正義を通す戦い方

今日紹介で来た新米ママは仕事に復職したが、右の首から肩までの痛みが半年も取れないという。体型を見て、話を聞いた途端、「あなたみたいな方はドツボ組と言って、まず顎関節が悪い。普通はそんなに痛みが続くわけがない。そしてそんなに広い範囲で起こることはない。余程あなたが何か正義を通そうと頑張っているとしか考えられない。身体の中には2人いて『本人の気持ち』と『身体の本音』です。おそらく身体が嫌がっていても、『これが正しいこと。ちゃんと白黒つけなくては…』と思って闘ったのでしょう。身体は子育てで本調子でないので『そんな事今はやらないでくれ』と言っても、『いや、間違ったことは出来ない』と体の要求を無視したのでしょう。そうすれば今のような症状は出ます。顎関節に問題がなければもう少し楽だったと思いますが、あなたのように顎が細い人は首がほぼ治りません。そうなると首や肩の問題ではなく、生き方の問題です。『まあ、いいか』ぐらいに考えれば良いのですが、親の影響や育ちや本人の性格もあるので中々納得がいかないのでしょう。ではこのまま正義を曲げなければいけないのでしょうか?そうではありません。まずは身体を治して、体力を温存して、相手の出方を見て、そこからチャンスを待てばいいのです。身体に包丁が刺さって辛い時に闘わなくてもいいのです。包丁を抜いて傷が癒えて体力を温存してチャンスを待って闘えばいいのです。」と言ったら、「そういうことでしたか」と言っていた。

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