リワークについて

仕事柄、鬱病の方は多い。その方達がある程度良くなっても社会復帰が難しい場合がある。リワークとは聞き慣れない言葉かもしれないが、鬱病の人が社会復帰するため、復職に向けたウォーミングアップを行うことをいう。 いきなり職場へ戻って働きはじめるのではなく、専門の公的機関や医療機関などに通い、オフィスに似た環境で実施されるさまざまな復職支援プログラムを通じて再発リスクを軽減させるのが目的。

http://www.utsu-rework.org/rework/

リワークに関しては患者さんから教わりました。肉体的にはほぼ治った患者さんがいざ会社に復帰するにはまだまだで、色々と探した結果リワークの存在を知ったそうです。
話を聞いているうちに
「行政で相談出来る」
「リワークは医療機関」
「併設で病院もある」
「かかりつけ医に相談する」
「数ヶ所行ってみて自分に合うところを探すことが大事」
「必ず自分の目で確かめることが大事」
「場所によっては厳しいところがある」
「少人数より大勢(10-15人程度)で意見の多様性を学ぶことが大事」
「治癒率は9割、リワークを使わないと6割」
と通っている方からいろいろと教えてもらった。案外知られていないのではないだろうか。治癒率が9割というのは見事なプログラムが組まれているに違いない。話を聞いたら、患者の状態に合わせて柔軟なプログラムが組まれているそうである。社会復帰出来ない方には朗報である。

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