踵骨痛と癖の話

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病院勤務時代に救急指定だったので、交通事故での骨折の方を多く診た。その中で踵骨(しょうこつーかかとのこと)骨折には苦い記憶がある。踵は荷重がかかる分、痛みが取れにくい。骨がちゃんとくっついても痛みは残る。整形の先生は「レントゲン上は問題がないので、湿布と痛み止めぐらいしかない。低周波か温熱でもやってみる?」といった感じで、中々相談しても答えがない。患者さんは毎日痛い痛いと言って来るので、こちらも智恵を絞って、あの手この手とやるのだが、決定打がない。そんな経験を何度かしていると、踵だけはこじらせたくないと思ってしまう。長年仕事をしていると、身体は本当に癖のものと思ってしまう。いつも痛みが出ないように癖を付けると痛みを出さなくなるし、痛いのが当たり前の生活をすると痛みが消えない。だからいい癖、痛みに対して敏感になることが悪化させないコツである。痛みが出た初期の段階で徹底的に痛みを感じない生活に帰るのがコツである。

無題

2015年8月26日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中