先日来た常連さんは肩こりが酷く頭も痛いという。肩を治療してみると感覚が麻痺していて刺激が伝わらない。そして普段から不眠症があるという。不眠症があると胸鎖乳突筋(首の横の筋肉)が硬くなるが、普段より手強い。こうなるとこちらもいつもの治療に加えてもう一ランクきつい治療をしなくてはならない。頭痛もあるので頭皮を触ったらかなり痛がる。これは何か他にアプローチの方法があるのではないかと思って、足を触ったら異常に痛がる。これは胃腸の反応とすぐにわかったので聞いたら、「少し過食気味」と言う。以前宴会のコツでブログでいかに胃腸を休める事が大事かと書いた。その時点では不眠との関係はあまりよく理解していなかったが、夜おじやにして、胃薬を飲んで寝たら最近で一番よく寝れたと翌朝連絡を頂き、不眠に関して胃腸の状態は無視できないとわかった。私も経験があるが、夜寝るときにあまり空腹だと寝られない。少し食べて満腹になると眠気が出る。しかし胃炎までいってしまうと逆に不眠になるのかもしれない。人の身体は中々一筋縄ではいかない。食べれば寝られる人、食べ過ぎて寝れない人様々である。
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