キーワード スポーツ

GOTが高いと言われて・・・

昔は肝機能をGOT・GPTと言っていた。今は少し変わって「AST(GOT)」と「ALT(GPT)」と言うようになった。今日来た患者がGOTが49と正常値を超えたという。正常値が40だからほんの少し頭が出た。どうしても気になるようなら2週間後に測って、問題なければそれで終わり。我々からすると全く気にする話ではない。普通問題視するのは大体100を越えてから。採血毎に上がっていくようなら、肝臓が壊れたか…

筋肉の質と結婚相手

紹介できた女性があまりに筋肉の質が良かったので、次のような話をした。 筋肉の質が抜群にいいと言うことは体力に自信がある。 瞬発系のスポーツは訓練をしなくても出来てしまう。(マラソンは苦手) こういうタイプの方は物事に白黒をつけたがる。 優柔不断の方が苦手。 女友達も男性っぽい方と気が合う。(なよなよした方は苦手。) よく人と意見が異なりぶつかる。(年を取ったり経験で丸くなる。) 地道に努力を続けな…

ストレートネックについて

肩の激痛の方が通っている。治療してもあまり変化しないので調べてもらったら、頚椎椎間板ヘルニアとストレートネックがあるという。これで良くならない理由はわかったが、レントゲンを見ながらあまりのストレートネックなので少し閉口してしまった。ストレートネックはまず下記の方がなりやすい。 細身で太ったことのない方 少し繊細で敏感な方 手をよく使う方 こんな特徴がある。対応策だが細身なので乳酸菌と腸の治療、繊細…

胃炎を筋肉痛で治す話

常連さんが久しぶりにラグビーとマラソンを5km走ったという。今までは宴会続きで胃炎が治らず、脚に反応が出ていたが、今回の運動でかなりの部分が楽になっている。この現象はよくある話で、仕事でイライラしているときに走ったりして汗をかくとスッキリすると同じ話である。結局、胃炎の反応で脚の筋肉が硬くなると胃炎を治さなければ脚は治らないが、その脚に筋肉痛という事件を起こすわけだ。筋肉痛が時間の経過と共に治ると…

東大生と鈍感力

東大を卒業した患者さんは多い。その方達に、「どうやったら頭が良くなるのですか?」と聞いてもあまりいい答えが返ってこない。こちらも色々と聞いているうちにある方から、鈍感力の話を聞いた。「これはある程度東大生に当てはまると思うのですが、少し鈍感な方がいいと思います。例えば受験勉強が辛いのは誰でも一緒です。あまり繊細だと、こんなことは続けられないとすぐに止めてしまうでしょうけど、鈍感だと辛いけど続けられ…

側弯症の生き方

仕事柄、側弯症の方を時々診る。 曲がりがひどくて手術をした方や、女子中学生で親に連れられてくる方などがいる。 大人になるまだ気がつかず、何かのきっかけで指摘される方もいる。 角度的に15度、25度とひどくなければ経過観察で西洋医学に治療法はない。 中学生ぐらいで指摘される方は、極端な片腕だけ使うスポーツ、テニス、野球、卓球などは控えめにと言っている。 背骨がねじれ、そのねじれを促進するような身体の…

病気の2つの原因

長年仕事をしていると親子3代を診ることはよくある。 最高で4代を診ている。 そういう方達を診ていていつも感じることは、病気の原因は2つあるという事だ。 1.先祖からの遺伝子のコピーの問題 2.環境と本人の生き方 先祖の問題は遺伝子が同じだからどうしてもいいものも悪いものも継承してしまう。 色盲やリウマチなどは遺伝病で先祖に同じ病気の方がいて、子孫はそのコピーだからどうしても発症してしまう。 手術や…

体力は下り坂ではなく階段を降りるように落ちる

以前、治療効果は階段的変化である程度頑張っても良くならないときがある、しかしその後突然ジャンプするみたいに改善するという話を書いた。体力が落ちるときもそれと似ていて下り坂のように落ちるのではなく、突然ガクッと落ちる。60代の男性で普段はゴルフ、冬はスキーを楽しんでいる方が、突然太腿が悪化した。理由を聞いたら特別なことはやっていないという。ただし、3日続けてゴルフをしたが、2日目はカートで回ったので…

治らない30代の腰痛

常連さんの息子さんが腰痛で来た。身体を診るとがっちりしていて筋肉の質が良い。見るからにスポーツ万能という感じである。先ずはじめに足を診たら、硬さに10年程の歴史を感じた。社会に出て何年か聞いたら11年だという。以前に男の38才説を書いたが、どう見てもドツボ組である。体重を聞いたら学生時代が70kg、今が約10kg増えている。なぜ太ったのか聞いたら、お酒が好きだという。膵臓の反応を診たら、余裕たっぷ…

