食生活を変える難しさ

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私の師匠が消化器の医者なのでどうしてもがんの患者の話ばかりを聞く。
必ず患者には、「あなたは今までそういう過酷な生活をしてがんになった部分もあるのだから、病気だけ治してまた仕事に復帰というようなことを考えないで、生活をスローライフに変えなさい。」と指導している。
前立腺がんをやった方を10年ぐらい診ているが、身体を診ていていつも感じることは全く習慣を変えていないということだ。
仕事はどうしても仕方がない部分はあるだろうが、せめて食生活は変えて欲しい。

外食したら高蛋白、高脂肪は当たり前。
食後のデザートは当たり前。
ご褒美にケーキは当たり前。
お酒は満足するまで飲むのは当たり前。
3時のおやつは当たり前。
旅館に泊まって豪華なフルコース料理を食べるのは当たり前。

昔の日本はこんなに豊ではなかったので、今はいい時代だとは思うが食事が変わったせいでがんは増えているのは間違いはない。
またこの食生活はその方の「食文化」となっている。
食文化を変えるのは至難の業である。
不味い物を食べなさいと言っているわけではないが、生活を落とすみたいでなかなかできない。
こういう話を書く度毎に「砂糖は麻薬」と頭に浮かぶ。

2017年10月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中