キーワード 子育て

子育ての基準

若い患者さんも10年位通ううちに結婚をしたり、子供が出来たりする。 子供が出来れば話し内容は殆ど子育てになる。 「最近うちの子供が学校に行かなくて・・・」 「うちの子は少し変わっていて、学校で友だちが出来なくて・・・」 「家ではゲームばっかりやっていて、勉強しなくて・・・」 「外では悪い事をしているみたいだけど、うちでは素直で二面性が怖い・・・」 新米の親では悩みは尽きない。 結局生きる基準みたい…

子育て環境について

仕事柄新米ママは多い。出生率が1.26の最低から1.44と多少は上がったものの、まだまだ心許ない。これは以前テレビで見た話だが、何処かの島が地域全体で子育てをする習慣があるという。子供が出来ると近所の方が手伝ってくれたり、おばあちゃんからは「子供は宝。」と毎回言われ、レストランに行っても皆子連れ。どこへ行っても子育てしやすく、又褒められる。少しぐらいなら子供を預かってくれるし、ご飯も食べさせてくれ…

左腕と真面目な子育て

新米ママは身体を診ると子育てのがんばり具合が分かります。左腕がかなりこっていると子育てを頑張っていると言えます。赤ちゃんは母親の心臓の拍動を感じる左のおっぱいを出来るだけ吸いたいと思っています。若いお母さんだと左ばかり吸われると胸の大きさが変る為、何とか右を飲ませようとしますが、なかなかそうはいきません。左のおっぱいをあげるということは左手で抱っこしながら、右手で家事をこなしているはずです。腕のこ…

男の子育て

この仕事をしていると仕事は出来るが子育てが苦手な男性が多いことに気がつく。責任のある仕事でも身体がやられないのに、ほんの少し子供の面倒を見ただけで、全身がストレスでたっぷりになり拒否反応を示す。ストレスは身体の末端に出るからすぐわかる。身体を診ながら、「あなたの子なのにそんなにきついのか・・・」と思ってしまう。私自身、子供と遊ぶのは嫌いではないが、あまり長い時間や繰り返しになると参ってしまう。女性…

子育てと冷たい物の摂取

新米ママの身体を診るとどれくらい子育てをやっているかがわかってしまう。赤ちゃんは10ヶ月間、母親の心臓を感じながら成長している。生まれたあとも同じ拍動を感じたいために、どうしても左のおっぱいを欲しがる。新米ママの中には左右の胸の大きさが変わることを嫌がって、どうしても右をもっと飲みなさいと言う方もいるが、赤ちゃんは納得しない。いつも子供を抱いて仕事をする時は、殆どが左で抱くので左腕や肩がこる。右肩…

ベテランと子育て

気がついたらこの仕事を35年やっていて、すっかりベテランの域に入ってしまいました。 名人まではほど遠いですが多少経験を積んだ分、新人とは違うと思います。 では何が違うかと考えてみたら、待てるかどうかだと思いました。 例えば坐骨神経痛でも捻挫の後遺症でも、長年やっていると身体の本音が分かってきます。 そして身体が今はどういう時期で、これからどう変化するかも分かってきます。 ですからこちらは一番いいタ…

やがて腰痛と共に暮らす方

常連さんの中に初めての子育てをして、「この方はやがて腰痛が慢性になるだろうなぁ」と感じる方がいる。 その方の身体の特徴はどちらかというと虚弱体質で、今まで運動を余りしたことがない。仕事はデスクワークで、あまり身体を使わない生活をしてきた。子供が生まれてからは仕事柄自宅にいるので、子育てに熱心で、赤ちゃんが重くなるにつれ、腰痛が慢性化してきた。腰痛も今までにないレベルなので、良く通ってこられているが…

テニスと麻薬

今まで何人もテニスにはまっている患者を診ている。テニスに関しては何度もお薦めしないスポーツと言っているが、はまっている方の中でも趣味を越えて、麻薬患者がいる。大抵そういう方は最低でも週4回、多いと5回はプレーをしている。基本的に筋肉の質が良く、肘など痛くならず勝ち続けると面白くなり、特にダブルスだと抜けられなくなる。たまに週に2回ぐらいしかしていないと焦り、お誘いがかからないかと思ってしまう。この…

正義を通す戦い方

今日紹介で来た新米ママは仕事に復職したが、右の首から肩までの痛みが半年も取れないという。体型を見て、話を聞いた途端、「あなたみたいな方はドツボ組と言って、まず顎関節が悪い。普通はそんなに痛みが続くわけがない。そしてそんなに広い範囲で起こることはない。余程あなたが何か正義を通そうと頑張っているとしか考えられない。身体の中には2人いて『本人の気持ち』と『身体の本音』です。おそらく身体が嫌がっていても、…

