身体の壊れ方と健康維持

長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。
長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。
40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。
以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。
お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。
内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。
頻尿や便秘、ちょっと咳をしただけで尿漏れなども体験する。
全体的に年で締まりがなくなったなぁと感じ始める。
女性だと夜眠れない方が多い。
人の名前が出てこず物忘れなどは日常茶飯事。
友達ががんになったなどの話がよく入り、子供の結婚や孫の話、親の介護の話ばかりが話題に上る。

では何に気をつければ元気でいられるのだろうか?
いくつかポイントを上げてみたい。
■20歳の時の体重維持-これは年を取るとエネルギー効率が抜群に良くなるので、子供の頃みたいに食べなくても、大丈夫。腹腹八分、七分、六分と減らしていくことが大事。
■太腿の維持-これは多くの方を診ていて、元気な方は太腿が細くない。太腿維持が大事。歩くだけでは不十分なので、多少の上り坂が大事。
■乳酸菌や繊維の摂取-年を取ると免疫が下がる。いつも腸を元気にしていると風邪も引かない。
■やらなければならないことがある。-男性の場合、やることがないと食べて寝るだけ。日に100歩程度しか歩かない。少しは休みが欲しいと言っているぐらいが丁度良い。
■来年の目標-年を取ると何時どうなるかわからないので、先のことをあまり言わなくなる。来年のことを決めてしまえば、心も体もついていく。

心も体も健康維持には手間がかかる。

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