キーワード 心臓

歯周病と心臓病

我々業界に長くいると、歯周病と心臓病の関係は当たり前になってしまっている。抜歯した後で感染を起こし、心臓を悪くする。歯周病菌は多種多様なのでちょっとしたことで肺や血管、心臓に悪いことをする。最近は介護施設や入院中も昔では考えられないくらいに口腔ケアが凄い。棒の先にスポンジがついたもので食べれば口の中をゴシゴシやっている。とても良いことである。今日来た患者さんに突然、「知り合いで突然心臓が悪くなった…

透析患者の心臓痛

透析患者が左肩が痛くて治らないという。奥様が医学知識があり、「うちの母がひだりかたをいたがって、『病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)』と言って、心臓病で死んだ。だからうちの人も膏肓を痛がっているから、危ないんじゃないか。」と言う。調べてみると膏肓ではなく、多少下の反応点で純粋に心臓の反応である。心臓の反応は出ているが、医者で調べても何ともないという。この心臓の反応(左の肩甲骨の下)が取れない理由…

心臓弁膜症と腰痛

ご紹介で年配の女性が来た。主訴は腰痛なのだが、話を聞きながら少し気になるところがあった。以前に心臓の弁膜症を指摘されてその後辛くないので、検査をしていないという。しかし何となく胸と背中は違和感を感じるという。以前、石原裕次郎や加藤茶が大動脈解離で話題になったが、特に加藤茶の場合の主訴は背中の痛みであった。我々のような鍼灸院も背中や腰が痛いと言われても、大きな病気が隠れている可能性を考えておかないと…

不安を煽る心臓の症状

中高年の女性で心臓の違和感を訴えてくる方は多い。心電図をとっても中々本人が不安がるほどの波形が出ないのが特徴だ。医者から心配ないと言われても納得しがたい。そんな時、携帯型の心電図が便利である。オムロンが携帯型の心電計を出している。これだけで十分とは思わないが、心電図を測定後、波形解析をしてくれる。おおよそ問題がないなどと表示されるようである。こういう機械があれば、心臓に症状がある時に手軽に測れる。…

腕と心臓の関係

ご婦人で心臓の症状を訴えてくる方は多い。心電図や超音波などで調べても異常がなく、甲状腺や他のホルモンもさして異常値が出ない。心臓の症状が続くのかと聞くとすぐ治るという。こういう方で一番多い理由は腕の使いすぎである。飲食や裁縫などの仕事で手を使わなければならない方は仕方がないが、腕の使いすぎで胸筋が硬くなってしまう。胸筋は呼吸に関わるのでうまく息が吸えなくなる。そうなると心臓は酸欠を補おうと少しの間…

心臓と胃と横隔膜

最近心臓の手術をした方が胸がまだ苦しいという。再検査をしようと思うのだが、胃薬を飲むと楽になるのでまだ医者には診てもらっていないという。この心臓と胃は密接な関係がある。心臓の症状と言えば「胸痛」だが、実は胃炎でも起こる。「胸やけ」というと胃の症状だが心臓でも起こる。結局両方疑わないとわからない。症状だけでは区別がつかない。だから心臓の症状でも胃薬で良くなることもあるし、逆もある。これは構造を見れば…

心臓病が多いタイプA

アメリカの循環器系学者M・フリードマンとR・ローゼンマンは、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患になりやすい性格傾向を明らかにし、それを「タイプA行動パターン」と名付けた。 ○目標達成欲が強い。 ○目立ちたがり、出世欲が強い。 ○精神的・肉体的に著しく過敏である。 ○仕事を遂行しようとする欲求を強く、かつ持続的に持っている。 ○几帳面で責任感が強い。 ○せっかちである。 ○攻撃的で競争心が極めて旺盛であ…

心臓と嫁の関係

解剖を勉強していると内蔵の位置関係が人間関係と似ているなぁと感じる事がある。例えば心臓だが、こぶし大の大きさで縦隔(「じゅうかく」と読む。縦に隔てられたところに入っているという意味。)の中に入っていて、前面は胸骨という骨、左右は肺、後は食道、その後は背骨、下は横隔膜、その下は胃と前後左右上下を囲まれてまるでお嫁さんのようだ。上には伸びられないし、左右に大きくなろうとすると肺が小さくなり困る。後に大…

何故いつも右側から治療するのですか?

今日来た方が、「何故いつも右側から治療するのですか?私の辛いのは首なのにどうして何時も右腕から診るのですか?」と聞いてきた。これは中々良い質問である。これには理由が2つあって、一つ目は首の痛みの原因が首になく、周りの環境に左右されるから腕を診ているのである。腕が硬くなるのは「ストレス」か「使い過ぎ」なので、片腕だけなら使い過ぎだし、両腕のこりならストレスとわかる。腕の硬さを診るだけである程度首の状…

カーレースと経営判断

常連さんが趣味でカーレースを楽しんだ。そのあとから何となく集中力がないので来たという。身体を診ると前腕のこりが過去最悪。どれだけ腕を使うのか聞いたら、ハンドルは重いし、過緊張だったそうなので原因がわかった。以前から「腕と太腿は自覚症状が出ない」と言っているが、まさにその通りである。こういう場合、以前「身体のこりと社長の判断」で書いたが、物事を短絡的に考えい集中力などなくなってしまう。肩こりは異常だ…

