便秘解消のコツ

慢性便秘の女性は多い。下剤を使うほどではないがスッキリしたい方のためにいくつか智恵をお話したい。 便通を整えるお茶やハーブ-実験しないと合うかどうかわからないが効きが穏やか チアシードなどの脂-ローカロリーでダイエットで話題 麦飯-白米だけに比べて高繊維 けんちん汁-和食の中でほぼ最高の繊維食 ひじき-鉄分補給と繊維食 ところてん-ローカロリーで繊維食 ぬか漬け-腸内細菌の活性化 蔵出し味噌-本来…

強い肩の痛みの対処法

久しぶりに来た方が肩の痛みが強くて何も出来ないという。話を聞いたら医者に行ってステロイドを数ヶ月打って、もう打てないと言われて、薬も何種類か出されたがほとんど効かないという。以前からこの方は頸椎ヘルニアがあって、「手のシビレは?」と聞いたら、「ずーっとシビレっぱなしだ。」と言ういう。まず何処から手をつけていいのか分からないのて、関係のありそうな遠隔場所をBi-Digital O-Ring Test…

自転車と前立腺

最近はトライアスロンなどで自転車に乗っている方が多い。自転車もバイクと言うらしく、普段我々が乗っているママチャリとは全然違う。サドルもあんなに小さくて硬くて問題は起こらないのかなぁと思っていたら、前立腺炎を起こしやすいという。よくジムなどでも自転車を漕いでいる方で、股が痛くなりタオルなどを当てている方がいるが、物理的に肛門周辺への刺激で前立腺炎は起こる。症状はまず発熱する。次に尿が出にくくなり、酷…

血液型と免疫

以前からよく言われている血液型性格診断は A型は真面目、几帳面、神経質 B型は自己中心的、ワガママ、思いやりがない AB型は二重人格、変わりもの、合理主義者 O型はおおらか、楽観的、負けず嫌い、情熱的 ですが、何となく合っていますが根拠が良くわかりませんでした。 東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生の著書「乳酸菌生活は医者いらず」の中に面白い話が書いてありましたので紹介します。 「乳酸菌生活は…

筋トレの痛みに耐えると筋肉がつく?

普段あまりジムなどに通わない方が、筋トレに精を出しているという。しかしここ数週間膝が痛く医者に行ったら、「その痛みを乗り越えると筋肉がつく。」と言われ、トレーニングを続けたが、益々おかしいので来たという。足を診たら、完全に筋肉痛である。今までは週に1度だけ通っていたのを2回にして頑張っている。見事なまでに太腿を使っている。以前に何度も書いているが、膝痛は単独では起こりにくい。大腿四頭筋の緊張で起こ…

人の身体は癖のもの

足の熱感が取れないという方が通っている。色々と手を尽くすのだが、いい結果が中々出ない。こんな時は単純に冷やすと良い。足の熱感から逆算して湿布程度では無理なので、バケツに氷を入れて冷やす。納得するまでバケツに足を入れたり出したりする。患者さんから、「そんなので治療になるの?」と聞かれたが、これが立派な治療なのである。但し、バケツに入れている時間も日を追う毎に短くなればの話である。初めは5分間入れてい…

乳酸菌生成エキスについて

東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生の著書はよく読んでいる。腸に関して新しい学びが多い。最近読んだ中に、「乳酸菌と言っても身体に合う乳酸菌でなければ効果は薄い。」といった記述があり、以前から当院でも数種類の乳酸菌を試していたが、人によって効果のばらつきを感じていた。そういう場合は自分自身の乳酸菌を育てることが大事で、「乳酸菌生成エキス-智通」を使うという。以前から時々患者さんでこの乳酸菌生成エ…

圧迫骨折後の足の熱感

背中の圧迫骨折をした方が、足の熱感が取れないという。足の冷えに対して治療法は色々あるが、熱感に関しては治療法は少ない。話を聞くうちに自律神経失調症の可能性が出てきたので、それを調整する薬を飲んだらどうかという話をした。この方は薬剤師なので話が早い。それでだめなら足の浮腫対策で利尿剤、スプリングティーに五苓散、ラシックス(利尿剤)と段々レベルを上げていく。それでだめなら、腹圧を調整する。お腹を触った…

役者の予防法

役者として活躍している方が、本番中風邪を引いて困ったことがあった。少し強めの薬を出して戴いてその時は何とか乗り切ったが、その後背中を痛めた。喉と背中の痛みが本番中に出たら仕事にならないので、3つの予防法を伝えた。 1.EAT(Bスポット療法) 2.口テープ(優肌絆) 3.乳酸菌 患者さんは全く別の事をイメージしていたみたいで、「背中の痛みと乳酸菌はどういう関係ですか?」と聞いてきた。EAT(Bスポ…

スプリングティーについて

数年前に私の師匠が色々な植物で1番抗酸化作用の強いものは何か調べたら、アカメガシワだった。それをお茶にしたのがスプリングティーで、これは胃腸を強くしたり利尿的に働くので、多くの方に飲んで戴いている。飲むと味も香りも何もないが、私など飲むと15分後にはトイレに行きたくなる。利尿剤として働いているのだろう。抗酸化力は強く、野菜や野草などを遙かに上回っている。普段自然の中に何気なく雑草扱いで見ているもの…

