長患いの方の落とし穴

印刷する

先日めまいと頭のフラフラ感が取れないという方が来た。
話を聞くと今まで耳鼻科と脳外、心療内科など15ヶ所ぐらい回って、それなりに病名はついているのだが全然改善しないという。
もうここまでくると、今まで診て頂いていない別のところに原因があると思ってしまう。
The Bi-Digital O-Ring Testを使って身体の臓器の反応点や感染の具合を調べたら、子宮と喉の異常を見つけた。
聞いてみたら生理前は症状が強く、生理が取り敢えず何とかなっているので、婦人科では診てもらっていないという。
子宮の感染が原因の一つとにらんだ。
耳鼻科ではめまいなので耳ばかり診て頂いていたが、喉は全く診て頂いていないという。
完全に見落としである。
我々はめまいと聞くと反射的に耳鼻科か脳と考えてしまうが、これだけ病院を回って結論が出ないのだから、他からの影響を考えてもいいと思う。
しかし医療が縦割りになりすぎていて、全身を診る科がない。
総合科みたいのがあればすぐにこの患者は救われただろうが、15ヶ所回るとやはり2年はかかる。
我々専門病院を紹介しても2ヶ所止まりである。
4-5ヶ所紹介するという事はない。
この病院ならという所を紹介はしているが、そこで結論が出ないということはその科の病気でない可能性が高い。
見方を変えて別の所に原因を求めるべきである。
しかしそういう所を診てくれる先生が極端に少ない。
だから長患いで原因不明の方ばかり増えてしまう。
原因がないということはない。
せめて長患いの方は違うところに原因があるのではないかと考え、別の切り口で治療を求めて欲しい。
いかに長患いの方でも身体は原因に対して適切な治療をすると、即座に反応する。
待ってましたと言わんばかりである。
そこにたどり着けないのは我々の責任である。

2015年7月31日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中