2005年5月29日 第15回発表資料

村田「O脚を気にする女性とデスクワーク」
花田「腹の反応 つづき」
田中「望診について」


 

O脚を気にする女性とデスクワーク              ムラタ

テレビなどで、「O脚」を取り上げる事が多いためか、必要以上にO脚を気にする女性が多いように思う。

そんな中で、一般的すぎるのかもしれないが、**********が『膝関節の遊び』をロックさせていることが多く、なおかつ、通常の年配者への施術などに用いる膝関節へのアプローチがスムーズでなかった例があった。

通常施術

→『通常』とは、接骨院、整形などで多く診る機会が多い年配者の変形が著しい本当の「O脚」

のこと。

#1:大腿四頭筋

#2:大腿筋膜張筋

#3:**********

#4:膝関節の屈曲・伸展

#5:**********

→上記の5項目にて症状の緩解がみられるケースがほとんどであるが、若年者でありかつデスク

ワークが仕事の主体の場合は下肢全体の弱体化があるのか、前脛骨筋の関与が無視できない。

一見、関係がまるでないように感じるのだが、

下肢全体の緊張

*******:下肢全体の緊張に対する鍵

(全身の緊張に対する鍵になっていることも多い)

#3の********が刺激に答えるようになる

#5の**********のロックがはずれる

 

感覚として、歩くことが習慣付いている人、もしくは定期的な運動をしている人は****の

刺激は不要。*****のみでOK。

 

『****のみでとれる肩こり』というパターンは全体からの割合はそんなに多くはないが、

特に女性の場合、今回のO脚とかぶるケースがままあるので、お得。


 

腹の反応 つづき                           はなだ

前回と同じような内容ですが、今回も腹について。

按腹刺激によって現われる体の反応・変化から、比較的簡単に感じられるものなど。

ただし表現が非常に難しいので、文章で伝えきれない面がある事を初めに断っておく。

◆ 按腹の反応確認としてのツボ

周知の事だが、精神的ストレス状態による症状は末端の緊張が特徴的。

頭部や膝下胆経、肘先三焦経などがあるが、感じやすいのは前脛骨筋領域。

このような末端緊張への直な刺激でスッキリとれてしまう場合は楽といえば楽。

 

しかし、按じたり圧したりしても弾かれてしまったり、鈍い反応しか得られない時は多い。

受け手の反応も「何も感じない」から「指が当たっているのはわかるけど入ってこない」など。

一言で「手応えなし」 押しても捏ねても、せいぜいモヤモヤとした状態になる位。

 

腹を治療してみる・・・

 

  • のライン・エリアに限定して、その後に確認してみるとわかりやすい。

だいたい●の固さが変化してくる(刺激をいれる)と、下肢も入るようになり、

受け手も刺激変化を感じるようになる事例あり。

腹に関しては先ずは水平垂直に主に○○を探る。

背中や肩こりなどの症状をとるために下肢の治療(そこの固さをとる)を目的としていた一面がある。

症状が強い場合や脛が固すぎる場合は、そこへの執着は意味が薄い場面も多いのではないだろうか。

 

ツボ的な反応があると治療箇所として考えてしまいがちだが、そこへの直接刺激で状態を変えることを追うよりも、

本体(腹)をやるための確認地点と割り切ってみる。遠隔治療(と表現しておく)の着目点の違い。

大きく分けると、

1.ツボに反応あるから、そこを治療点として他を治す。

2.ツボに反応あっても、そこはあくまで反応確認地点として、腹の対応箇所を治療する(腹も探る)。

ここでの話は按腹治療なので、この場合は2となる。

万事に当てはまるとは思えないが、このような視点で変化を感じる場合は少なくない。

腹に何かを抱えたままではいけない

 


 

望診について                     東洋鍼灸院 田中俊男

初めに: 望診とは「望んで診る」事だが、西洋医学的な「視診」とは少し違うように思う。
以前伺った話だが、名医は患者が自分の前に座るまでに病名を確定しているという。
診察室に入るまでの様子、歩き方、動作、声の感じ、顔色・・・
経験豊かな医者は自分の感覚を最大限使い、患者を観察して病態を把握したことだろう。
漢方には体の中の状態が体表に現れるという考え方がある。
胃が悪い場合、胃の反応点が硬くなったり、心臓の調子が悪いときに心臓の反応点が過敏になったり、
体表だけでなく、舌や顔にも出るとされている。
今回は「望診」に関して、話を進めてみたい。

古典から:

上記の図や写真は古典で言われている望診である。
何とも不鮮明かつ大雑把なので、何とも言いようがないが、昔の方が顔を見て臓器の反応を
どん欲に探ろうとしたことだけはわかる。

研究: 今回The Bi-Digital O-Ring Testの大村教授から、望診に関しての講義を伺い、それをもとにして
病名確定へのアプローチ、治療が出来たケースがあったので報告したい。 image006
右の写真はある方の鼻唇溝である。

とても深い鼻唇溝が両側にでき、鼻から口まで伸びている。
ここは大村教授に、「心肺機能」と教えていただいた。
以前にアメリカ副大統領のチェイニーさんも深い鼻唇溝で「心臓は大丈夫?」
と思っていたら、OPEをした。
右図の方も負けないくらい深い。
おそらく20年や30年は肺や心臓への負担が続いていたのであろう。

治療法: 実際に患者さんを調べてみると肺や心臓がかなり悪い。
病院で「肺気腫」との診断であった。
時々、「酸素吸入」をするとのことである。
この患者さんは内科の先生にお願いをして、抗生剤を出していただいた。

最期に: 大村教授から教えていただいた顔面の臓器代表領域は、著作の問題があるので出せないが
それをもとに患者さんの顔をよく見るととても顔面に多くの情報があることに気がつく。
肝臓や腎臓、膵臓や前立腺などとても顔面に反応が出やすい臓器が多い事を学んだ。
最近雑誌やテレビを見ていても、どうしても顔ばかりに眼がいってしまう。
「この方の肝臓は大分悪いなぁ。」「前立腺わるいんじゃないかなぁ。」
「心臓に負担がかかっているから大変な重圧なんだろうなぁ。」
どうしてもそういうところに眼がいってしまう。
先日のある俳優さんを見ていて顔面診断で悪いところを見つけ、その後数ヶ月後にその病気で
入院したと聞いて、「やはり・・・」と思ってしまった。 image008
改めて大村教授の研究の凄さに敬服してしまう。
これこそがまさに「望診」ではないだろうか。

さて右の方のお顔をどう思いますか?