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パッチワークと咳-2

年配の常連さんの肩を診ていて、「今はそうでもないでしょうが、昔は休むことなく手を使ったでしょう。その痕跡が残っています。」と言ったら、「主人を亡くした後で、気を紛らわせようとパッチワークにはまりました。ベッドカバーを沢山作りました。」と言う。手を使いすぎて肩こりだけで済めば良いのだが、実は肋骨を歪ませて胸の前面にゆがみを作ってしまう。これは呼吸器の反応点なので、喉が弱かったり、咳が出たら止まりにく…

2年間止まらない咳

今日来た患者さんは2年間咳が止まらないという。何箇所も耳鼻科や内科、呼吸器科に行き、色々な薬が処方されたが全く効かないという。さすがに焦り、断食にアロマとやってもダメだという。ネットで調べ尽くし、上咽頭炎が当てはまることがわかり、EAT(Bスポット療法)を受けているという。そして、「上咽頭」「鍼」で検索されて当院に来られた。話を聞きながら知識の深さに驚いてしまった。何種類か効果のありそうな、「鼻う…

五十肩と咳

常連さんが五十肩で通っている。2ヶ月ほど来なくてどうしたのかと思っていたら、咳が酷くてこんな時は行ってはいけないと思っていたという。身体を診ると今までより肩は悪化している。五十肩だけでも肩関節の炎症なのに、咳や喉の炎症が加わると肩までひどくなる。結局身体に2ヶ所の炎症でお互いが悪影響を与え続けてしまう。喘息の方は良く来ているので咳き込んだ時こそ治療が必要なのに、控え目な性格ゆえに悪化させてしまった…

咳について

普段あまり風邪を引かない方が咳で悩んでいる。小鳥タイプならいつも喉が辛いと言われてアドバイスをしているが、元気な方は当院の咳に関する話を殆ど知らない。少しまとめたので、箇条書きにしたい。 まず呼吸器の反応は「定喘 ていぜん」によく出る。(図参照) 喘息の方などは聞かなくても触っただけでわかる。ここをマッサージで治療しただけでも楽になるがやはり鍼灸刺激をしたほうが効果は高い。ここに直貼りなどのホカロ…

咳治療の最後の砦「お灸」

季節柄、夏風邪なのか喉の痛みと咳の方がよく来る。症状が軽ければ売薬(葛根湯やコンタック)でいいが、こじらして喉の痛みが取れないとなると駆風解毒湯や医者に行ってるゴールなどを塗ってもらわないといけない。咳は軽ければ龍角散やベポラップ、乾布摩擦などがいいが、酷くなれば医者に行って抗生剤やメジコンなどの咳止めをもらう。それでもだめならリンコデと言って、リン酸コデインという鎮咳薬が出される。それでも止まら…

胆嚢がんと咳

数週間前にこたつを片付けた後から、咳が止まらないという。あまり続くので医者に行ったら、ダニとハウスダストのアレルギーで薬を出されたという。薬で楽にはなったがまたすこし咳が出るという。専門の先生の所で調べてみたら肺炎クラミジアの感染があると言われたという。この方は胆嚢がんの治療中なので呼吸器が弱まり免疫が下がってしまうことを恐れ、徹底的にダニ・ハウスダスト対策を指導した。以下はその内容である。 ダイ…

マラソン選手が咳で右腰痛

月に何度かレースをこなしているセミプロの方が、珍しく調子が出ず、腰が重かったという。調べてみると右腰、右股関節、右ハムストリングだけ硬い。余程走り方を変えたのか聞いてみたら、普段と変わりがないという。おかしいと思い肩甲骨を調べたら、右だけ動かない。胸筋も調べてみたら、右だけ痛がる。これは呼吸器の炎症だと思い聞いてみたら、レースの前後、咳が止まらなかったという。咳の反応が胸の前に出ている。普通は左右…

パッチワークと咳

2人目を生んだ新米ママが、パッチワークにはまっている。子供が寝てからは自分の時間で、その時に子供服などを作るのが楽しいと言う。ある時子供が風邪を引いてからママに移り、ママがなかなか治らず困っているという。この話を聞いてすぐに「鍋を洗うと再発する鬱病」の話を思い出した。鬱病で退院したあと、自宅に戻り気になっていた鍋を洗った途端、また病状が悪化して再入院の話を書いた。腕と頭の血流が密接に関係していて、…

常備薬について

常連さんが突然胃痛に襲われ、買い物など出来ないぐらい辛かったという。そんな時に普段から常備薬があると助かる。胃痛ならガスターやブスコパンは有名だが、普段から揃えている方は少ない。うちにも置き薬(富士薬品)があるが、普段は使わないと思っていても、頭痛・歯痛・発熱・胃痛・便秘・下痢・風邪・咳・鼻水・鼻詰まり・虫刺され・アレルギーとちょっとしたときには役に立つ。富士薬品の置き薬には「ズバリ」と言う鎮痛剤…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体に止めさせら…

