自分の身体が何に反応するかを知るのが財産

常連さんでクリエーターの方が、ここ数週間、根を詰めて仕事をしたと言う。ストレスの典型的な反応、「ストレスと末端のこり」が見事に出ている。治療しながら、「ある程度の年齢になればセーブもするが、若い方だと限界まで突っ走るだけだろうなぁ」と感じた。以前ある方から、「休むことを仕事とせよ」という素晴らしい言葉を聞いて以来、多くの方に伝えているが、中々浸透しない。では無理をすると何が起こるかであるが、「体にやめさせられる」のである。先日もある芸能人が脳梗塞を起こし、本人は仕事をやりたがっているそうだが、ドクターストップがかかったという。これなどは典型的な「体にやめさせられた」例である。ではどうしたら良いのだろうか。体にやめさせられるのであるから、身体の言うことを聞くか喜ぶことをすればいいのである。私も以前、何が身体が喜ぶか実験したが、「寿司」「床屋」「バイクで走る」事だった。理由などは分からないが、完全に身体がリフレッシュするのが分かる。ある方は仕事が激務で走って発汗すると体調が整うという。中々若いうちに身体のことを考える人は少ないだろうが、これを掴むと生涯に渡って財産になる。年を取ればその価値がやがて分かる。心は無限なのでやりたい事は続くが、体は有限。体に止められるのは不幸である。若い時にこれを掴むかどうかで運命は変わってしまう。

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