梨状筋(りじょうきん)症候群
常連さんが腰痛で3回治療したが、全く効果がないという。以前、この方は膝を痛めたり、坐骨神経痛が出たりしていたので、今までと同じ理由の腰痛だろうと思っていたら今回は様子が違う。腰が痛いのは左なのだが、右の股関節に痛みがある。左腰痛は何度も書いているが胃腸が絡むので、そこを治療するとうまくいくが今回は全く駄目。鎮痛剤のロキソニンがバッチリ効くという。これは見落としているものがあるに違いないとくまなく調…
常連さんが腰痛で3回治療したが、全く効果がないという。以前、この方は膝を痛めたり、坐骨神経痛が出たりしていたので、今までと同じ理由の腰痛だろうと思っていたら今回は様子が違う。腰が痛いのは左なのだが、右の股関節に痛みがある。左腰痛は何度も書いているが胃腸が絡むので、そこを治療するとうまくいくが今回は全く駄目。鎮痛剤のロキソニンがバッチリ効くという。これは見落としているものがあるに違いないとくまなく調…
Bi-Digital O-Ring Testをやっているとアトピー性皮膚炎の方は多い。食事が原因だったり、ストレス、電磁波や重金属沈着などが問題だが治療方針を決定することが難しい。原因の半分以上が電磁波だとすると、いくら腸や食生活を治しても効果は薄い。治療していると良く、「スイッチが入った。」と感じることがある。身体が一気に治る方向に動くのである。少しましなどというレベルではない。突然動き出すので…
舞台女優さんが腰を痛めた。本番が近いので少し無理をしないように安静を保っているという。確かにそれでいいのだが、腰の治し方は全てが安静というわけではない。安静を保って、本番で様子が分からず痛めることは容易に想像がつく。それよりも痛みをコントロールしながらに身体を使い、腰の辛いところに負担がかからない動きを覚え、慣らしながら治すやり方もある。どちらがいいのかは簡単に答えは出ないが、私自身の経験で言うと…
ライオンタイプの方はどうも限界までやらないと気がすまない。そして挑戦、挑戦で限界を超えようとする。若いうちはいいがやはり50才を越えると、このままではまずいのではないかと感じる事がある。そんな時、お薦めなのがインターバルである。若いうちは常に全力投球でスイッチがオンのままでいいのだが、50才を越えたら少しオフを入れるといい。オンとオフをインターバルで入れるのである。オンの時は若いときと同じ全力投球…
最近ブームなのかマラソンの方がよく来る。話を聞くと突然走りたくなったという。昨日来た方も走り出したら坐骨神経痛が出て鍼で治療してもらったという。80%ぐらいは治ったが、残りが取れないという。たまたま私のブログを見て、治療を受けたくなったという。こういう方は初診から坐骨神経痛の痛みの原因が腰にない話をする。理由は簡単である。腰や筋肉、神経だけの問題ならよそで治っているはずである。どうしても取れない部…
最近学会でもPPKと書いてあるから何の略かと聞いたら、「ピンピンコロリ」だという。 嘘みたい話しだが、プレゼンテーションに「PPK」と書いてある。 しかしよく考えるとこのピンピンコロリ、意外と難しい。 まずは死因の殆どが「がん」と「血管-脳卒中と心臓病」の疾患だから、免疫と高血圧に気をつけると予防できる。 乳酸菌と塩分制限、少々の運動でピンピンである。 次にコロリだが、これが難しい。 コロリは血管…
肩甲骨の動きというのはとても大事で、腰痛や首のゆがみにも影響があります。色々な方を診ているとと左肩甲骨だけ動きの悪い方がいます。この理由は殆どが、心臓、胃、膵臓、腸です。これらの臓器は全て左側に反応が出るので、長年悩みがあって(心臓に反応が出ます)、便秘(左腰に反応が出ます)なんて言うと左背中、特に肩甲骨が動かなくなります。右の肩甲骨の動きと比べて差があればあるほど、治療用期間を意味しますから長年…
病院勤務時代に救急指定だったので、交通事故での骨折の方を多く診た。その中で踵骨(しょうこつーかかとのこと)骨折には苦い記憶がある。踵は荷重がかかる分、痛みが取れにくい。骨がちゃんとくっついても痛みは残る。整形の先生は「レントゲン上は問題がないので、湿布と痛み止めぐらいしかない。低周波か温熱でもやってみる?」といった感じで、中々相談しても答えがない。患者さんは毎日痛い痛いと言って来るので、こちらも智…
仕事柄時々子供を治療する。 ほとんどはアトピー性皮膚炎か喘息である。 昔はおねしょがいたが最近は見ない。 この時期、小学生でも塾の特訓などで肩の痛みを訴えてくる子がいる。 親も子供に肩が痛いと言われればなすすべがない。 そういう子供の身体を診ると確かに腕がはって、立派な肩こりである。 かかっている間に寝てしまう子もいる。 頑張っているんだなぁと応援したくなる。 しかしただ肩を揉めばいいという話では…
鬱病で通っている方が遠方に引越してしまい、中々コミュニケーションがうまくいかない。数ヶ月ぶりに診たら、自分で鬱病に対して効果のあると言われている健康食品を調べ、服用し始めた。飲み始めは効いたと感じるらしいのだが、すぐに効かなくなるという。カルテを調べたら去年の年末ぐらいまではうまくいっていた。今年に入って春ぐらいから色々と手を出し始めたという。今までならすぐに相談に来られたのが、遠方では中々そうも…
