常連さんのお兄さんが緊急でお腹の手術をした。一命は取り留めたが、妹としてそばにいてあげるだけで何も出来ない。今日常連さんの身体を診たら、前腕のこり(ストレス性)とハムストリング(下腹部の反応点)が硬く、腸が全く動いていない。いかに付き添っていただけとは言え、心と身体に負担がかかったのが良くわかる。お兄さんもまだ退院までには少し時間がかかるという。常連さんの心労は察するが、我々から見たら、無事に手術が終わったのだから、あとは喜びだけである。まずこのお兄さんは少し体調不良があったが、殆ど医者に行かない。妹として医者に行ってくれればどれだけ安心するかわからない。今回の腹部の手術で当分は医者通いになるので最高の安心材料である。次にこのお兄さんは鼻炎がある。これも医者に行かない。手術をした病院か総合病院なので、腹部外科から耳鼻科に回してもらえば良い。次にこの腹部の手術は再発はまずない。手術して終わりの病気である。がんだと再発の懸念があるが、1回こっきりである。普通はこういう手術をすれば少しは自分の身体に気をつけるだろう。これも安心材料。結局今回の手術をしたお陰で、「医者に行かない悩み」「耳鼻科がほったらかし」「自分で健康管理ができていない」などの悩みが全て解決する。付き添っていて何も出来ない歯がゆさと心労は大変だったろうが、「今回の手術で今までの悩みが全て解決」と思えば、悩む必要など全くなく、ただ喜べば良い。こんな話をしたら、「確かに言われてみればそうですね。」と言っていた。
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