子供の腹痛
小学校高学年で初潮が始まった頃からお腹の調子が悪いという女子は多い。殆どが食べ物や精神的なもの、冷えなどが原因だが、便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群の子も多い。時々、ビックリするぐらいお腹が冷たい子を診ることがある。触った途端にこちらがドキッとしてしまう。臍の奥に何か冷たい固まりを感じる。内臓的には小腸だが、こんなに硬くて大丈夫かなぁと思ってしまう。こういう場合は胃も硬い。この若さでまるで内蔵が…
小学校高学年で初潮が始まった頃からお腹の調子が悪いという女子は多い。殆どが食べ物や精神的なもの、冷えなどが原因だが、便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群の子も多い。時々、ビックリするぐらいお腹が冷たい子を診ることがある。触った途端にこちらがドキッとしてしまう。臍の奥に何か冷たい固まりを感じる。内臓的には小腸だが、こんなに硬くて大丈夫かなぁと思ってしまう。こういう場合は胃も硬い。この若さでまるで内蔵が…
この時期時々風邪の方が来る。医者にちゃんと行って薬をもらうが何となくくすぶっている方は多い。これは私の職業的な考え方かも知れないが、風邪を引くと身体がどう変化するか観察する。もちろん咳がひどくどうにもならない時は抗生剤を飲むが、多少の発熱や咳、喉の痛み程度なら病気に暴れさせる。そうすると風邪は4日間ほどで治まることがわかり、病気に暴れさせた後の爽快感は何とも言えないくらい気分が良い。薬で症状を抑え…
頚椎損傷で右手の握力が5kgしかない方のリハビリをしている。握力が7kgを割るとコップを落とすので、日常生活に問題が出る。半年間のリハビリで何とか18kgまで回復してこちらは絶好調と思っているが、中々本人は納得がいかない。身体を調べてみると握力のない右手の問題ではなく、左手の使いすぎである。また肩の左右差で首がゆがみ、頭の血行不良により、目まで疲れやすくなっている。左手を使いすぎると心臓の反応(左…
一時期健康サンダルが流行った。私もいくつか買ったが、長続きしない。長時間履いていると痛くなってしまう。今日来た患者さんが娘に買ってもらって履いていたら足首の負担がかかるという。この方は日舞をやるので、足首や膝にはかなり負担をかけている方である。調べてみるとやはり足首に軽い炎症が起こっている。良い機会なので足のクリニックを紹介した。よく考えるとここを紹介したことにより、慢性の膝痛が楽になれば健康サン…
巨人軍の川上監督が若いピッチャーを育てようとして、ベテランキャッチャーの森選手を怒鳴り飛ばした。「森、お前があんな球を投げろと指示したから打たれた。お前が悪い。」しかし現実は若手のピッチャーのミスであった。若手をいきなり怒鳴るとつぶれてしまうので、わざとベテランの森選手を怒鳴り、若手に反省させたという腹芸のお話しである。長年治療をしていると少しはこの腹芸が出来るようになってきた。今日来た病院関係者…
中国のとある大富豪の男性が自分の息子を田舎の土地に送りました。 裕福な生活を当たり前と思っている息子に、一度「貧しさ」というもの体験してもらい、自分たちの生活がどれだけ幸せなものなのかを知って欲しかったのです。 息子は田舎に送られ、その土地の家族と一緒に生活をしました。 そして3日後、帰ってきた息子に貧しい生活がどんなものだったか聞きました。 父「あっちでの生活はどうだった?」 息子「うん、よかっ…
プロのスポーツ選手は来ないが、アマチュアでかなりの所までやっていた方は来る。現役時代に怪我をした話を聞くが、よく聞いてみると同じ所でつまずいている。例えばスキーなどで膝を痛めている方は多いが、たまたま風邪を引いて体調がすぐれない時に練習をする。風邪程度なら普段の7-8割だろうと思って練習をすると、怪我をする。実際風邪などで胃腸機能が落ちている時は、腹筋力がなく、股関節回りや脚に至るまで、能力が普段…
リーマンショックの前は外人さんを多い時で月に50人ほど治療していた。毎日2-3人なので、ジャパニーズイングリッシュだが少ししゃべれるようになった。外人さんは肩がこらないイメージがあるがそんな事はない。日本で生活していると我々のジャパニーズ指圧にはまる。そして仲間を紹介してくれる。当時は金融関係の方が多く、ゴールドマンやソロモン、メリル、クレディスイスと色々な人脈が出来た。金融関係の世界はしても狭く…
長年Bi-Digital O-Ring Testの先生に指導を頂いていると、がん治療の場合いくつかの落とし穴がある。 人参ジュース-少量であれば問題はないが、3-5本もジューサーで作ると時に、がんの促進因子になる。 プラセンタ-「ビタミンC」や「プラセンタ」は健康のためでなく、美容のためとこちらに言わず、免疫治療をダメにしてしまうケース。ビタミンCは単体ではがんに有効だが、薬効をキャンセル事がある…
