アトピー性皮膚炎は指の何処に出るかで原因を推測できる
アトピー性皮膚炎で通っている方が指の第4・5指の付け根ばかりが痒くなると言う。Bi-Digital O-Ring Testの創始者で大村恵昭教授の著書には顔面診断や手の臓器代表領域の話が載っていて、臓器と患部の関係が詳細に書かれている。この方の指は空腸回腸の反応点なので、腸が悪いと言うことが想像できる。特に顔の場合は古来中国では病気になると顔が変わるという考え方があり、臓器と顔の関係が昔から言われ…
アトピー性皮膚炎で通っている方が指の第4・5指の付け根ばかりが痒くなると言う。Bi-Digital O-Ring Testの創始者で大村恵昭教授の著書には顔面診断や手の臓器代表領域の話が載っていて、臓器と患部の関係が詳細に書かれている。この方の指は空腸回腸の反応点なので、腸が悪いと言うことが想像できる。特に顔の場合は古来中国では病気になると顔が変わるという考え方があり、臓器と顔の関係が昔から言われ…
先日あるセミナーで面白い事があった。2人の先生が各々自分の理論をもとにしゃべっている。一人の先生は「腰の痛みの原因は何が腰にそういう影響を与えるかを見なければダメです。その方の生い立ちから、生き方、事故歴、性格まで見ないと腰痛の原因はわかりません。全体像を掴むことから始めましょう。」私自身がこの考え方なので、講義が終わったあとは拍手をしてしまった。もう一人の先生は「腰の痛みの深部まで的確に診なけれ…
胃腸が原因で腰痛が治らなかった方が、最近胃腸の調子がすこぶる良く、食欲が止まらないという。多少の注意はしていたものの海外出張となるとどうしても食べてしまうと言う。慢性過食が続いた後で突然発熱をしたという。のとが痛くかなり高熱が出たがすぐに治ったという。身体を診ると喉の炎症の名残が全くない。これは胃腸に常に消化のために血液が行っていることで喉の防御が手薄になり、一過性の感染を起こしたと判断した。敵も…
数週間前にこたつを片付けた後から、咳が止まらないという。あまり続くので医者に行ったら、ダニとハウスダストのアレルギーで薬を出されたという。薬で楽にはなったがまたすこし咳が出るという。専門の先生の所で調べてみたら肺炎クラミジアの感染があると言われたという。この方は胆嚢がんの治療中なので呼吸器が弱まり免疫が下がってしまうことを恐れ、徹底的にダニ・ハウスダスト対策を指導した。以下はその内容である。 ダイ…
首を痛めて手に力がなく通っている方が何人かいる。握力がないから酷い時はお茶碗を落とす。少し良くなると筋トレを指導するが注意事項がある。それは患部だけ筋トレしないことである。指の筋トレなら手首や肘肩なども合わせてやっいただきたい。指が弱いとどうしても指の筋トレだけやる方が殆どだが、指が正常に働くためには腕や肘肩まで良い状態でないと筋力は出ない。指の筋力を出すために周りの環境はかかせないのである。これ…
肩甲骨の周辺には部位別に色々な反応点が出る。図を参考にして戴きたいのだが、肩甲骨の真ん中には腕の使いすぎなどで「腕のこり-膏肓」が出る。これは非常にわかりやすい。触っただけでわかる。次にその少し下は「心臓の反応」である。これは左しか出ない。大きさはおおよそ500円玉ぐらい。別名「ヤダモン君」とも言っている。次に首の背骨の際は「寝違い」である。首を前に倒す時に支えている。何層にもなっていて、ここがや…
この仕事を長くやっていると、この身体は「○○向き」と感じることがある。ある社長は社長業が出来る身体をしている。○○の社長ではなく、仕事の内容は何でもいい。多くの社長を治療していると何となく、カテゴリーでくくれる。「どんな体の方ですか?」と聞かれるが、こればかりは我々の手の感覚なので説明しにくい。以前、身体を触った途端、「あなた営業向きだねぇ。」とか、「今のシステムエンジニア、あなた絶対無理だから止…
魚の目や巻き爪の方は多い。魚の目は以前の外科がごっそりくり抜く手術をしていたが、スピール膏など出来て、少しは楽になった。しかし酷い方はレーザーや液体窒素を使って治療する。液体窒素は超低温で組織を破壊して治す。よく患者さんの足を見ると巻き爪と魚の目の両方を持っている方がいる。そういう方には両方同時に治しなさいと指導する。魚の目だけでも巻き爪は残るし、巻き爪を治しても魚の目がそのままだとまた爪が巻く。…
外国で生活していた方が胃の調子が悪いという。久しぶりに帰国して色々と用事を済ませるためにかなり歩き回ったら、胃腸が良くなったという。外国では車社会でまったくと言っていいくらい歩かないという。以前病院勤務時代に救急だったので、骨折や脳梗塞のリハビリをよくしていた。入院と同時に寝たきりになると途端に胃腸が動かなくなる。しかし食欲は落ちないので、お腹が張って苦しくなる。まるで妊婦さんみたいなお腹の方は多…
