常連さんがこのコロナ騒ぎで、珍しく自宅にいる時間が長いという。滅多にないことなので映画を見たり、手紙を書いていたら、左ふくらはぎが痛くなったという。身体を診たら左太腿が硬い。これはスタマックラインなので胃を調べたら、そんなに悪くない。本人も胃に負担をかけていないという。これは常連さんだからわかる身体の変化であるが、この硬さは座り疲れである。「いつもより長時間座っているでしょう。」と言ったら、「はい、そうですが、何もしていません。」と言う。「普段こんなに坐っていることはないでしょう。だから身体が反応したのです。」そして首まで硬い。これはテレビの見過ぎである。そして腕も硬い。これは時間が出来たので手紙か何かを書いて手を使ったのであろう。そして困った事に左腰痛が酷い。これは腸が動いていないことを意味する。「普段より便秘でしよう。」と言ったら、「確かにお通じがダメ。」身体を動かさない分、腸が動かないのである。こういう場合は食べてはダメである。しかし自宅に長い時間いると何か食べたくなる。それを腸が嫌がって左腰痛、左坐骨神経痛その延長戦上で、左ふくらはぎに痛みが出たのである。今までよく活動していた方が、急に自宅で長い時間を過ごすとこんな事がよく起こる。治療のポイントは腸が動いていないのだから食べないことである。便秘気味の時は下剤をかけて1回楽にして、そこから減食がいい。今の時期、仕事はテレワーク、子供は家にいる。動かないことで左ふくらはぎの痛みを訴えている方が多いのではないだろか。ご注意あれ。
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