ピアスと鬱病

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先日あるお母さんから、「娘がピアスをしたがって困る。何とか止めさせられないか。」と言われたので、「ではピアスと鬱病の関係の話をします。」といってお嬢さんに説明をした。少し意外かもしれませんが、以前にピアスが原因で頭に血行不良が起こり、鬱病になってしまった患者さんを病院研修の時に診た。耳にツボがあることをご存知の方は多いですが、どこにどのツボがあることはほとんど知られていません。耳のツボを描いていくと、ちょうど赤ちゃんが産道を通るときの格好に似ています。つまり逆立ちしているのです。耳の下つまり耳たぶに頭のツボがあり、耳の上に足のツボがあります。ですから耳たぶの頭のツボに穴を開けてしまうと頭の血行不良が起こりかねません。あけてからでは遅いので注意が必要です。どうしてもあけたいというお嬢さんには3つの条件をつけます。1.穴を開けるところが頭の血流に問題がないことをThe Bi-Digital O-Ring Testで事前に調べること。2.ピアスの金属が身体に合うか事前に調べる。3.ピアスをつけてみて炎症や問題が起こったらすぐに止めること。以上の条件を満たせばいいと思うという話をしています。
ピアスでもう一つ思い出す話がありますが、腰痛で来た方のお腹を治療をしようと思ったら、おへそにピアスをしている。話を聞いたらピアスをしてから下痢が止まらないという。おへそは小腸のツボなので、悪影響を与えていたのでしょう。「おへそのピアスを取らないと下痢は止まらないよ。」と言うと、「いやです。半年つけていないと穴がふさがってしまうので・・・。」これには閉口してしまった。あのお嬢さんはその後どうしているのでしょうか。下痢は止まったのでしょうか。少し心配です。

2015年7月29日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中