新型コロナウィルスと生活習慣病

東京ももう少しで緊急事態宣言が治まりそうである。最近の研究ではこのウィルスは肺炎を起こすと思っていたら、「血管炎」の方が重大なことが分かってきた。最近はコロナとの関係も言われ始めている。血管炎と言えば川崎病が有名である。川崎病は川崎教授が発見した原因不明の子供の血管炎である。眼や舌が真っ赤になるのでわかりやすい。新型コロナウィルスが原因はわからないが血管炎を起こすとなると、今年の冬に来そうな第2波の予防法が変わってくる。それは「生活習慣の見直し」である。心臓病、糖尿病、腎臓病にしてもすべて血管炎である。慢性血管の病変が臓器を痛めつける。だから新型コロナウィルスに感染した患者で持病持ち(心臓病、糖尿病、腎臓病)の致死率が高かった。今は人との接触もないから冬に向かって、食生活を正すのに丁度良い。暴飲暴食、過酷な生き方、すべて血管をダメにする。この第2波が来るまでに生活習慣を正した方が、感染しにくいのは間違いない。この機会に仕事の見直しもあるだろうが、血管の見直しも大事である。

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