捻挫と装具

最近どういうわけか捻挫のひどい方が多い。こちらで手に追えない場合は「足のクニリック」を紹介している。さすがに足だけを徹底的に診てくれて、診察の後、「どうだった?」と聞くと、「こんな装具やベルトをつけなさいと指導された。」などとこちらも勉強になる。以前、脳梗塞の患者さんの拘縮(こうしゅく-硬くなって動かない状態)した手を何とかしようと装具屋さんに来てもらって、色々と打ち合わせをしたときに感じたことだが、こちらが気がつかないような細かいところまで配慮が行き届いている。新しい装具でどうしてこういう風に変更したのかと聞くと、「こちらの素材の方が長い時間使って痛みが出にくい。」とか、「手首を捻った時の感触がこことここでは違うので素材を変えた。」とか「このまま使い続けると肩に痛みが出たとき、この問題が起こるからそれを避けるため。」とか話を聞いていてこちらが驚いてしまった。微にいり細に入り行き届いている。人を思う心が強くないと出来ない仕事だなぁと思った。聞かなければ分からないようなちょっとした部分に大いなる優しさを感じた。これこそがプロ仕事である。

image_print印刷する