キーワード ぎっくり腰

旅行とぎっくり腰

この時期、旅行疲れでぎっくり腰の方は多い。旅行の目的が美味しい物を沢山食べることだから腹筋力はなくなる。それに長時間の車や新幹線、飛行機で腰や足に負担がかかり、ぎっくり腰は仕方がない。ぎっくり腰になった方の体を診ると、お腹と脚の両方に負担をかけなければいいのにと思ってしまう。移動がきつければ少食にするとか、移動が楽で翌日の日程も楽なら食べ過ぎてもいいとか、どちらかがいい。美味しい物を食べるなと言っ…

一人暮らしとぎっくり腰

普段は山登りをして元気な方が、ぎっくり腰になったという。話を聞くと、久しぶりに友達と遠出をして美味しい物を食べたという。話を聞いただけで、車の運転で足の左右差、お腹の状態が良くないとわかった。身体を診ると右の脛だけこっている。アクセルとブレーキ操作である。これは想定内なのだが、お腹を診てビックリである。この方は娘が嫁いで今は一人暮らしである。どうしても食事に気を使わなくなり、友達と久しぶりに楽しい…

明日は接待ゴルフなのにぎっくり腰

日曜日に接待ゴルフで土曜日の午後にちょっとした植木や家具を動かすと、ぎっくり腰をやってしまう。いつもかかっている先生に治療を受けられれば良いが、かかれないケースもある。そんな時に対処法をいくつか紹介したい。まずはぎっくり腰は腰の筋膜炎なので、冷湿布で痛い腰を冷やす。次に食事を止める。ぎっくり腰の原因のいくつかが胃腸炎から来るので、食べて腹圧を上げると腹筋が働かず、余計に腰に負担がかかる。次にお風呂…

がんとインフルエンザ、ぎっくり腰に腹圧の話

胃がんをやった方が肺に影があるので、精密検査を受けた。問題はなかったが、子供の頃から小児喘息の既往歴があり、肺はそんなに強くはない。少し前にインフルエンザが流行った頃もらって、高熱を出した。その後ぎっくり腰をやったので、踏んだり蹴ったりである。しかし我々から診ると小児喘息などで粘膜や胃腸が弱いから、がんを起こしやすいわけだ。ぎっくり腰も調べてみると腹圧が異常に髙い。腰の治療より腹圧を下げなくてはと…

ぎっくり腰

先日久しぶりにぎっくり腰をやってしまった。受付の整理でもと思って狭い中で身体をひねったら腰に電気が走った。「あっ、やっちゃった。」しかし職業柄何をすればいいのか、わかっているのですぐにシップで腰を冷やし、骨盤ベルトをして、食事を控えた。ぎっくり腰は普通4日目の朝には楽になると言われているが、治療をすればもっと早くきれいに治る。今回は治療法を説明したい。 ぎっくり腰の治療法-考え方は足の捻挫と同じと…

仙腸関節について

常連さんが腰を痛がり、良くならないので診て欲しいという。調べたら右の仙腸関節炎(ぎっくり腰)で、まずは鍼を打って様子を診た。そうしたら打った後の方が痛がる。これはおかしいと思い、ぎっくり腰の定番治療、①脚の治療②お腹の治療③さらしなどでの固定を全て試したが全く効果がないという。これは明らかにおかしい。脚を治療しながらスタマックラインの反応があったので、「食べすぎ?ストレス?」と聞いたら、ある投薬の…

ブログ諺③-身体にやめさせられる話

これは大分前、激務をこなしている先生に、「仕事に対する責任感から激務をこなし、無理する気持ちは分かるけど、こんな状態を続けていたら、やがて身体にやめさせられてしまいますよ。身体の中には2人いて『本人の気持ち』と『身体の本音』です。先生が色々とやっているのは『先生の気持ち』であれもこれもやらなくてはという先生の都合。今回のぎっくり腰は『身体の本音』。こんなに激務を続けられては身体はたまらない。『本人…

ブログランキング20位~24位

ではブログランキングの続きを書いてみたい。 20位 発汗について 21位 女性の免疫 22位 ぎっくり腰を最短で治す方法 23位 病気は仰山にしろ-我慢弱いこと 24位 誕生日日(たんじょうびび)の話 まず20位の「発汗について」は、20年近く前の冬のある寒い朝、仕事に入ったら身体が冷えていて上手く動かなかった。少し仕事をこなし、昼過ぎからは身体が動くようになったが、これは困ったと思った。翌朝から…

寿命と白米

年配の常連さんに、「『EAT(Bスポット療法)』『乳酸菌』『当院で足を揉む』で寿命が5年は延びるという話は前回しましたよね。この話をある年配の方にしたら、『私はそんなに伸びなくてもいい。90才手前位でいい。』と言われてしまった。本人が生きたいか生きたくないかまではわからない。悔いのない人生を送っている方は、いつ死んでもいいと思っているでしょう。だから程々でいいと思ったら、うちにも来ないで、EAT(…

ここが落とし穴-アイシングは逆効果?