院内再開裏話

4月7日の緊急事態宣言で当院も閉院を決めたが、5月末までの延長でこのまま閉院を続けるか、再開か悩んでいた。こんな時は徹底的に勉強して、新型コロナウィルスの本質をみる以外にない。幸い閉院中だったので、長い時間調べ尽くした。そこでわかったことはテレビで有名な武田邦彦先生の出しておられた情報である。武田先生はアビガンを開発された白木公康教授の論文を読まれ、「今回の新型コロナウィルスは人から人ヘの感染より…

新型コロナウィルスについて

新型コロナウィルス感染者が世界でついに100万人を超え、先の見えない不安に包まれている。 当院でも数ヶ月前から公衆衛生の専門の先生や内科の先生から指導を頂き、必要な情報は直接患者さんには伝えてきた。 今後の感染爆発も含め少しまとめて見たい。 1.新型コロナウィルスの元はSARS(サーズ、遺伝子配列が殆ど同じ)で飛沫感染と接触感染でうつる。 2.手洗いやマスクの重要性は何度も言われているが、意外と『…

先生の健康法は何ですか?

仕事柄、患者さんに身体に関して色々と言っていると、「先生の健康法は何ですか?」と聞かれる。 健康オタクの患者さんからすれば、その程度しかやっていないのですか、と言われるだろうし、身体のことを何も考えていない方から見ると、そんなにもやっているですかと言われるかもしれない。 日常生活事にまとめてみたい。 目が覚めたら考えていることはいかにお腹をスッキリさせるかだけである。習慣でエメラルドコーヒーを一缶…

ロキソニンとリリカ

腰痛の患者さんにはよく、ロキソニンとリリカが処方される。ロキソニンは消炎剤、リリカは神経性疼痛をやわらげる。作用は似ているが、少し違う。先日も常連さんが2週間ほど腰痛で悩み、治療したが殆ど効果がなく、整形外科でロキソニンとリリカを処方されたら、1週間で効きはじめ、10日目には殆ど痛みが取れたという。まずはやれやれなのだが、こういう場合はどっちが効いたのか分からないので、出来れば別々に飲んでもらいた…

ネットワーク論その1

前回メルマガ配信で、「一つ病気をしたら他にも何かあると疑え」を書いた。 思いのほか反響があり、もう少し詳しく聞きたいと言う。 この話は身体の中のネットワーク論になってしまう。 いくつかはブログの中に書いてあるが少しまとめてみたい。 「坐骨神経痛と胆嚢炎」 ブログの中に「坐骨神経痛の治療の目安は8回」と書いてある。これを読んだ患者さんが、「私のは長患いですから多少の回数はともかく、是非よろしくお願い…

一つ病気をしたら他にも何かあると疑え

これは経験的に言えることだが、例えば乳がんの手術をしたとする。 そうすると必ず他にも何か異常がある。 例えば子宮や卵巣など婦人科の問題、鼻炎、喉、食生活、生き方・・・。 当院では検査で引っかかったり、手術をした後は必ず他もちゃんと調べるように指導をしている。 がんにしても食生活や過度のストレス、過酷な生き方なとがかかわっていれば、どこか一ヶ所の問題だけでは済まない。 たまたま手術で取ったところは一…

顔の皮膚炎について

常連さんが顔の皮膚炎が治らないという。軽いステロイドを2-3種類試したがまた赤くなるという。こういう場合はまず、口の中か鼻炎を疑うし、紫外線や膠原病なども考えなければならない。口の中では歯周病や歯の詰め物の問題、鼻炎は上咽頭や咽頭扁桃などを疑う。そんな話をしていたら、「以前、古い建物に入ると鼻がおかしくなったり、自宅で掃除をするときも顔がかゆくなる。」と初めて聞いた。それならカビやハウスダストの問…

予防接種・ワクチンについて

当院は比較的、新米ママが多いので以前から「予防接種・ワクチン」の話題はよく出ていて、下記のような話しがよく出ていました。 「本当に予防接種って受けないといけないの?色々と問題あるし・・・。」 「予防接種を受けていなかったら幼稚園で白い目で見られた。」 「子宮頚がんワクチンは義務じゃなくなったけどどうして?」 「今日本に、はしかとか日本脳炎いる?」 「インフルエンザは受けると軽く済む?」 「『定期接…

赤ちゃんの発熱について

新米ママで赤ちゃんが初めて発熱したという。40.7度と言うから親は焦ってしまう。すぐに病院に連れて行こうと思ったら日曜日で、仕方なく救急に連れて行ったら医者から、「あ、手足口病ね。治す薬はありません。どうしてもというのなら薬は出しますがどうしますか?」と言われたという。子育てを何人かしていれば多少の子供の発熱は慣れているから、あまり動揺しないが、初めてだと動揺の様子が手に取るようにわかる。我々なら…

我慢できない患者と医者の思い込み

常連さんがここ3週間、咳が止まらないという。近くの耳鼻咽喉科で、「少しゆっくり治しましょう。」と言われ、治療を受けたが1週間経ってあまり良くならないので行ったことのない内科に変えたという。内科では若い先生で、「喘息かも知れませんね。」と息を吐く簡単な検査をして、喘息の処方をして様子をみましょうと言うことになった。2週間の処方で咳が半分ぐらいになったものの、最近は喘息発作のために出された吸い込むシュ…