2004年12月12日 第11回発表資料

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村田「利き腕のテニス肘の治療」
田中「O脚を靴で治療」


 

利き腕のテニス肘の治療

主訴:右肘の外側が痛む

→2ヶ月ほど前から重い荷物を多く運ぶ仕事を始め、1・2週間前から物を持った時に右肘が痛むようになった。今では『2Lのペットボトルを上からつかむと痛い』という具合に症状が激しくなっている。

所見:上腕骨外側上顆に圧痛あり(内側にもある)。

前腕回内位に抵抗をかけるとで症状再現。

体の様子:細身の筋肉質(高校の頃から約7・8年相当に鍛えていた)。

その後、仕事を始め運動は全くといって良いほどしていない。

交通事故の既往あり。

治療 1回目:前腕の痛みがある筋を追い、指圧と鍼(EAT)

治療後にキネシオテープで保護

 

直後は“やや違うかも・・・”くらい

が、全く持たず。

2(?)回目:体を触らずに、市販の『テニス肘サポーター』を試して貰った。

条件は、午前と午後に分けて出来るだけ重い物を運ぶ時のみの着用にして貰えるように。昼時は外す。

 

少しは良いかもしれないが、やっぱり痛いね・・・

3回目:前腕部は状況を探るだけにして、『     』と『     』をメインに治療を展開。

症状が“楽になった”とその時点で実感

まとめ:


 

 

O脚を靴で治療   東洋鍼灸院 田中俊男

初診時: ご紹介でO脚の患者さんを診る機会があった。
8年前からの膝の変形が強く、医者で「膝を人工骨に取り替えるしかない。」と言われ、
色々と治療を求めたがどれもうまくゆかず、来院。

所見: 右大腿四頭筋の拘縮、右ハムストリングの拘縮、X-P:軟骨がすり減っているとの診断。
RA(-),ヒアルロン酸の注射、以前は右膝痛だけだったが最近は両膝痛む。
腰痛(-),変形性頸椎症,手のシビレ(-),握力:右:21kg,左:20kg

治療: 右大腿四頭筋のマッサージ、キネシオ
右ハムストリングの鍼

なかなか筋肉が反応しない。
痛みも十分取れず、しかたなく下記の方針を出す。

1.膝上の筋肉をほぐす
2.その筋肉の筋力upを考える
3.膝の痛みの鍼灸治療
4.坐骨神経痛の治療を鍼でする
5.足底板の調整
6.靴の中敷き専門家の紹介
7.サポーターの検討

感想: ご自分でも足底板をもっていたが、全く合っていない。
2回の治療であまりに変化しないので「アルカ」さんを紹介。

アルカ
http://www.alka.co.jp/

アルカさんで外用と室内履きを作り、その後、京都旅行。
久しぶりに当院にお見えになったとき、「さぞかし、悪化しているだろう。」と考えていたが、
「京都は歩いた割には辛くなかった。」とのこと。
The Bi-Digital O-Ring Testを使って素足、外用、サンダルを比較

右 左
素足 -4 -5
外用 -1 -1
サンダル +3 +4

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考察: あまりの靴の効果に驚いてしまった。
京都から戻られても大腿四頭筋の硬さなどほとんど無く、膝に炎症もない。
以前であれば鍼を打ったり、キネシオで隙間なく張ったりしていたが、よく考えれば、
「立っているだけでバランスが悪い。」のであるから、まずそこから治療するのが筋である。

この方の場合、外用の微調整は必要なのでアルカさんにお願いしたが、治療だけで何とかしようと
していた自分が情けない。
おそらくこのまま鍼などで治療していても改善しなかったのではないか。

こんな簡単なところに答えがあり、根本から、環境も含めて自分の治療を見直す良い機会となった。
足の悪い人にこの考え方は朗報である。

 

2004年12月12日 | カテゴリー :