「何もしていないのに・・・。」と言う方へ

仕事柄、「○○がこんなに悪くなっています。何をしたのですか?」と聞くと、「何もしていないのに・・・。」という答えがよく返ってくる。 ご本人は何もしていないかもしれないが、身体の中では凄いことが起こっていて、その一部を紹介したい。 まず細胞には寿命があって、壊しながら新しいものを作っいく。 赤血球の寿命は約120日間。 胃粘膜構成細胞の平均寿命は,表層上皮細胞が2-3日、幽門腺細胞が14-20日。 …

LINE健康法

最近はLINEを使って数十名の患者さんとよくやり取りをしている。 腰痛の方、鬱病の方、喘息の方、減量の方、免疫不全やがんの方と病気は様々である。 送られてくる内容は食事の内容や今の体調、医者に行って言われた事や、身内の相談、突然の痛みや眠れないなど多岐に渡る。 その都度、必要に応じて返信はしているが、よく感じるのは当たり前が当たり前でないということである。 朝普通に目が覚めて、布団から起きれて、ご…

足を引っ張る足か、助ける足か

花屋さんが冷え性で困っている。仕事柄、売り場の温度を上げるわけにもいかず、床は当然コンクリートなので冷えが上がる。 朝晩は風呂で発汗をしているのだが、忙しい日中は中々、冷え性に対して手を打てない。 以前から紹介しているパナソニックのスチームフットスパも、買ったものの使っていない。 そこで身体の特徴を一つお話した。 「仕事柄、足が冷えるのは仕方がないとして、折角朝晩の発汗が習慣化したのですから、昼の…

パジャマと膝の水

常連さんが膝が治らないという。膝の症状は最終的にはタルクを使う話は以前に書いた。2-3回治らないと言われると、「じゃ今日はタルクを使いましょう。」と、普段のパジャマから短パンに履き替えてもらって膝を診たらビックリ。お皿の周りが腫れている。「水じゃないですか?何時からこんなになっていたのですか?」「私も膝をマジマジ見ないのでわかりませんでした。言われてみれば腫れていますね。」「これはちゃんと調べて下…

耳の病気と顎関節

常連さんが耳の調子が悪いという。話を聞いてみると以前も調子が悪いことがあり、近くの耳鼻科で治してもらったという。前回の時と同じ処方が出て、「耳の病気は時間との勝負です。発症して早ければ早いほどいい。症状が出た次の瞬間に耳鼻科にいるぐらいがいい。中々こういう事は世間には伝わっていなくて、耳鼻科にいくと、『どうしてもっと早く来なかった。早くくれば治ったのに・・・。』と言われてしまう。そして大事なことは…

身体の貯金

常連さんが病気の治療ではなく、予防で通っている。EAT(Bスポット療法)に鼻うがい、マウスピース、口腔ケアに減量、適度な身体のメンテに医療情報収集、今日身体を診たら少し踵が痛いというので、feet inを紹介した。これで中敷きも出来、乳酸菌も飲むという。どこまで身体の貯金を増やすのかと思うが、この医療格差は大きい。この方には「人が死ぬのは1位ががん、2番3番が脳や心臓の血管、4位が肺炎、後は不慮の…

病気の数値化について

長年仕事をしていると、感覚器の異常を訴えてくる方がいる。 そういう方に限って殆ど検査をしていない。 また検査があることを知らない。 例えば鞭打ちの後遺症などで匂いがわからなかったり味を感じない場合、今は嗅覚検査や味覚検査がある。 昔なら臭いがわからず腐ったもの平気で人に出したり食べたり、お茶とコーヒーの区別がつかなかったり、味がわからず何を食べても砂を噛むように感じたり、患者の主観しか判断方法がな…

坐骨神経痛-朝が辛く、痛む場所が変わる話

季節柄、坐骨神経痛の方は多い。ある程度数を診ていると皆言う事が同じである。「朝起きて少し経つといいのですが、起きたときが一番ダメです。夕方は楽です。朝辛いので仕事を休もうと思うと午後は楽になってしまいます。」「一昨日は痛む場所が太腿だったのに、今日はその外側が痛く、痛む場所が毎日コロコロ変わるのです。」この2つはよく聞く内容である。まず朝が痛いというのは腰痛の一つの特長である。寝ている間は心臓を無…

最高の治療について

仕事柄、過緊張の患者さんが多い。うちに来て、「絶好調です。」と言う人はまずいない。過緊張ということは交感神経優位で心臓は高鳴り、末端は血行不良、胃腸は動かない。最高の治療というのはこの交感神経優位を副交感神経優位に変える事である。副交感神経優位になれば手足が温かく、心臓はゆっくりになり、眠くなって、胃が動き出す。だから治療中に居眠りが出て、治療後は喉が渇き、トイレに行って出すものをだしスッキリして…

ネットワーク論その1

前回メルマガ配信で、「一つ病気をしたら他にも何かあると疑え」を書いた。 思いのほか反響があり、もう少し詳しく聞きたいと言う。 この話は身体の中のネットワーク論になってしまう。 いくつかはブログの中に書いてあるが少しまとめてみたい。 「坐骨神経痛と胆嚢炎」 ブログの中に「坐骨神経痛の治療の目安は8回」と書いてある。これを読んだ患者さんが、「私のは長患いですから多少の回数はともかく、是非よろしくお願い…