タルク治療の落とし穴

以前、膝痛の苦い思い出で書いたが、膝治療の最終手段の一つにタルクを使っている。普通の生活ではこの治療で問題ないのだが、何かスポーツをやったり、山に登ったりする場合はこの治療に落とし穴が出来る。タルクだけで治療をすると深いところの筋肉に刺激が行かない。特に太腿の前面(大腿四頭筋)は注意が必要だ。この筋肉は浅いところに大腿直筋と深いところに中間広筋がある。この深いところにある筋肉にはタルクでは刺激が行…

常連さんの特徴

新年早々、「通い続けている方はどういう方ですか?」と聞かれたので、考えてみた。 スポーツなどやっていて身体を痛めている方 慢性病の治療で通っている方 目標があって、その状態まで持っていきたい方 ご隠居さん的に良くも悪くもメンテで通っている方 大体この分類である。私などは仕事の9割が常連さんなので、分類してみると成る程と思ってしまう。特にこの中で目標を持って治療をしている方は意識が高い。スポーツや慢…

挫折と戦略

球技をやっている学生が、肩の痛みが取れず大会に出られないかもしれないと言う。今までそのスポーツしかやってこなかったから、目の前が真っ黒で何も考えられない気持ちは分かるが、キャプテンなので他の選手のことも気にかけなくてはならない。本人は勝ち目はないと思っているようだが、我々から見るとキャプテンの肩の痛みと勝負はあまり関係がない。実力的にはキャプテンが点を取るのだろうが、点が取れなくても戦略的に出来る…

学生を治療して思うこと

スポーツをやっている学生を時々診ることがある。 多少の怪我ならすぐ治るが、場合によっては競技を継続できない場合もある。 今までの人生でそれしかやってこなかった子が殆どだから、病状を伝えるのにこちら が辛くなってしまう。 しかし人間を60年近くやっていると人生は山あり谷ありで、結構捨てたものではない ことを知っているが、若い時はそのスポーツが全てだから落ち込む気持ちは分かる。 色々な方を見ていて挫折…

機械を買って安心する心

今日は何十年ぶりに11月の初雪だそうで、かなり冷える。朝、治療院の暖房を全開にしてもなかなか暖まらない。患者さんが外から来るので皆、鼻水をすすり、「今日は冷える。」と連呼している。こういう時はふくらはぎの硬さが気になり、中にはスチーム足浴器を買っている方も多いので、「使ってる?」と聞くと、「しまったまま。」という方が結構いる。長年仕事をしていると、お薦め商品①②とグッズが増える。買う方は多いが、使…

ぎっくり腰と身体のお知らせ

中年の男性が3年ぶりにぎっくり腰を起こしたという。身体を診たら腸は動いていないし、足の左右差はある。これでは腰に負担がかかると治療していたら、左脚のみ痛みが取れ右脚が反応しない。この左右差は歴史が長いので、学生時代のスポーツを聞いたら、バレーボールでアタッカーをしていたという。右足で踏み込むのが癖だったという。これで左右差の理由がわかったので次に腸である。食生活があやしいと思って聞いたら、理想的な…

筋トレとがん治療

前回、がんは粘膜の問題と書いたが、もう少しわかりやすく説明して欲しいとの問いがあったので説明します。我々から見ると筋トレは家で例えれば壁を鍛えているようなものである。見た目はバリバリでいかにも丈夫そうに見える。多少の台風にはびくともしない感じである。しかし屋根が少し雨漏りする。いくら壁を鍛えても、屋根をいじらない限り雨は漏る。粘膜を鍛えるというのは屋根を万全にすることに似ている。壁はそのままでも、…

がんは粘膜の問題

当院の患者さんでメルマガの購読者から、「私の親友で胆嚢がんで手術不可能な方がいる。お酒は飲むが、筋トレをかかさず、マラソンが趣味なのに・・・」と言う。しかし私から診たら、がんは粘膜の病気なので、筋肉をいくら鍛えてもがん予防にはならない。心臓を鍛えるぐらいである。スポーツ選手でもがんになっている。大事なのは粘膜を鍛えることである。だからEAT(Bスポット療法)、歯周病、腸の治療が効果を上げてくる。こ…

マラソンと胃炎

北海道マラソンに出て完走した方が、その後から腰や足の調子が悪いという。話を聞くと、マラソンの後、暴飲暴食をして胃をこわしたという。それから何となく調子が悪いのを工夫して筋トレしたが、全然良くならないので来たという。以下はその方の身体の所見である。 スタマックラインに強い反応 お尻の胃炎と左右差の点にのみ反応(坐骨神経痛の反応なし) ハムストリングに強い反応 按腹でお腹を触ったらガチガチ 左腰痛-腸…

膝がだるい場合

仕事柄、膝のお皿のことをパテラ(patella)と呼んでいる。時々スポーツをやる方でこのパテラがだるいという方がいる。膝が痛ければ色々と治療はあるのだが、だるいと言われると少し困ってしまう。パテラを動かす運動法もあるが、少し手間がかかり、中々自分出てきない。そんな時にバイブレーターとクッションを使い良い方法がある。写真のように膝の前後にクッションを置いて、パテラを辛い所に当てる。マジックベルトで振…