胃を治す

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去年から風邪の影響もあり、胃を壊した方は多い。
よく考えてみると、小鳥タイプの方の胃は深刻である。
ライオンタイプならフードチェックや食事指導、鍼灸で何とかなるが、小鳥タイプの胃は一筋縄ではいかない。
胃が壊れると腸もやられ免疫は下がるし、粘膜は弱くなるし、腰は痛いし、足は冷える。
頭痛や耳の病気、風邪のひきやすいし、生理不順と良いことは何もない。
筋トレをしても太れないから、体力がつかない。
今までは小鳥タイプだから仕方がないと思っていたが、今年は1年かかってもいいから治してみようと思う。
今までも健胃薬と言われるもの試してもらったが、中々うまくいかない。
センブリなどは有名で、信じられないぐらい苦い。
千回振っても苦いということでこの名前がついているのだが、飲むとかえって胃の具合が悪くなりそうである。
そんな時、病院研修で面白い体験をした。
長年咳が止まらない患者さんが誰かに勧められて、「ニーム茶」を飲んだら咳が止まったという。
師匠にニーム茶のことを聞いてみたら、インドではニームの木の枝を歯ブラシに使い、エキスは虫除けに効果があるという。
これは口腔内の環境が良くなって喉の炎症が鎮まったのだろうから、この延長線上で胃にも使えないかと思った。
まだ実験はしていないが、民間薬の中に胃を強くするものがあるはずである。
先日噴火した御嶽山には百草丸があり、陀羅尼助や恵命我神散は有名である。
胃はストレスから食事の内容、胃酸の状態、噛み合わせなど色々と考えなくてはならない内容が多岐にわたるので、その患者さんのポイントを絞って集中治療していけば答えは出るはずである。
そんな話を小鳥タイプの方にしたら、胃が治って体力がつけば小鳥ではなく「ダチョウタイプ」になってしまうという。
ダチョウならたくましく生きられそうである。

2015年8月1日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中