治りにくい手足の皮膚炎の患者を診て感じること

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとアトピー性皮膚炎や難治性の皮膚炎の方は多い。
特に「掌蹠膿疱症 しょうせきのうほうしょう」と言って、手足にだけ出る皮膚炎は難しい。
「鼻」「歯」「腸」と原因を疑い、以前は歯の詰め物、特に異種金属を疑っていたが実際やってみると、思ったほど治らないことが分かってきた。
この皮膚炎はかなりの部分が慢性咽頭炎に起因していて、EAT(Bスポット療法)がかなりの効果を上げている。
概して難治性のものは患部を治療しても治らないことが多い。
悪い所と原因が別で、原因を探らない限り良くならない。
これを「病巣疾患」と言う。
漢方では良くこの考え方をするが、現代医学ではまだ馴染まない考え方である。
身体は原因を治療すると実に素早く、「待ってました!!」と言わんばかりに回復し出す。
治りにくい手足の皮膚炎などはその好例だが、こうなると我々は犯人捜しに神経を使う。
そしてその原因がわかったときに、「神様はこんな風に原因を隠したんだ。これは気がつかなかった。」と唸ってしまう。
この戦いを続けているが、毎年問題が高度になる。
治りにくい手足の患者さんを診るたびに、神様に、「どうだ、お前に原因がわかるか?」と試されている感じがしている。

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