食物アレルギーについて

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The Bi-Digital O-Ring Testを勉強してから、食物アレルギーに対してとても興味を持つようになった。
昔は皆同じ給食を食べていたが、最近はアレルギーの子供を持っている親は大変である。
病院でなかなか治療がうまくいかないケースに、普段の食事が大きく関わっている実態を段々知るようになってきた。
以前、前立腺がんの方が子供の頃貧乏で、大人になったら和食ではなく洋食を食べ尽くしたいと言って、60才で前立腺がんになってしまった。
他の男兄弟は誰も前立腺がんがいないのに、その方だけ食生活を大きく変えたことが災いしていた。
以前、広島から来ていた方が、納豆程便秘に良い薬はないと言っていて、o-ringで調べたらまさにその通りだった。
同じ豆腐でもメーカーによって、眠くなる物まであることや、プルーンを食べ過ぎて便秘になった方、めかぶを食べ過ぎて甲状腺に異常を来した方など様々な食物アレルギーの経験を積んだ。
年々口に入れる物の怖さを感じていた。
薬だけが治療でなく、生活環境や食物に対して敏感になってきた。
そんな中、小麦アレルギーの方を診た。
以前から治療している方だが、女優という仕事柄、手軽に食べられるパン食にしてから調子が悪いという。
まず胃が落ち着かない。
こちらも八方手を尽くしたが、あまりに良くならないので内視鏡を飲んでもらった。
予想通り粘膜が少しただれていたので、粘膜保護剤でけりがつくと思っていたら、そうはいかなかった。
薬が終わったら、また調子が悪いという。
外国でも撮影の時などに胃にくるという。
オリーブオイルとか他の油のせいだと思っていたが、帰国しても治らないという。
あまりに治らないので、口にする物を全て写真で送って欲しいということで色々と話を聞いていたら、どうも内容が小麦アレルギーの事を言っている。
まさかと思って調べたら、立派な小麦アレルギーだった。
これにはこちらも驚いて、おにぎりからパンに変えたこと、選んでパンを食べていたこと、外国で調子が悪いことなど全て、免疫や粘膜に負担をかける事をしていたのである。
現在、小麦を中止して実験中であるが、不定愁訴が全ておさまれば完全に小麦アレルギーである。
小麦アレルギーと言っても食べてショックを起こしたり、皮膚が赤くなる程度ではないので、発見が遅れたがかなりの数の患者がいると思う。
これを機会に当院でなかなか症状の改善しない方達の食物アレルギーcheckを強化しようと思っている。

2015年7月30日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中