細身の女性で小鳥タイプ、それに側弯症がある。どうしても内臓などの機能低下は免れない。全身診ても胃以外は大きな問題がない。ではどうして胃が硬くなったのかを色々と考えてしまった。まずは生き方。長年自分はライオンタイプだと思い、活動してきて色々な挫折を感じてきたことがうかがわれる。出来なかったり、負けたことがかなり悔しかったのであろう。しかし小鳥タイプは年を取ってからが本格的勝負である。ライオンタイプは…
常連さんがマグロ釣りに行ってきたという。かなり格闘して手足の筋肉痛が酷い。海は凪だったそうだが船酔いの話になった。以前船酔いの治療をしたときは腕の内側の「内関-ないかん」というツボを使う。船酔いバンドとして売っている。また初めてオーストラリアに行ったとき離れた島まで船が荒れ、こちらの船酔いを察知してくださって現地の方がビスケットをくれた。これはジンジャービスケットと言って、シーシック(船酔い)には…
脳梗塞の後遺症や頚肩腕症候群、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などで手足の筋力低下やシビレを訴えてくる方は多い。我々は「指端の灸・四端の灸 したんのきゅう」と言って手足の末端にお灸を据えることがある。軽い方はこれで回復してくるが、中々回復しない方も多い。考え方は指の先端に火傷を起こし事件ですよと身体に知らせるわけである。身体は火傷を治そうと血液をそこの集め、血行不良や感覚麻痺が良くなる。しかし血液…
これだけ暑い日が続くとお腹に温灸器を当てようという気がなくなる。がんや腸の治療をしている方も来る回数が減る。しかし久しぶりに来てお腹に温灸器を当てるとほぼ例外なく、「気持ちが良い。」と言う。結局、エアコンや冷たい飲み物などで腸が冷やされているのである。先程もアトピー性皮膚炎の方がさして原因もないのに悪化したという。色々調べたが特別何処かの機能低下を起こしたわけではない。数ヶ月前と何が違うかと聞いた…
減量に取り組んでいる方がいる。初めは体重が面白いように落ちたが、最近は努力しているわりには体重が落ちないという。リハビリでもそうだがやっているわりには効果を感じないということはよくある。治療効果は減量なら下り坂のように体重は変化しない。階段的変化である。ある一定の所まで来るとポーンと変化する。リハビリの効果もそうである。あるところまでは努力しても変化を感じない。しかし歩み続けているとある点からジャ…
時々山へ行かれる方がぎっくり腰になりそうだという。腰を揉んでも筋肉がほぐれない。そして頭も痛いという。何か変なので聞いたら鼻炎や難聴で抗生剤を3週間飲んだという。これでは腸内細菌が死んで腰痛が悪化するはずである。そして頭痛と鼻炎など実に症状が絡んでいる。抗生剤を長期飲むときは、乳酸菌をある程度大量に摂った方がいいが、中々その程度もわかりにくいだろう。この時期風邪をひいて腰まで痛い方がよく来るが、腰…
これは聞いた話だが、がんで余命宣告された患者さんが、その余命が切れた日に診察を受けたという。 「先生まだ大丈夫です。生きています。」 何ともシニカルな話だが、気持ちは分かる。 よく寿命と言うが人は生きていくのに必要のないものは見えないようになっている。 例えば60才の方が83才で亡くなるとすると、毎日あと22年と12ヶ月4日2時間35分と寿命を必ず逆算する。 この段々減っていく感じ、人は耐えられな…
常連さんが愛媛のハッサクにはまっているという。甘くて美味しいという。食べ過ぎて中性脂肪(糖分の取り過ぎで上がる)が上がってしまったという。そんな生活を続けたら何も無理をしていないのに、左肩と腰が痛いという。これは以前から「甘い物で左腰痛、刺激物で右腰痛」の反応である。 この時期、どうしても甘くて冷たいものは食べてしまう。そうすると膵臓の後ろ(左腰の少し上)が硬くなる。それにつられ左腰まで違和感を感…
Bi-Digital O-Ring Test医学会は毎年開催されていて今年で第24回を迎える。2年に1回程度、創始者の大村恵昭先生をお迎えして、市民公開講座が開催される。今年は9月20日(日)午後2時から東京大学で開催される。参加にあたってはORT友の会に入会(無料)を条件としている。今回は近著、「手の刺激」健康・長寿術よりご講義頂く。是非この機会に創始者の生の声から学んで頂きたい。 ORT友の会…
ここ数年足の筋肉がなくなってきて力が入らず、歩くのも大変だという方がいる。病院でもミオパシー(筋肉が衰える病気)ではなく、神経が災いして末梢神経障害だろうということで、メチコバール(ビタミンB12)ぐらいしか出ないという。Bi-Digital O-Ring Testを使うとこういう方の症状は手に取るように良くわかる。まず足のアセチルコリンが極端に低い。これでは神経の命令が行っていない。次にヘルペス…