常連さんが薩摩智恵子さんの「夫のがんを消した最強の食事」を読んだ方がいいと言うので読んでみた。あまり詳しい話は書けないが、徹底したマクロビの食事方法と1回口に入れたら100回噛むという徹底ぶりでご主人のがんを3年かけて消した。食事療法の内容もストイックで、玄米はもちろんのこと、油を使わないとか、糖分を取らないとか中々内容的には厳しい。しかし読んでいくうちに達成しようとしていることが、難しいがんを食…
脳梗塞で片麻痺の方が良い方の肩が痛くて困るという。半身不随の悪い側は痛みを感じにくいし、動かさない分、炎症はあまり起こらない。元気な方ばかり使うので仕方がない部分はあるのだが、杖をついたり肩に負担はかかる。その肩に痛みが出てしまうと、転倒の危険があるのでいつもすぐに治療しようとする。半身不随だと片手で歩いているようなものだから、肩の痛みはのんびり治療するわけにはいかない。鍼でも注射でもテーピングで…
久しぶりに来た方が腰が治らず整形で診てもらったら脊柱管狭窄症と言われたという。手術するほどでもないので、痛み止めがいくつか出て試しているという。薬を飲んで腰が治れば良いのだが、飲むと楽だがまた痛くなると言う。結局痛み止めで胃までおかしくなってしまった。こうなると痛み止めを使うことにより腰痛が悪循環にはまってしまう。痛み止めで胃腸がやられ、腹筋が弱くなる。その腹筋を補おうと腰に負担がかかり、腰痛が良…
仕事が駆け出しの頃は実力も信用もなく、良かれと思っていたアドバイスも中々聞いてもらえない時期が長かった。 少し経験を積んで仕事で紹介が出るようになると、我々の一言で人が動く。 難しい病気の方なら専門の医者を紹介すると九州でも飛んでいく。 段々とこちらの一言が重くなってきて、言葉を選ぶようになる。 ライオンタイプの元気な方ならいいが、小鳥タイプの方は自分の症状を診てもらうのに何処に行って何をしたらい…
日舞を習っている方がたまたま30代の若先生に指導を受けて膝を痛めた。「もっとひねって。膝をもっと曲げて。腰をそらせて。」若い先生だけに色々と言われるという。普段は自分と年齢が変わらない先生に教わっているので、「あなたの年でそれだけ出来ればまあ良いでしょう。」という話になるのだが、若い先生は容赦がない。以前年配の女性でゴルフをジャンボ尾崎さんみたいなプロに習った事があった。男性のプロに習うと細身の女…
ちょっと聞き慣れない言葉だろうが、カーボンマイクロコイルを研究しておられる元島栖二先生の講義をBi-Digital O-Ring Test医学会で聞いた。以前からご発表されていた先生だが、今回は頭にベルトを巻いたままでの講義だった。気になって先生に伺うと、「頭の血流を上げるので患者さんに試すといい。」と言う。たまたま今日来た患者さんが頭の血流が上がらず困っているというので話をした。これからこういう…
冷たいものの取り過ぎで左腰痛は何度も書いている。この時期は実に多い。細身の女性などは朝起き抜けにアイスコーヒーなど飲むと胃が動かなくなり、食欲がなくなる。夏だから食べられないのではなく、自分で胃を壊している。食べられないと痩せるので友達に、「痩せた?」と言われると悪い気はしないらしい。しかし本人は食べられないので少し焦ってくることがある。お腹を触ると胃腸が硬い。夏の定番である。スタマックラインは反…
ハムストリングとは図のように太腿の後ろを指す。坐骨神経痛で痛くなるところだが、下腹部の反応点でもある。下腹部は胃が落ちるか腸、膀胱、生殖器の反応を示している。その中の臓器に問題が起こるとハムストリングが硬くなる。ある程度経験的にわかっていることだが、意外と知られていない。この時期冷たいものなどの取り過ぎで左腰痛が出ると左ハムストリングが硬くなる。それ以外で婦人科の病気の時も硬くなる。坐骨神経痛の治…
スタマックラインとは漢方で言うところの「胃経」である。これは私が勝手に命名して言っていることだが、胃に問題が起こると胃経のツボが反応する。胃経のツボは胃から足に向かって伸びているので、下図のようなところが硬くなる。それをスタマックラインと言っている。特に胃腸の反応は構造的に左に出やすいので、左の太腿外側が硬く、明らかに右側と違う場合で、お腹の臍の上の「中かん」というツボを触って硬ければまず胃炎です…
以前から長時間、車の移動などで背中の痛みが出る方が、ゴルフで首までおかしくなってしまった。治療自体は難しくないのだが、患者さんにこういう話をした。 「昔はこういう背中の痛みを取ろうとムキになっていた。頑張って取れて良かったと思っていたら、違うところに同じような反応点が出る。今度はそこを取ると他の場所にまた出る。ある時これは取るべき痛みではなく身体のバロメーターだと気がついた。バロメーター自体は悪い…
最近は脊柱管狭窄症の手術も以前より低侵襲(あまり体を開けない)で出来る。しかし手術の術式によっては患者さんが悩む場合がある。医者から「○○の術式でやると簡単ですぐ退院できるが、5年ぐらいしかもたず再手術になる方が多い。○○の術式なら背骨を開けて中を削り金属固定するが15年は持つ。どちらにしますか?」患者は悩んでしまう。以前75才の男性で股関節の手術をする時に医者から、「この保険の人工骨は8年で寿命…