訳の判らない膠原病

常連さんが膠原病で大学病院で治療を受けている。担当の先生から、「あなたの膠原病は訳が判りません。」と言われ、落ち込んでいるという。しかし我々から見るとこんなチャンスはない。医者が訳が判らないということは、適切な治療法がわからないという事である。それなら自分の身体で実験すればいい。そして何かいい治療法を見つけられれば、その方の名前をつければ後世に残る。治療法の一部が見つかるとそこから薬もある程度出来るから、その薬に自分の名前をつければいい。例えば私なら、「コラーゲン・タナカ」と病名をつければいい。膠原病は英語で「collagen disease コラーゲン・ディジーズ」と言う。コラーゲンとは「膠」のことである。薬が出来れば、「トシオⅠ号」「トシオⅡ号」とつければいい。大学の先生にこちらが治療法を見つけたと言えば、先生の手柄にされそうな気はする。「トシオⅩ号」の頃には見つけた私はいないだろうが、子供や子孫が製薬会社の新薬発表の時には呼ばれるかもしれない。そうなれば「父が長い間膠原病で悩み、ある時偶然に治療法を見つけ、大学の先生にお世話になり、○○製薬会社さんには研究をして頂き、『トシオⅩ号』がこのように完成致しました。この新薬により多くの膠原病患者が救われることを心より祈念致します。これはいい父の供養になります。」と挨拶するだろう。「こんな素敵な未来がくるかもしれないのに、医者から原因不明と言われて落ち込んではダメ。訳の判らない病気は挑戦して、自分が先駆者になるぐらいの気持ちが大事。」と言ったら、「確かにそうですよね。」と言っていた。

image_print印刷する