真っ黒金平

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一病息災ではなく、年を取り多病息災になると、便秘ぐらいでも中々薬を使いたいくないのが本音だ。
乳酸菌や食物繊維ぐらいで便秘が解消されれば楽だが、そうはいかない方も多い。
そういう場合にお薦めの一品がある。
「真っ黒金平」である。
普通金平を作る時はごぼうを水に浸し、灰汁を抜く。
ごぼうは線維だけでなく、この灰汁が下剤である。
折角の下剤を捨ててはもったいない。
灰汁を抜かずそのまま金平を作って戴きたい。
出来上がりは真っ黒で、とても人様に見せられるものではない。
見た目の悪さには困ってしまうが、味はいつもより少し粉っぽいかなぁという程度なので、家族で食べるのには問題はないと思う。
ごぼうならいくら食べても害はない。
他の薬とキャンセルすることもない。
複数の薬を飲んでいる方達は、追加された一つの薬で、他の薬効をダメにしてしまうケースがあるので注意が必要だ。
精力剤としてのニンニク、冷え性のための生姜、利尿剤としてのスイカなど昔から医食同源で、生活の中で治していく方法はかなりある。
その地方地方で自然にはえているものの中に、薬効成分が高い物は必ずある。
やがて薬を中心とした医療ではなく、食生活自体が治療になってくると思う。
私の師匠が最近よく言っている。
「私は医者だが、段々西洋医学の薬を使わなくなった。漢方や生薬、果物、野菜などばかり指導するようになってしまった。」

2015年7月30日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中