鬱病と大掃除
去年から鬱病治療をしていた方が、年末調子が良くこれなら何とかなりそうだと思っていた。しかしたった2日間大掃除をしただけで、その影響が1ヶ月も続いている。鬱病治療は当院ではストレスが末端に反応が出る事から腕や足をよく治療する。治療経過が良かった分、本人もこれくらいならと思ったのであろう。大掃除は普段使わない筋肉を使う。箪笥や畳など持ち上げたこともないのに、途中で放り投げられないので、最後まで辛くても…
去年から鬱病治療をしていた方が、年末調子が良くこれなら何とかなりそうだと思っていた。しかしたった2日間大掃除をしただけで、その影響が1ヶ月も続いている。鬱病治療は当院ではストレスが末端に反応が出る事から腕や足をよく治療する。治療経過が良かった分、本人もこれくらいならと思ったのであろう。大掃除は普段使わない筋肉を使う。箪笥や畳など持ち上げたこともないのに、途中で放り投げられないので、最後まで辛くても…
仕事柄、交感神経優位の方ばかり診る。常に戦闘モードでスイッチがオフになっていない。これでは疲れるだろうと思いながら治療している。以前、自分自身の副交感神経のスイッチはどう入れたらいいのか実験したことがある。仕事が終わってまず何を身体が求めるか。まずは美味しい物を食べたい。次にマッサージにかかりたい。次にいい映画が観たい。いい音楽が聴きたい。いい香りを嗅ぎたい。柔らかなものに触れたい。結局五感を満足…
ある方が70才になったときに、どんな感じですかと聞いたら、「古稀は古くて稀なだけです。どんな感じかと言われれば『祭りの後の後片付け』かしら。」と感 想を言われた。 祭りの後とは賑やかだった時を経て、余韻に浸り、寂しさを感じながら後片付けをしている、何ともしんみりとした情景が目に浮かぶ。 しかしその後15年も経てば祭りの余韻すら残っていない。 あの時の祭りは楽しかったなぁという記憶だけである。 何事…
長年人の身体を診ていると「貧乏・病気・争い」で一番辛いのは「争い」と感じてしまう。 貧乏はいつもお金がないから慣れてしまう。 病気は治療法がないとか、動かないとかこれもある程度慣れることがある。 痛みでも段々気にならなくなってしまう事はよくある。 しかし争いはダメだ。 どれだけ時間が経っても身体に反応が出る。 特に心臓のうしろ。 左の肩甲骨の下と背骨の間ぐらいの所が、何となく病んでくる。 酷いと左…
以前にがんの患者さんから、「最近腰が痛くて嬉しい。」と聞いた。 聞き間違いかと思ったら、本当に嬉しいという。 がんを患うとどうしても生き死にの問題になる。 どれだけあと寿命があるのだろうか。 再発はするのだろうか。 残された家族はちゃんとやっていけるのだろうか。 寝ても覚めてもがんが頭から離れないという。 そんな時腰が痛くなると、腰痛では死なないと思ってしまうと言う。 ひどく痛みを感じるということ…
言わずと知れたハーバード大学の図書館に書かれているとされる20個の落書きが、4年前に世界中で話題になった。 2年前日本でも出回ったので知っている人も多いだろうが、感動するほどグッとくる言葉が並んでいる。 ちなみにこの件でハーバード大学に問合せが殺到し、ハーバード大学側は否定しているという。 今眠る者は夢を見る。今勉強する者は夢を叶える。 君が無駄にした今日は、多くの人が願っても叶わなかった明日であ…
定期的にメンテをしている方は多い。 殆どの方は過去にひどい腰痛などを味わって懲りた方達である。 しかしメンテをしているからといって、スーパーマンになる訳ではない。 どういうことが起こるかというと、段々年を重ねる毎に回りの方がどんどん具合が悪くなっていく。 自分は何も変わっていないのに、周りが変化するので相対的に自分の元気はメンテが影響しているとわかる。 その時に時間とお金と手間をかけて良かったと、…
前回は乳酸菌の事を書きました。 性格が穏やかになるのでしたら、学校給食に入れてもらいたいと思います。 そしてもう一つ入れて頂きたい物があります。 それは食物繊維です。 正月早々、尾籠な話で恐縮ですが、便の量と自殺率が反比例するという研究報告があります。 アフリカなどでは木の実や草など食事に含まれる食物繊維の量が非常に多く、その分便の量も増えます。 先進国はファストフードや西洋食化で食物繊維の量は多…
長年仕事をしていると会社が倒産したとか、離婚をしたとか、子供を亡くしたとかいろいろなお話を伺います。その都度、体を拝見しているわけですが共通項があります。 それは「どんなに辛いことでも体は2年で回復する」ということです。もちろん心の傷は一生残ることはあるでしょうが、体を拝見していて2年以上長引いたケースは殆どありません。おそらく細胞が新陳代謝して体に残さない仕組みがあるのだと思います。 会社倒産な…