キーワード 食べ過ぎ

二十歳より10kgほど太った女性達へ

以前男の38才説は書いた。男性の場合、33才ぐらいから身体が変化するが、気持ちは学生時代のまま5年過ぎる。40才を前にして、「俺も人生半分か。」などと言い、今までは薬局にいっても滋養強壮剤など見向きもしなかったのが、少し気になる。我々のような鍼灸・マッサージも自分の腰が良くならず、行ってみようかなぁと気になり始める。それが男の38才説だが、女性の場合は明確に38才に反応しない。理由はいくつかあるが…

断食について

アーユルベーダの日本の第一人者、上馬塲和夫先生のFacebookの中に下記のようなことが書かれていた。 「お釈迦様の苦行像だか、仏陀は中道を体得し悟られた後も、弟子たちに断食を許していた。仏教の僧院生活、まあ仏教生活では朝の空腹時に体調を内観する。昨日の食事が消化したかどうか。不快を感じたら、朝食をとらずにそれを観察する。水も飲まずに内観する。しばらくして、不快感がなくなったら、白湯をいただき、さ…

痛風薬を止めなければ治らない腰

胃炎が原因で腰痛の方が、最近調子が良い。食べ過ぎても胃が丈夫になってしまったものだから、腰に痛みが出ない。仕事も順調で身体を診ると、休みなく動いているのが手に取るようにわかる。それでストレスはどうかというと心臓の反応のヤダモン君は全く出ていない。そして食欲も旺盛で体重が減る雰囲気は全くない。お客様との会食でも気がつくと皿をすべて平らげているという。以前みたいに胃腸に負担をかけ、腰でも痛くなればそれ…

腰痛アラカルト

仕事柄、腰痛の方は毎日診ている。一概に腰と言っても場所によってなぜ痛くなったのかの原因が違う。ぎっくり腰は仙腸関節の反応だし、坐骨神経痛なら殆ど一側にしか出ない、腸の反応は特定の場所以外でないし、甘い物取りすぎは左の腰の上、刺激物の摂取は右の腰の上、図には書けなかったが、座り疲れは場所的には甘い物取りすぎは刺激物の摂取と同じ場所。明確に辛くなる場所が違う。だから身体を診て、「これはぎっくり腰ではな…

イタリアンと腸の動き

以前、辛いものを食べて痔が悪化する話は書いた。昨晩はたまたま定休日だったので、家内と町をぶらぶらしていたら混んでいるイタリアンを見つけた。何とか座れたので思わず色々と注文してしまった。あまり食べたことのないアヒージョやパスタ(少し辛かった)がとても美味しかった。そうしたら家内が「やはり料理にこれだけニンニクを入れ、オリーブオイルと唐辛子を使うと美味しくなる。」と言っていた。普段は仕事柄、定休日の前…

減量できない方の特徴

仕事柄、減量指導はよくしている。以前中年太りで困った方に断食指導をしていたら、「3日間の断食で9食食べ損なった。今はこれをどう取り返すかで頭が一杯。」と言われて、ビックリしてしまった。こちらからするともう過ぎたことなので、取り戻すという発想がない。又旅先では必ず美味しい物を食べる習慣の方は、たまたま食べ損なっただけで、「食べられなかった○○の敵を取る。」と言う話をする。食べられなくて損をしたという…

患者から出た「やって理解出来た」という言葉

ちょっと酷い坐骨神経痛の方が毎週通っている。今まで通っていたところで良くはなったが完治しないという。当院のブログを見て興味を持ったという。初診が5月でその時にもう胃腸の問題のことを指摘している。「胃腸を治さないと治らない坐骨神経痛」と毎回来る度に伝えている。仕事柄宴会が多い方で、週に最低2-3回は入るという。多いと4-5回でいつも胃腸障害を抱えている。今回は昨晩の食べ過ぎでお腹も痛くて触れないぐら…

腹八分について

昔の方は「腹八分」といういい言葉を残してくれた。しかしよく考えると昔人生50年だった頃はそれで良かったが、今みたいに30年も寿命が延びると80才になっても腹八分というのは少し食べ過ぎだと思う。亡くなられた聖路加病院の日野原先生も晩年、「10才年をとるごとに一分落としなさい。70代で七分、80代で六分、90代で五分・・・。」というような事を言っておられた。しかし患者さんに腹八分と言うと九分五厘食べて…

新米看護師に二言目

以前、新米看護師に一言を書いた。その後、身体を診たら胃炎はあるし、酒は飲むし、足は浮腫むし、喉までおかしい。勤務でストレス発散のため、どうしても外でお酒を飲むのが習慣になってしまっているのであろう。お酒を飲むと食欲が出て食べ過ぎてしまう。そうなると腸が動かない。益々足が浮腫み、悪循環である。こういう場合よく看護師が太るので注意が必要である。太りたくないのであれば、手を打たなくてはならない。そしてな…

食後のデザートと胃炎

常連さんが久しぶりに来て腰が痛いという。身体を診たら完全に過食である。現在仕事で現役を離れ、悠々自適なのは結構なのだが、どうしても食べ過ぎてしまうと言う。せめて夕食後のデザートは控えて欲しいと言ったら、今日1ヶ月ぶりに来てあれからデザートを止めたら、体重が1.5kg落ちたという。それ以外にも良いことがあって、今までは夜間にゲップが上がり胃薬を飲んでいたが、デザートを止めたらゲップが上がらず、胃薬が…

