五十肩の敵を取る

五十肩の方が何でこんなに辛い思いをしなくてはならないかと、時々こぼす。我々から見ると、この五十肩をきっかけにして身体のことを学び、将来にわたり健康オタクになり元気に暮らせればいいと思うが、どうしても治療中は辛い治療にしか目がいかない。五十肩で30分治療中、我々は色々な話をする。(当院の当たり前)門前の小僧である。そして通えば通うほど、自分は元気になったとは思わないが、回りの方が具合が悪くなるのを見…

肩の痛み止めを飲んで肩が悪くなった話

最近、五十肩が多い。私も経験したが痛みが強いので、夜間に鎮痛剤を飲みたい気持ちは分かる。ある方が鎮痛剤を飲むと何となく足に力が入らなくなり、結局肩に力を入れなくてはならなくなり、あまり楽になっていないという。話を聞くとどうも鎮痛剤を飲んだあとは便秘になるという。この方は普段は快便なので便秘によって腹筋力低下でと腰に負担がかかり、足が踏ん張れなくなるのであろ。五十肩の時は知らぬ間に足に力が入っている…

昔の生活

最近はテレビで健康ブームなのか特番が多い。 ある番組で「ご飯に麦を入れるといい。」とやっていたので、早速押し麦を買って炊いてもらった。 子供の頃は麦入りご飯が当たり前で、「うちは麦を1割しか入れていない。」と言っていてもよく見ると3割ぐらい入っていたものだ。 白米も一番大事な胚芽などを取ってしまっているから、栄養的にも完全食ではない。 麦を入れるとミネラルや繊維などがあってとても良いという。 そし…

当院の当たり前

当院のホームページを見て、膝痛で通っている方がいる。色々な話をしていく中でしゃべる内容に一つ一つ驚くので、どんな話をしているのかまとめてみたい。 女性の免疫-ブラジャーのワイヤー、寝室のテレビ、黒い下着 減量の話-白米・醤油・ソースの話 砂糖は麻薬 人工甘味料が免疫を落とす話 膝治療のコツ-熱を取ったり、膝を治療利用しない話 腐らないご遺体 電磁波について 牛乳を飲まない話 中年になって太る理由 …

腐らないご遺体

先日ある医者からすごい話を聞いた。仕事柄どうしても葬儀屋さんとかかわることが多く、最近葬儀屋さんがこぼすにご遺体の処理が楽だという。どうしてかと聞くと、皆さんがたっぷりコンビニなどで保存料を飲んだり食べているおかげで、全くご遺体が腐らないという。その葬儀屋さんの親の時代は夏などドライアイスを使ってとても大変だったが、今は夏でも大丈夫だという。一体どれだけの保存料が入っているかわからないという。おそ…

医療費問題を考える

あまり大きな話をするつもりはないが、これだけ医療費がかかり続けると少し色々と言いたくなる。まず私が取り組んでいる、Bi-Digital O-Ring Test、EAT(Bスポット療法)、筋膜リリース(ファシアリリース)とどれを取っても殆どお金がかからないわりに効果が高い。まずBi-Digital O-Ring Testであるが、多少の技術の熟練は必要であるが、眼に見えない病気の根源やがんの初期、薬…

医者が足底板を中々薦めない理由

酷い足首の捻挫の患者さんが来ていて何をやっても治らないので専門病院に送ったら、手術ということになり無事終わった。その後リハビリで診ているが、腰に負担をかける仕事なので中々良い状態を保てない。こういう場合はすぐに足底板を作るのだが、手術を担当した先生が中々対応してくれないという。これはよくあることで、これは立場の違いによって起こる。我々リハビリをやっている人間は、「足底板を使ってすぐに痛みを取りたい…

腰痛患者が鎮痛剤で腰が悪化

これはよくある事だが、腰痛患者さんが痛み止めを飲むと腰痛が悪化する。理由は簡単で、痛み止めは胃壁に悪い。痛み止めを飲み続けて食事も取れなくなってしまう方は多い。胃粘膜保護剤でも医者が出してくれれば良いが、言わないと出してくれない先生もいる。何とか腰を楽にしようと真面目に痛み止めを飲めば飲むほど、胃炎から腹筋力低下→腰への負担→腰痛悪化となる。ではこんな時どうしたら良いのだろうか。お薦めは坐薬である…

自分で出来る太腿治療棒

太腿の前面は我々から見ると情報の宝庫である。膝の状態や左側なら胃経なのでお腹の調子、体脂肪から骨格に対する皮下脂肪の割合など、色々な情報源である。しかしこの太腿の治療はあまり一般的ではないようで、ここを揉んでもらったことがないという方が多い。腕もそうであるがどうしても辛い症状が肩や首腰なので、患部のみを治療してしまう気持ちは分かる。この太腿中々自分で治療できないので困っていたら、よく来る外人さんが…

馬油に関して

以前から少し顔の赤みがあり、アトピー性皮膚炎の方が久しぶりに来て顔が白くスッキリしていた。何をやったのか聞いたら、「横浜に馬油専門店があって、最近毎日使っている。」という。 横濱馬油商店 http://yokohama-bayu.com/ 以前から馬油には興味があり、ある年配の方など、腹痛から関節炎、頭痛まで治るという。何処で買ったのか聞いたら、「お祭りの出店でおじさんが時々売っている。いつ買える…

