シルバーロックダウンと死亡率

最近また、テレビのニュースで「過去最高の感染者数」と連日報道している。以前から、問題は「重症者」と「致死率」で「感染者」ではないと言っているが、中々報道はあおるばかりである。我々はもう市中で2-3割の感染者はいると思っている。東京だけでも人口が1400万人だから280万~420万人である。丁度ブラジルとアメリカの間ぐらいである。何故日本人に致死率が低いかは「もう既に感染していた」「BCG接種とその株」「遺伝子の問題」「マスク・衛生的な生活習慣・国民性」などと言われるが、本当のことはわからない。少しずつ功を奏しただけでも致死率は劇的に下がるものである。世の中が「第2波」と恐れる中で、「飲食は10時閉店、協力金を出します」と言っているが、どうもピンとこない。4月頃は発熱者しかPCR検査を受けられなかったから致死率も高かったが、最近は新宿など若い方達をどんどん調べて陽性と言っている。この新型コロナウィルスは若い方の致死率は殆どゼロである。26才の相撲取りが亡くなったが、彼は糖尿病の治療を数年受けていた。それを除けば確か、30才未満の致死率はゼロである。そんな事を感じながらいたら、嬉しい論文が出た。龍谷大学の経済学者で竹中正治教授の説である。

https://diamond.jp/articles/-/244370?display=b より引用
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要約すると、「私は金融のエコノミストで感染症は専門外があるが、6月以降のPCR検査の陽性者再急増にもかかわらず、重症者と死亡者数が極めて少ないのは年齢分布の若年化、年齢要因である。3-6月は100人の陽性者が発生すると4.3人の死亡。6月以降は0.4人と1/10になっている。若い方が感染しても亡くならないのだから、生活を制限する必要はない。ちゃんと「マスク」「手指消毒」「3密」でいい。亡くなった方達は70才以降か持病持ちである。この方達の致死率は高いから家から出ないでが大事である。一律にやる必要はない。」と言われている。
何かの番組で、「シルバーロックダウン」が必要であると言っていたが、本当にそうである。若い方でも発症すれば診て頂けばいい。指定伝染病にしたためにかなりの混乱が起きている。年令別対策にしていただけないものだろうか。

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