リハビリ難民について

「がん難民」は最近有名になったが、この仕事をしていると「リハビリ難民」が気になる。昔は病院で手術をしてその後ちゃんとリハビリをして退院させていたが、どうもリハビリに対して風当たりが強い。病院内部では場所は取るし、時間は長いし、人手はいるし、おまけに点数は低い。病院経営上は極めて好ましくない。手術をしてあとは自宅でリハビリなんて事もあると聞く。ちゃんとリハビリをすれは機能が回復するのに、手術のあとほったらかしでは患者さんは何をやっていいか分からない。本当に難民化している。国が大変なのはわかるが、今後がん難民とリハビリ難民は増える一方である。先程も足首の手術をした方が来た。医者に腰が痛い言っても「あれだけの術後ですから・・・。」で終わりである。出ている症状は術後の腫れと痛み、発熱と出ている症状はワンパターンだが、本人は腰まで痛いと日常生活に支障がある。治療も基本的なことをやるだけで、嘘のように楽になる。我々は保険を使わず自由診療でやっているが、もっと多くのリハビリ難民の方を救えるのではないだろうかと思ってしまう。病院で手術のあと、辛い症状に対して仕方がないと言われても東洋医学的には色々と治療できるものである。

 

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