キーワード 乳酸菌

時々は風邪ひくことの勧め

先日テレビを見ていたら、免疫学で有名な安保徹先生が、「インフルエンザなどひいた方が白血球が戦うから免疫は元気になっていい。」という話をされていた。 世界の中で日本は薬を使いすぎている。 諸外国の3倍である。 胃が痛ければ薬、熱が出れば薬、腰が痛ければ薬・・・。 私など滅多に風邪をひかないが、数年前に1度だけ高熱が出た。 測ったら39度台だったので、どうなるか様子を見ていた。 頭だけ冷やしてあとは絶…

真っ黒金平

一病息災ではなく、年を取り多病息災になると、便秘ぐらいでも中々薬を使いたいくないのが本音だ。 乳酸菌や食物繊維ぐらいで便秘が解消されれば楽だが、そうはいかない方も多い。 そういう場合にお薦めの一品がある。 「真っ黒金平」である。 普通金平を作る時はごぼうを水に浸し、灰汁を抜く。 ごぼうは線維だけでなく、この灰汁が下剤である。 折角の下剤を捨ててはもったいない。 灰汁を抜かずそのまま金平を作って戴き…

ピロリ菌除菌に関して

最近、ピロリ菌除菌の話がよく出る。 少し話をまとめてみたい。 以前は胃のように強酸状態で生息できる菌はいないと思われていたが、犬の胃液かららせん菌を見つけた。 その後、ピロリ菌の存在が確定し、胃がんとの関係が指摘され、萎縮性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などでも除菌が推奨された。 年齢と共に感染率が上がり、日本人の6000万人がピロリ菌に感染している言われている。 しかし胃がんの発生率は地域差があり、…

やがて薬は着る物

師匠から発明王エジソンの言葉を何度か聞いている。 「未来の医師は薬を用いないで、彼の患者の治療において、人体の骨格構造、栄養、そして病気の原因と予防に注意を払うようになるだろう。」 師匠は消化器が専門だが、長年治療を見ていると現代医学の薬より、漢方薬や乳酸菌、健康食品と食の養生の話ばかり指導している。 投薬に関しても薬を飲むことを内服と言うが、どうして「服」という言葉を使うのだろうか。 それは昔、…

身体の中の3つのセンサー

仕事をしていると、痛みのひどい人などこんな事になるとは思わなかったとよく聞く。 我慢強いのは結構だが、そういう方を診ていると身体にセンサーがあるのかと疑ってしまう。 では身体にどんなセンサーがあればいいのだろうか? 私は3つセンサーが必要だと思う。 まず第1に筋肉や関節のセンサー。 腰が痛いとか、肩関節が動かないとか、背中が張ってきたとか・・・。 これはわかりやすいと思う。 第2に腸のセンサー。 …

がんの補助療法

これだけがんの患者さんが増えると、今は一昔前の暗いイメージとはかなり違う。 芸能界などでも誰々ががん発表となっても殆ど驚かないぐらいがんの方は多い。 そんな中、当院に通っている人は何か東洋医学的にアプローチはないかと求めてくる。 良い機会なのでまとめてみたいと思う。 1.乳酸菌を使った腸管免疫のレベルアップ 2.食品の選択(アレルギー対策やがんが喜ばない食べ物の選択) 3.生活環境(着る物・寝室・…

風邪の予防に関して

この時期、風邪でこられる方も多い。 咳もこじらすとなかなか抗生剤で止まらない。 出来る限り風邪の初期に手を打ちたいが、具体的に何をしていいかわからないという声を聞く。 手軽に出来る風邪の初期対策や予防の話をしたい。 まずお薦めするのが、乳酸菌である。 乳酸菌と思われるかもしれないが、鼻や喉の粘膜を強くするにはまずは腸を元気にしないとなかなか改善しない。 腸が弱いと風邪も引きやすく、引くと治りにくい…

冷え性について

前々回、細身の女性の特徴を書いたら、かなりの反響をいただいて同じ悩みを持つ方の多さに驚いた。 今回はこれからの季節を考え、冷え性について書いてみたい。 3年前は寒さのきつい冬で冷え性による坐骨神経痛の方が日に何人も来た。今までは足湯の話をしていたが、水の扱いが大変だったり面倒くさかったりで、薦めてもやる方は殆どいなかった。 そんなあるときpanasonicのスチーム足浴器の話を聞いた。お湯を使わず…

細身の女性の特徴

細身の女性の特徴をいくつかあげます。 「冷え性、甘い物が大好き、喉が弱い、生理痛、左腰痛、皮膚炎、便秘」以上、心当たりのある方は多いと思います。 以前にあまりに細身の女性の症状が似ているのに気がつき、その方達の生活を詳しく聞いてみると大体パターンが同じで、根本的に冷え性で腸の調子が悪く、骨盤の中の血行不良で便秘がち。体力も十分ではなく、ストレスを解消するために甘い物をこのみ、甘い物ばかり食べている…

心を鎮める治療

未曾有の震災で不安は増すばかり。もっと大きな地震が来るかもしれない、放射線は大丈夫かしら。電気・ガスや水道が止まるかもしれない・・・。不安の種は尽きません。震災以来皆さんの身体が変化しています。ではどんな変化をしているのでしょうか。 ★手足がこる これはストレスの反応です。身体はストレスを感じると自律神経の働きで心臓の血管を収縮させ、末端に十分血液を送らなくなります。肘下や膝下は特に反応が出やすく…

