お年寄りの治療効果判定

常連さんが久しぶりに田舎に帰ったら、お母さんの背中が曲がり6cmも脊がちぢんでいたという。何とかしようと背中を伸ばしたら痛がったので止めてしまったという。我々から見ると背中が曲がったり変形は必要悪である。曲がらないにこしたことはないが、生活の中で必要に応じて身体が調整して曲がるので、生理的なものである。昔田舎では腰を直角に曲げてお辞儀をしながら歩いていたおばあさんがよくいたが最近は見ない。農作業が減ったからだ。曲がった背中も痛みがなければいいが、辛い場合は治療を受けた方がいい。その場合治療効果を判定するのは痛みがどれだけ減っただけでは不自由分である。身体の回復具合いを見るといい。治療をしないと仕事のあと2時間時間休まないと回復しないのに、治療した後は1時間で元気になったら効果ありと判定する。年をとるとすぐに痛みが楽になるケースより、こちらが増えるように思う。こんな治療効果判定もある。

image_print印刷する