常連さんの友人が若くして膵臓がんで亡くなったという。海外勤務続きで時々は背中が痛いと言っていて、帰国後検査をして膵臓がんとわかり手術をしたが、手をつけられずすぐ閉じたという。千代の富士や坂東三津五郎、スティーブ・ジョブズや竹田圭吾さん皆膵臓がんである。他のがんに比べ見つけにくく、転移しやすく、治療しにくく、生存率が低い。超音波診断装置でもなかなか分かりにくく、CTも造影剤の問題で毎年というわけにも…
大事を成し遂げるため、力をくださいと神に祈ったら 謙虚さを学べと弱さをくださった。 多くのことがやれるように健康を求めたら もっと価値あることを選んでやれと病気をくださった。 幸せになりたくて豊かさを欲したら 知恵を育てろと貧しさをくださった。 この世の人たちに褒めてもらおうと成功を望んだら 驕らないようにと失敗をくださった。 人生を楽しめるようにすべてのものをくださいと願ったら すべてのものを楽…
我々の世界は名人と言われる方は多い。先人の先生方の著書を読むとお腹(胃腸)の治療のことばかり書いてある。一般的に鍼灸は整形外科的な関節の治療ばかりが目立つが実際はお腹(胃腸)をよく診る。私も昔は関節のことばかり考えていたが、長年やっているとお腹を治めないと関節の痛みが取れないことがわかり、最近はお腹(胃腸)の話ばかりしている。まず患者さんのお腹は大抵診てどういう状況か診断する。胃が硬いとか腸が張っ…
この時期、旅行疲れでぎっくり腰の方は多い。旅行の目的が美味しい物を沢山食べることだから腹筋力はなくなる。それに長時間の車や新幹線、飛行機で腰や足に負担がかかり、ぎっくり腰は仕方がない。ぎっくり腰になった方の体を診ると、お腹と脚の両方に負担をかけなければいいのにと思ってしまう。移動がきつければ少食にするとか、移動が楽で翌日の日程も楽なら食べ過ぎてもいいとか、どちらかがいい。美味しい物を食べるなと言っ…
鍼の免許を取り立ての頃は、風邪の時に何処に鍼を打てば良いのか色々な参考書をもとに治療していた。結論から言うとあまり効かない。きっともっといいツボがあるはずだと勉強しても、治療効果がどうしても上がらない。今から考えると実に浅い考え方であるが、当時は真剣である。では何が問題なのか、お膳立てされていないのである。例えば風邪の時なら、胃腸の問題を取り除き、骨格のゆがみを治して、顎関節を整えてから問題の所に…
西洋では迎え酒のことを「犬の毛(The hair of the dog)」と呼ぶそうだ。元々は「噛みついた犬の毛(The hair of the dog that bite one)」である。これはかつて、狂犬病の犬に噛みつかれてできた傷は、その噛んだ犬の尻尾の毛を焼いて傷口に当てると治るという俗説から生まれた表現で、毒を制する毒というわけだ。(http://karapaia.livedoor.b…
仕事柄、膝のお皿のことをパテラ(patella)と呼んでいる。時々スポーツをやる方でこのパテラがだるいという方がいる。膝が痛ければ色々と治療はあるのだが、だるいと言われると少し困ってしまう。パテラを動かす運動法もあるが、少し手間がかかり、中々自分出てきない。そんな時にバイブレーターとクッションを使い良い方法がある。写真のように膝の前後にクッションを置いて、パテラを辛い所に当てる。マジックベルトで振…
さんまさんではないが、「生きてるだけでボロ儲け」は名言である。ある先生が、「最近幸福感がない。」とぼやいた。確かに難しい仕事なので常に問題を抱え、大変なのはわかるが少し視点を変えると違うものが見えてくる。「では先生聞きますが、朝に目が覚めるのは普通ではありませんよ。脳や心臓の血管の病気や寿命を宣告された方、高齢の方などは目が開くかなぁと思って毎日生きています。その後ベッドから起き上がれない方も多い…
これは金融の方から聞いた話だが、「半値八掛け二割引(はんねはちがけにわりびき)」で相場が下がるという。100円だったものが、半値で50円、八掛けで40円、二割引で32円。100円のものが1/3になるという。治療の世界も当てはまる。前回アキレス腱炎で何もしないで2ヶ月かかった方が、今回は治療をするのでどれぐらいで治りますかというので、「半値八掛け二割引」と言った。2ヶ月の半分で1ヶ月、1ヶ月の八掛け…
普段は山登りをして元気な方が、ぎっくり腰になったという。話を聞くと、久しぶりに友達と遠出をして美味しい物を食べたという。話を聞いただけで、車の運転で足の左右差、お腹の状態が良くないとわかった。身体を診ると右の脛だけこっている。アクセルとブレーキ操作である。これは想定内なのだが、お腹を診てビックリである。この方は娘が嫁いで今は一人暮らしである。どうしても食事に気を使わなくなり、友達と久しぶりに楽しい…
我慢強い方で慢性の首のこりの方が来た。病院勤務時代に救急病院だったので、鞭打ち症の方は多く診た。その患者さん達の腕に特徴的なこりがでるのを見つけて私は「鞭打ちの後遺症のツボ」と名付けた。反応は下記の写真のように出る。これがあるからといって必ずしも鞭打ちをやっているわけではない。首の長患いの方に出ると思って頂いていい。そしてどれくらい経過しているのかも触っただけわかる。今日の方は20年位なので、「我…