足底板つき足首ベルトについて

最近捻挫や足のトラブルの方が多い。酷い捻挫の方には足のクリニックを勧めている。最近ひとつ気になっているベルトがある。以前から足首の固定用のベルトは数多くあるが、「足底板つき足首ベルト」は初めて見た。言われてみれば足底板と足首の固定は両方必要なので1つで出来れば1番良いが、中々そういう所には気がつかない。実際患者さんで実験すると、単に足底板や足首のベルトのみより優れている。足のアーチを整え、足首の関…

カンジダ菌について

慢性アトピー性皮膚炎や長引く咳の場合はカンジダ菌(カビ)を疑います。抗生剤の飲み過ぎなどで常在菌まで殺してしまうと、本来身体にあっても何も悪いことをしないカビが暴れ出します。女性の膣炎や気管支炎など慢性化することが多く、真菌剤で良くなればいいですが、改善しない場合は乳酸菌を使うなど免疫を上げる治療が大事です。以前、アトピー性皮膚炎の方がピロリ菌を除菌した後でカンジダ菌が発生してしまい、口の中から皮…

末梢神経障害に関して

神経には脳・脊髄の中枢神経と末梢神経があります。末梢神経は体性神経と自律神経系に別かれ、体性神経はさらに運動神経と感覚神経に別れます。自律神経は交感神経と副交感神経がありお互い拮抗的に作用しています。この末梢神経に何らかの異常が起こった状態を末梢神経障害といいます。首や腰を痛めたり、神経の走行途中での圧迫など、原因は様々ですが元来神経は圧迫に弱く、持続圧迫で神経は機能しなくなってしまいます。神経が…

大所高所から物を見る

長年治療をしていると難しい患者さんが増える。膠原病とかがんとか、耳鳴りとかどれを取っても一筋縄ではいかない。最近はネットを使って相当詳しい知識を得ることが出来るので、勉強してくる患者さんも多い。「先生、あの論文読んでいないのですか・・・・。」と時々は言われてしまう。そんな状況で患者さんは自分の病気だけ調べるから、どんどん知識が深くなる。英語の論文とか読める方なら、その知識量にはこちらがビックリして…

不妊治療をしている方達を診て思うこと

私自身、不妊治療をやっているわけではないので、患者さんから一部話を聞くだけだが色々と感じる部分は多い。体外受精にしても顕微受精にしても1回、30-50万はかかる。場合によっては1000万円を超えることもあるという。平均治療期間は約2年間、お金も時間もかかる。一昔前は1回の体外受精で30万円、6-7回やると200万円、この200万円で一つの壁がある。それだけやって出来ない場合は、「確率は10%ですか…

身体のこりと社長の判断

以前、首のゆがみとネガティブシンキングで書いたが、身体の何処かに不具合があると頭が働かない。特に社長業の場合、心臓の反応点が出たりしていると、「あまり問題をため込めないでしょう。短絡的な答えをすぐに出しちゃうでしょう。」と言うと、「そうだ。」と言う。社長業は問題をため込み、考え、時期を見てなど色々と腹に貯めておかねばならないことが多い。そんな時身体に余裕がないと、手っ取り早い答えに飛びついてしまう…

扁平足と皮膚炎

背中の皮膚炎がなかなか治らない方の足を診ていたら、片方だけ扁平足だった。気になったので周辺を調べたら扁平足側の内くるぶしだけ、皮膚炎がある。話を聞いたら、このくるぶしの皮膚炎は薬を塗っても全く治らないという。背中の皮膚炎と連動しているか聞いたら、全く連動していないという。長年の経験でこんな所に大元の皮膚炎を治すきっかけがある。片方だけ扁平足というのはおかしいので中敷きを作るよう指示し、その後でマウ…

あなた、本当に顔色悪いね。どうしたの?

これは以前聞いた話だが、ある医者が待合室の患者を呼んで、パソコンで色々と資料を見ていた。 患者が医者の横の座り、 患者「先生、最近体調が悪いのです。食欲もなくて・・・・。」 先生「血液やレントゲンは異常はないです。」 患者「先生、この症状が少し続いていて不安です。体重も落ちたし・・・。」 先生「過去の血液データを診ても大丈夫ですから心配ないでしょう。」 患者「そうですか・・・・。」 そう患者が言っ…

人間は癖の生き物

この仕事をしていると数年ぶりに来る方は多い。覚えていて頂けるのは有り難いことだが、訴えてくる症状が殆ど数年前と何も変わっていない。生活面でも仕事でも体の使い方や行動パターンなどまったくと言っていいほど同じである。仕事が変われば多少の体の使い方の違いはあるものの、殆どの方は同じ生活を続けている。いかに人間は癖の生き物であるかがわかる。がんをやった方は今までの癖でがんになった部分は多いのだから、生活を…

白砂糖は魔薬?

以前から「砂糖は麻薬」と言っているが、中々理解してもらえない。そんな時、真弓定夫先生の本を見つけた。実に詳細に書かれていてわかりやすい。漫画で書かれている方が理解しやすいので、中々甘い物が止められない患者さんには配った。この先生は電磁波から添加物までシリーズで書かれていて、当院でも何冊か揃えている。是非多くの方に勧めて欲しい。 印刷する