セコンドライフを倍楽しむ方法

60代で仕事を引退してセコンドライフを考えている方は多い。年配の方からよく聞く話は、「60代は皆元気。その後70代まで元気な方は基礎体力がある方。60代だけだと10年だが、70代まで入れると20年遊べる。この違いは大きい。」体力に自身のある方ならいいが、そうではない方は遊び方にコツがある。何事もダラダラやることである。社長だと何事もピシッとしないと気が済まない方が多いが、今日から生活を一辺するみた…

乳房再建術とごね得の話

乳がんの手術後、乳房再建術をやった方の悩みは深い。中々先生に思ったことが言えず、手術後数年してから「実はこういうのが良かった。」という話を聞く。担当の先生も色々と言ってくれれば対応してくださるのだが、手術前に医者と交渉みたいな話は苦手な方が多い。ある意味ごねた方の方がいい結果を生んでいる。もう少し大きい方がいいとか、右にずらしてくれとか、微妙なところにこだわりをもつ方は多い。詳しく相談すれば、「そ…

耳鳴りの治療-合わせ技一本

以前から耳鳴りには手こずっていると書いている。今日来た方は合わせ技一本で耳鳴りが殆どなくなったという。下記はその治療経過である。 乳酸菌 荏胡麻(エゴマ) マウスピース 水抜き剤 EAT(Bスポット療法) 首のゆがみの矯正 この方はがんをやっているので、乳酸菌は外せない。耳の症状は殆どウィルスなので、荏胡麻を飲んでもらった。顎関節と耳の関係はよく知られている。耳の病気は水腫との関係が深いので、水抜…

眼の鍼に関して

以前、網膜色素変性症の方から頼まれ毎日鍼治療をしていた。ちょっと打つ角度が微妙で、眼球には触れないのだがある一定の角度で鍼を入れる。数センチ刺すと患者が「そこ!!」と言うので鍼を止める。我々の指の感覚は眼窩の骨にぶつかっていて、膜を刺激する感覚がある。毎日やっているとどうしても月に一度ぐらい出血してしまう。患者さんは気にしないというのだが、目の周辺の静脈出血なので何ともお岩さんみたいで見た目が悪い…

胃の内視鏡で「胃は綺麗」といわれて

仕事でストレスがかかっている方の体を診たら、スタマックライン-胃炎の反応がある。「少し胃の反応があります。胃が悪いですね。」と言ったら、「先日胃の内視鏡を受けて、胃は綺麗と言われたばかりだから胃は悪くない。」と言う。本人の気持ちは分かるが、内視鏡でわかるのは胃の機能ではない。取り敢えず空っぽにして胃の内側を覗いただけである。食べ物を入れてちゃんと消化するかはわからない。ちゃんと消化すれば機能は問題…

唾液の効能

以前テレビで双子のおじいさんが一人は若く、もう一つは年相応だった。若く見えるおじいさんは奥様に先立たれ、若い奥さんをもらったという。その双子、まるで親子ほど違う。よく見れば年の離れた兄弟だが、こんなに違うものかと思った。テレビでは唾液の話をして、若い奥さんとキスをするとアンチエイジングだという説明をしていた。唾液の効能は下記の通りである。 ゆっくり噛んで食べれば急激な血糖値の上昇を抑えられ、少ない…

人工股関節の話

五十肩で通っている方が股関節の調子が悪いという。話を聞いているうちに病院にもあまり行っていないようなので、受診を勧めたら「出来るだけ早い時期に人工股関節の手術をした方がいい。」ということを言われたという。昔なら人工関節が7-8年ぐらいしか持たなかったから、再手術を考えると気が重かったが最近のは素材の改良で30年ぐらい持つので、術後無理をしなければ問題がない。股関節の痛みなどは見事に取れるし、そこそ…

期待値が高いと不幸になる

営業をやっている若い方でストレスを抱えてくる方は多い。 話を聞くと自分の思ったとおりにいかないという。 我々ぐらいの年齢になると思った通りにならないのがこの世の中と思っているので、ストレスとは感じないがやはり若い方はそうはいかない。 何が問題か考えてみたら、「期待値の高さ」だと気がついた。 「○○になるに違いない。きっと買っていただける。納得して戴けるに違いない。」 良いことのみ考えるのは悪いこと…

「風市-ふうし」というツボ

常連さんになると色々な機械を買って、少しでも腰が楽にならないかと実験している方は多い。慢性腰痛の方があるバイブレーターを買ったらとても効いたという。太腿の前面をほぐしたら効果を現し、腰も楽だという。試しに横をかけたら痛い点がありどうしてもほぐれないという。それは風市(ふうし)と言うツボで我々慢性腰痛の時によく使うツボである。太腿は構造的に筋肉なのでバイブレーターでもほぐれやすいが、風市は靱帯なので…

免許証で救われる話

常連さんが、「万が一血管の病気で倒れて、自分が意識を失って延命を望まない場合どうしたら良いの?」と聞くので「難しい質問ですが、一つは病気や怪我にしろ家族や知り合いがいるという保証はないから、救急隊の方にわかるように免許証にメモを挟んでおくといいと思います。救急隊は本人確認を必ずしますから免許証が一番よく、家族の連絡先と○○病院の診察券と○○先生に診て頂きたいと書いてあれば、必ずとは言えませんが対処…