胃腸の話

最近気がついたら患者さんには胃腸の話ばかりしている。

「この脚の反応は胃酸過多だから食べ過ぎです。」
「2週間お酒をやめたからこんなに背中と坐骨神経痛が楽です。」
「この胃の硬さは食べ過ぎよりストレスです。」
「こんなに腸が動かなければ浣腸を試したらいかがですか?」
「胃薬を忘れなければ背中はもっと楽だったと思います。」
「生クリームを止めない限りこの膵臓の反応は消えません。」
「これだけ腹圧が高いと足の浮腫は改善しません。」
「外食をこれだけ減らしたから坐骨神経痛が楽なのです。」
「この腸の状態では花粉症は治りません。」
「鬱病は腸が良くならなければ治りません。」
「マラソンでいい結果を出したいなら胃腸から治療しないとダメです。」
「炭水化物の摂取はもう少し何とかなりませんか?」

仕事が鍼灸だから腰や肩が専門なのだが、長年やってわかったことは胃腸を治さないは全く治療成績が上がらないということだ。
以前学生時代に先輩から、「段々治療がお腹ばかりになるよ。」と言われて当時はわからなかったが、本当にその通りである。
病気を抱えている方達がもう少しご自分の胃腸に目を向けて頂ければ、必ずいい結果が出ると確信している。

image_print印刷する