で少し無理をした時だけ痛みがあり、安静にすれば治る場合など、人工関節と言われてもピンとこない。最近はよく痛み…

瘢痕と火傷

瘢痕(はんこん)とは簡単に言えば、「傷あと」です。例えば肩の骨を折って金属のプレートを入れなければならない場合に、切ったところが皮膚の弱いですと瘢痕、ケロイドになったりすることがある。肩関節のリハビリの時はその瘢痕に触らないように気をつけるのだが、関節の状態が良くなると今度はその瘢痕が原因で可動域に制限がかってしまう。そうなると今度はその瘢痕を少しいじるわけです。もちろん皮膚の状態が落ちついてから…

清潔と清潔感

これは昔テレビを見ていたら、ある刑事が、「犯罪者の女性から事情を聞く場合、清潔感のない刑事が聞いても口を割ってくれない。いくらその刑事がお風呂に入ったあとでも、女性が感じるのは『清潔感』で実際の清潔とは違う。その女性心理がわかってから、相当清潔感に気を使うようになった。」と言っていた。これには思い当たる節がある。我々男性から見ればお風呂に入っていれば清潔、入っていなければ清潔でない。女性はたとえお…