身体がやられないわけがないという考え方

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ある社長が従業員の件で悩んでいたという。うちに来た時にはもうすっかり気持ちの面で解決していたので何も言わなかったが、身体を拝見して、「社長、この脛のこりは『歩きすぎ』『ストレス』『冷え』『胃腸障害』です。冷えにも弱くないし、歩きすぎはないでしょうから、『ストレス』か『胃腸障害』です。それも2-3週間経っています。」と言ったら、「え、あの問題は解決しているし、身体に出るの?終わっているんだよ。」と言う。

「では聞きますが、例えばご夫婦で喧嘩をしたとします。ご主人が奥様に暴言を吐いた。当然奥様もイライラする。その後で、ご主人が奥様に謝ったとします。ご主人から見ればもう謝ったんだから良いではないかとなる。しかし暴言を受けた奥様から見れば、謝ったぐらいで消えると思わないでとなる。身体もこれと同じで、気持ちに整理がついたから身体も問題なしと言うことはありません。我々は『身体がやられないわけがない』と言う考え方を持っています。だから常連の社長さんは自分の身体がどうなっているかを知るために通っています。結構やられているなぁとか、意外にそんなでもないとか・・・。自分でわからないので、うちに来るわけです。そして身体のメンテを通して心の安定を図ろうとしています。それぐらい身体のメンテというのは大事です。しかしこういう内容のことがあまり世間では言われません。だから頑張った社長が病気になったときに、『こんな事が起こるとは思わなかった。』と言います。我々から見れば原因と結果は極めて正しいと思っています。おそらく新しい形の社長の健康管理術でしょうね。」

こんな話をした。

2017年12月14日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中