右手を怪我しても、左手を怪我しても「それは良かった」

仕事柄、骨折後のリハビリで来る方は多い。左腕を骨折した場合、「それは利き手でなくて良かった。」と言い、右手の場合は、「利き手でよく使うので早く治る。」と言う。以前、左手を痛めた後、右手も痛めた患者がいて、「利き手でよく使うので早く治る。」といつもの通り言ったら、「先生,左手の時に、『利き手でなくて良かった。』と言いましたよね。」と突っ込まれてしまい、少し返答に困ってしまった。我々からすれば、どちらの手を痛めてもちゃんと治るので大きな問題ではない。患者さんは、「利き手でなくて良かった。」や「利き手だからダメかと思ったら、リハをする機会が増えるから早く治るのか。」と良い所取りをして、リハに頑張って頂きたいと思っている。右でも左でも、手でも足でもちゃんと治しますからご安心戴きたい。

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