胃腸の話

最近気がついたら患者さんには胃腸の話ばかりしている。 「この脚の反応は胃酸過多だから食べ過ぎです。」 「2週間お酒をやめたからこんなに背中と坐骨神経痛が楽です。」 「この胃の硬さは食べ過ぎよりストレスです。」 「こんなに腸が動かなければ浣腸を試したらいかがですか?」 「胃薬を忘れなければ背中はもっと楽だったと思います。」 「生クリームを止めない限りこの膵臓の反応は消えません。」 「これだけ腹圧が高…

手強い生クリームの話

今日来た方は脚の反応点を診ただけで胃腸障害ということがわかり、硬さから判断して15年ものと説明した。話を聞いたら19才から激辛ラーメンにはまり、食べ続けているという。さぞかし右の背中(胆嚢の反応点)が硬いだろうと思って診たら何ともない。以前背中を診れば食生活がわかるで書いたが、甘い物取りすぎは膵臓の反応で左の背中、刺激物の摂取は胆嚢の反応で右の背中に反応が出る。しかし反応が出ていたのは左で甘い物取…

スキーと絶食

常連さんが北海道でスキーを楽しんできた。子供も滑れる年齢になったので、母親はつい頑張ってしまい、いつもより筋肉痛が酷い。今までなら何もしなくても筋肉痛が治っていたが、今回は治らないので来たという。筋肉の状態は過去最悪。これでは治らない。このままでは困る、すぐに治す方法はないのかと聞いてきたので、「筋弛緩剤」か「絶食」と言った。ミオナールなど筋弛緩剤は有名だが、普段ゴルフをしない方がたまにやって起こ…

漢方薬一覧

長年東洋医学をやっているとどうしても漢方薬の話が出てくる。 代表的な漢方薬一覧を解説します。 葛根湯 (かっこんとう)… 頭痛、肩こり、風邪の引き始め、目の疲れ-肩より上の血行を良くする 安中散(あんちゅうさん)…胃弱、胃アトニー、神経性胃炎-食べ過ぎなどの場合の消化剤 八味地黄丸(はちみじおうがん)…腰痛-下半身の血流改善、尿量に注意 黄連解毒湯 おうれんげどくとう   喀血、吐血、ノイローゼ …

過食とセンサー

正月は次から次へと過食の方が来る。朝から晩まで過食過食と言っていると少し飽きてくる。ある方から、「先生はどうして過食をしないのですか?」と聞かれて、「過食をするのは簡単です。今食べている量の2倍は食べられます。しかし食べた後に何が起こるかというと、僕自身の指のセンサーが働かないのです。何処に問題があってどの角度でどれだけの刺激を与えるかは殆ど勘でやっていますが、それがわからなくなるのです。だから患…

痩せる道理がない

胃腸を壊し、腰痛で通っていた方が最近太りだした。今までなら、食べ過ぎると腰が痛くなってブレーキがかかっていたが、最近体力がついたのか、胃腸が元気になったのか、食べ過ぎても腰が痛くならない。こうなると歯止めがないから、どんどん太る。ただ腰が重いだけだ。こうなると止まらない。身体の器が大きくなるのは良いことだが、限度はある。以前なら無理矢理、胃を壊して治療することを考えたが、今は中々やりにくい。こうな…

転んで胸を打ったら過食に注意

年配の方が転んで左胸を打撲した。症状は咳き込むと痛い。典型的な神経痛様の症状である。症状が神経痛と同じだから、冷やしてはいけないことはわかると思うが、痛めたところが丁度心臓の反応点と重なる。病院に行って心電図を取るときに、左胸の第4肋間から始まって脇にいくにしたがって第5第6と、くっつくカップ(サクションカップ)をつける。だから打撲なのに心臓に悪影響が出る事がある。そのことを患者さんに伝え、尚かつ…

腹筋の筋トレと炭酸水

常連さんが腹筋の筋トレをした後でゲップが続くのでどうしたら良いかと言う。これだけの話だと何が原因だかわからない。自律神経が絡むのか、腹圧なのか、胃が動くのか、ある程度の想像は出来るが原因の確定が出来ない。しかし対策はある。この患者さんには炭酸水を飲みなさいと指導した。理由は簡単で、炭酸水には胃をよくする作用がある。日本のある場所で湧き水の中に炭酸が入っている地域の胃病の発症率は低いという。食べ過ぎ…

がんと食生活

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとがんの方は多い。先ずはじめに食生活を聞くと大体原因が分かる。いくつかの問題点をあげてみたい。 青汁-がん治療の落とし穴で書いたが、身体に合うものをちゃんと選ぶ必要がある。下剤として働き、体力を奪うものもある。 人参ジュース-ハンバーグを食べるときに横にある程度の量ならいいが、ジュースなどにして食べ過ぎるとこれもがんの促進因子になる。 発芽玄…

巨峰、メロン、桃、スイカ-この時期体調を壊す物

胃腸障害で腰を悪くする方は多い。この時期、巨峰、メロン、桃、スイカは鬼門である。まず巨峰だが、あんなに甘い巨峰は世界にないそうである。日本の巨峰は特別甘い。私も時々頂くが3粒程度である。食べる方は一房食べると言うからどれだけの糖分か分からない。次にメロンだが残留農薬などの話を以前に書いた。桃も糖分が高い。頂き物などで毎日食べるとすぐに背中の膵臓の反応点が硬くなる。スイカも同様である。我々が勧めてい…