インフルの季節の診察について

今は新型コロナウィルスが大はやりだが、例年、インフルの季節になると医者が混む。先生方は日に40-50人ぐらいの診察をこなすので、どうしても流れ作業になってしまう。全員が「喉と発熱」と言い、たまたまその中に「喘息」や「肺炎」が入っていても、「あ、あなたもインフル」となりがちである。こういう場合、すこし変わった症状(血痰とか)を言うと医者も、「え、血痰?」となりインフル以外を疑う。我々だと忙しくても日に10人程度だが、呼吸器の先生の流れ作業は時間との勝負なので、どうしても十分問診に時間を割けない。こういう場合は少し忙しくない先生の所に行くとか、患者も知恵を働かせないといけない。患者にしてみると、「医者だから何でもわかっている」という気持ちになるのはわかるが、実際はそんな事は全くない。よく大学病院の先生だと学会で忙しかったり、救急が入ったり、色々と言われている先生は同時に色々な事を考えるので、目の前の患者から色々と言われても、完全にそれに集中出来るわけではない。画像を見ながら医者が、「うん~」と長い間があると患者は、「え、先生がこんなに考えているのは何か悪い病気?」と思いがちである。しかし現実は雑務に頭を使っている場合も多い。だから少しゆとりのある先生に診て頂くのも自己防衛の一つである。こんな事も知っていると誤診を防げる。

image_print印刷する