以前から、「ぎっくり腰は炎症だから患部を冷やしてお風呂で暖めてはダメ。」と言われていた。 しかし段々とぎっくり腰の時にお風呂に入ると楽になるという報告が続き、私自身どちらが正解なのかわからずにいた。 そんな時にタイミング良く私が酷いぎっくり腰になってしまい、絶好の検証する機会を得た。 お風呂まで這っていき、恐る恐る身体を温める。それも十分温まるまで。 15分か20分ぐらいしたところで恐る恐る立って…

胃腸炎と火事

昨日来たぎっくり腰の方は、「最近ちょっと胃腸を壊していて・・・」と言う。「食中毒?」と聞いたら、原因は余り良くわからないが、下痢をしてほぼ70%は治ったという。話を聞きながら、「胃腸炎を完治させていないのは、腰痛を味わいたいと言っているのと同じです。我々の感覚では胃腸炎は小火(ぼや)と同じ感覚です。火が見えていて、7割消したからとは言わないでしょう。完全に消化しない限りすぐ大火事になってしまうでし…

先生の予言が当たった

ご近所の方が、ぎっくり腰で来た。開口一番、「先生の予言が当たった。以前診てもらった時に、『このままの状態が続くといつか腰が爆発しますよ』と言われたが、今回爆発した。先生覚えているでしょう?」と言われ、「いや、ちょっと覚えていないです。仕事柄身体を診ると感じることを僕はしゃべっちゃいます。それで言ったのだと思います。」と返事をした。話を聞くと、ぎっくり腰をやってから、4日経つという。普通、ぎっくり腰…

1万人に1人の腰痛

昨日来た方は実に珍しいぎっくり腰だった。今まで腰痛の原因は「脚」か「腹」と言い続けてきたが、脚が何ともない。では「腹」となるがこれもたいしたことはない。あと腰痛の原因は「背中」「頭」だが、取り敢えず頭は問題がない。では背中かと言うと背中は悪くないが肩の三角筋を両側手術している。詳しく診ると左の三角筋の切った範囲が広い。これでは僧帽筋や広背筋がやられてしまう。今回のぎっくり腰も左側が辛いという。こう…

慢性腰痛と鬱病

慢性腰痛で通っている人が突然股関節が痛くなったという。色々と関節を動かしてみたが全く痛がらず、関節の中というよりは周辺の筋肉が硬い。もちろんレントゲンやMRIで調べなければならないが、慢性腰痛をほったらかしにして、周辺の筋肉(お尻周辺)まで硬くなったことが原因のようにのように思えてきた。この方は以前から逆流性食道炎があり、ぎっくり腰の時は来るが辛くならなければ来ない。「胃をちゃんと治さなければ腰は…

あれもこれも治療しない方がいい

肩の痛みで通っている人が、突然ぎっくり腰を起こしたという。下半身を調べてみると筋肉の硬さから1-2ヶ月間ほど相当負担をかけていることがわかったので話を聞いたら、「従業員が辞めてしまって私が現場で作業をすることになってしまった。少しきついとは思ってもう2ヶ月ぐらい経つ。」と言う。「いつもの肩もまだ痛いから腰と肩を両方お願いしたい。」とのことだったが、「こういう場合は腰だけ集中してやった方が成績が良い…

発熱と血行不良

アキレス腱の手術をした方が患部に熱を持っていたので、冷やすように指示をした。昨日たまたま1日家にいたら、足の指先がジンジンと痛くなり困ったという。話を聞いたら、エアコンの効いた部屋から出なかったという。手術の後、趾のシビレもあるのでその上ジンジンではたまらない。これには2つのことが重なっていて、「手術の後の患部の熱」と「シビレを訴えている指の血行不良」である。手術の後に熱を持てば冷やすのは当然であ…

自分の身体のことは分からない

最近常連の社長が、「今日は何処が辛いですか?」と聞くと、「んまぁ、ちょっとやってくれる。」と言って自分の辛いところを言わない。いつものように治療が始まれば私は、「何ですかこの腰・・・。」とか、「首が何ともない。ヤダモン君もない。」などと感じたことをしゃべりまくる。社長はおとなしく聞いていて、「ふーん、そうか。そんなに腰は悪くないんだなぁ・・・。」とか、「心臓もゆとりがあるのだなぁ。」と一人言を言い…