出産がゴール

以前知り合いの産婦人科の先生から、「田中君、俺悩みがあって妊活している人達が出産がゴールになってしまっている。そこに至るまでに色々と薬を使ったり、何か言われたりする度に疲れ切って、金もかかるし、本人にしか分からない悩みが沢山ある。僕は産婦人科医だからちゃんと生まれるようにすればいいのだけど、そういう妊婦さんが『出産がゴール』と思っていて産んだ途端、『終わった』という達成感に包まれ、子育てをする力が…

お母さんが怖い

最近は減ったが一時期何人も保育士さんが来ていた。当時は保母さんと言っていたが、子供が好きで保育士になったのに、保育園に行きたくないという。理由を聞くと皆同じように、「お母さんが怖い」と言う。どういうことなのか聞いたら、「この間うちの子供がご飯のあとだろうが、少し胸が汚れがそのままだった」とか、「上着のボタンが掛け違ったまま帰ってきた」とか、「保育園で甘やかされると困る」とか、結局、「安心して預けら…

親の腹づもり

常連さんが不妊治療をしている。不妊治療にかかる費用は高額で、数回治療しただけですぐに200万程いってしまう。そして成功率が10%と言われると、あと何回やれば成功するのか不安になる。そんな場面でよく、「ギリギリまで親には言わず、どうにもならなくなったら親に相談する。」という話を聞く。これは私から見れば子供の考え方である。まだ子育てをしていないし、結婚はしていても子供の部分は仕方がないが、こういうとき…

清潔と清潔感

これは昔テレビを見ていたら、ある刑事が、「犯罪者の女性から事情を聞く場合、清潔感のない刑事が聞いても口を割ってくれない。いくらその刑事がお風呂に入ったあとでも、女性が感じるのは『清潔感』で実際の清潔とは違う。その女性心理がわかってから、相当清潔感に気を使うようになった。」と言っていた。これには思い当たる節がある。我々男性から見ればお風呂に入っていれば清潔、入っていなければ清潔でない。女性はたとえお…

自分で出来る努力が大事

時々患者さんで、「真面目に通いますから、ちゃんと治してください。」と言う方がいる。 身体を診ると慢性的な食べ過ぎや過酷な労働をしている方に多い。 そういう状況は我々から見ると、「毒と胃薬を同時に飲んでいる」ようなものである。 身体を診ながら、「毒をやめたら胃薬いらないのでは・・・。」と思ってしまう。 本人は身体に対して負担をかけていることが、毒とは気がついていない。 生活の中で当たり前になっている…

政治家と起業家は胃腸が生命線

昔代議士の先生を治療していたときに、「最近やけに身体の反応が悪い。治療してもまったく身体が反応しない。このままでは政治家を続けられないのではないだろうか?」と感じ、次の選挙を見ていたら立候補すらしなかった。身体が持たなかったのであろう。ではこの身体だが何が大事かというと、「胃腸機能」である。年を取っても健啖家はいるが胃弱の健啖家などは聞いたことがない。常連さんが数社、社外取締役になった途端、外食続…

ガス乾燥器とヨシケイ

今日来た女性は頚椎椎間板ヘルニアで見るからに細い。見た瞬間、「ストレートネック」と「噛み合わせ」、「腕を酷使していなければ良いが・・・。」と思ってしまった。腕の治療を始めたらやはり硬い。子育て真っ最中なので、しかたがない部分はあると思う。そこで紹介したのが、「ガス乾燥器」と「ヨシケイ」である。理由は腕を治さなければ頚が良くならないからである。話を聞くと電気の乾燥器は使っているようだが、ガスとは全く…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【60代】

【60代】花の60代、怖いものなし-自分のこと以外で忙しい 60代の方の特徴は「体は悪いが、だからどうした。」と思っている方が多いということです。50代は心と体の分離を受け入れられなくて悩みますが、60代になりますと特に女性は開き直りも出てきまして、「そんなこと言っても病気だから仕方がない。じたばたしても結果は同じ。だからドーンと行こう。」という感じで怖いものなしになってきます。女性に比べると少し…

新型コロナウィルス収束後の社会

現段階で270万人の感染者と17万人の死者を出した新型コロナウィルスだが、2年ぐらいの内にはワクチンや抗ウィルス剤によって、毎年流行のインフルエンザ程度に収まるであろう。 では新型コロナウィルス収束後の社会はどう変わるのか考えてみた。 現段階で感染前と同じ生活には戻らないだろうと想像できる。 観光業や宿泊業、飲食業などは壊滅的な打撃を受け、会社の存続が危ない。 生活必需品や最低限の社会インフラ関係…