背中を診れば食生活が分かる

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私はよく初診の方に、背中を診て「甘い物の食べ過ぎ」と指摘します。言われた方はびっくりしますが、背中にはどんな食生活をしてきたかがよく書かれています。勿論文字で書かれているわけではありません。背中のここが硬くなるのは膵臓の反応だから、きっと糖分を取りすぎているに違いないと判断するわけです。よく治療を受けられる方ですと、どんなお酒をどれくらいの量飲んだかまでわかります。私は魔法使いではありませんが、治療を30年もやっているとおおよその標準体型を手が覚えていますのでそういうことが言えるわけです。

「甘い物取りすぎ」は膵臓の反応なので、左の背中、腰の上に出ます。
「刺激物の摂取」は胆嚢や十二指腸の反応なので、右の背中、腰の上に出ます。

両方凝っていたら、20年以上の外食生活を疑います。外食は美味しく感じて戴くために味付けを濃くしてあります。辛いものなどはどんどんエスカレートして、「この辛さは~の10倍」なんてやっていますが、右の背中が痛くなるだけです。昔の日本食は保存の意味も含めてしょっぱい物が多かったですが、最近は減塩やローカロリーと言っているわりには、辛さに対しては寛容です。胆嚢や十二指腸は泣いていますので、少しは内臓の声も聞いてあげて下さい。

2015年7月29日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中