側弯症の生き方

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仕事柄、側弯症の方を時々診る。
曲がりがひどくて手術をした方や、女子中学生で親に連れられてくる方などがいる。
大人になるまだ気がつかず、何かのきっかけで指摘される方もいる。
角度的に15度、25度とひどくなければ経過観察で西洋医学に治療法はない。
中学生ぐらいで指摘される方は、極端な片腕だけ使うスポーツ、テニス、野球、卓球などは控えめにと言っている。
背骨がねじれ、そのねじれを促進するような身体の動きは感心しない。
年齢的にまだ成長期の時は良いが、側弯症の方が問題になるのは社会に出てからである。
仕事が激務になり、長時間労働で休みも取れないとなると途端に症状が出てくる。
我々から診ると側弯症の方は、「7掛けで考えて頂ければ良い。」ということで、根を詰めたり、3割増しの仕事はダメである。
普通の方が10出来るとしたら、そこを7にする。
普通の方が2時間に一度休みを取るとしたら、1.5時間で一度休みを取る。
そうすると時間が足りないから多少長い時間、仕事をして戴く。
身体から割り出した仕事のやり方がある。
このルールさえ守って戴ければ何の問題もない。
食事の量やお酒の飲み方も同じである。
すべて7掛け。
大人になって本人も気がつかないぐらいの側弯症で体を壊す方は皆、この7掛けを無視した方達である。
そして悩んで悩んで仕事を変えようか、止めようかと考えている。
我々から診ると、生き方と考え方を変え、身体を治せば終わり。
単純な話なのに、問題が深刻化してしまう。
小鳥タイプにも同じ事が言えるが、少し減らして休みを入れればちゃんと身体はいうことを聞いてくれる。
そして時々身体に、「この仕事が終わったらメンテするからもう少し頑張ってね。」と言えば何の問題もない。
腰や股関節のレントゲンを撮っても答えは見えてこない。

2017年11月24日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中