鬱病

インターネットの発達と共に、鬱病の患者さんが増えている。鍼灸院にいきなり鬱病でくる方は少ないが、腰痛が良くなった後で、「実は・・・」と言ってくる。西洋医学的には頭の血流やセロトニンをどうするか、眠れるようにするという視点だけのようである。Bi-Digital O-Ring Testで調べると鬱病は前頭部にウィルスの感染を認める。東洋医学的には「首のゆがみ」「マウスピース」「EAT(Bスポット療法)…

眩暈(めまい)と鬱病

以前、鬱病治療をしていた方が、メニエール病になり眩暈(めまい)が辛いという。医者で薬はもらったのだが飲んでしまい、まだ症状が続いているという。よく考えてみると鬱病と眩暈の治療は同じである。免疫を上げるために乳酸菌で腸を元気にして、抗ウィルス対策、眩暈の場合は利尿剤を使うが、首のゆがみや顎関節の治療などやっていることは大差がない。そういえば以前、鬱病治療をしていた方から、最近耳が辛くないと聞いたこと…

乾布摩擦とスクワラン

年配の方が少し肺を患ったので、元気になろうと一生懸命に乾布摩擦をしたら、ミミズ腫れで皮膚炎を起こしてしまったという。医者には、「やりすぎです。皮膚のバリアを壊してしまった。」と言われたという。気持ちは分かるが、ある程度の年令になったら皮脂が若い頃みたいに出ないので、ゴシゴシ身体を洗うのは考えものである。当院では喘息の方達に乾布摩擦を勧めているが、肺経と言って腕と胸だけである。そしてその時は必ず乳酸…

鬱病・うつ病

胃腸との関連 数年前から、鬱病が急増して慌ててこちらも勉強したが、Bi-Digital O-Ring Testで全身を拝見していくうちに胃腸障害が大きく関係していることに気がついた。 精神障害の方がかなりの便秘で、市販の便秘薬をかなり大量に飲むという。精神科の医者はとても良い薬を出してくれているのに、それでダメにしている。なか なか精神科で胃腸のことまでは面倒を見てくれないが、治らない鬱病の方はま…

冷え性

夏の冷え性 顔面神経麻痺や坐骨神経痛、冷え性の方は春が危険です。寒かったのが急に暖かくなると、女性は薄着になり油断します。 冷え性も一番多いのは冬ではなく、夏のエアコンです。お出かけ前が暖かくて、急に気温が下がれば簡単に症状は悪化します。 無理なく、無駄なく、油断なくが大切です。 電磁波の影響 身体にいい物を取っていても部屋の中に強い電磁波があるとなかなか良くなりません。一番良くないのはIHクッキ…

噛み合わせ

まず歯から いつも手の使いすぎで関節痛を訴えてくる方が、今日は手の平が痛いという。調べてみると背中が硬くて、おかし いと思って聞いたら、入れ歯の調子が悪いという。本人、入れ歯と背中、手の痛みが結びつかないだろうから説明した。歯の噛み合わせはとても大事である。鬱 病でもがんでも、免疫関係、身体の何処に痛みがあっても歯は一番最初に治してもらう。我々が治療して、少しでも歯がおかしくなると我々の治療効果は…

坐骨神経痛

目安は8回 カルテを調べると多くの方が8回以内で終わっている。治療経過の中で良くなったり、悪化したりがあるので、こ ちらとしては長い道のりに感じるが、統計を取るとほとんどの方が、その範囲内でおさまっているので驚いた。だから最近は坐骨神経痛の方には、8回の治療で ほぼおさまる旨を初めに伝えている。8回と言っても週に1度治療して2ヶ月かかる。8日間続けてやれば治るのかと聞かれるが、1回治療して体の反応…

アトピー性皮膚炎

腸の治療 アトピー性皮膚炎は腸の治療を第一としています。 Bi-Digital O-Ring Testでアトピー性皮膚炎を診ると、免疫の指数や腸の反応が殆どだめでこれでは身体に回復させるだけの力がないと感じます。まずは乳酸菌で腸を整え、喘息や副鼻腔炎などは専門家に診てもらい、その上でアトピー性皮膚炎の治療をしないとうまくいきません。皮膚がかゆいからといって皮膚ばかり見ていてもダメです。テロメアとい…

膝の痛み

膝の治療10通り 膝に痛みで来院される方が多い。膝治療に関して思いつくだけでも10通りの方法が浮かぶ。 変形がひどく手術をしなくてはいけない方は別だが、今までの経験でほとんどの方がこの治療でうまくいく。ただし気をつけなければならないのは膝の熱だ。膝 が熱を持っている場合、熱を取らない限り治療がうまくいかない。治療前には必ず患部の熱を診るようにしているが、皆さんは意外と膝の熱に気がつかない。膝 治療…

喘息(ぜんそく)

喘息の治療 東洋医学的に喘息の治療は色々と出来ます。医者から気管支拡張剤をもらっている方も多いですが、出来れば減らしたいというのが本音ではないでしょうか。喘息の場合、身体に出る反応点は首の後ろ、腕、胸と大体決まっています。反応の強い点を治療すれば薬を減らすことは可能です。あと気になるのはご自宅の環境です。エアコンが古かったり、絨毯を敷いていたり、ペットを飼っていたりするとなかなか呼吸器の病気は治り…