キーワード 減量

減量のコツ-2

常連さんが単身赴任していて、さぞかし外食で太るかと思ったら、来る度毎に痩せている。どうやっているのか聞いたら、「外食は殆どしない。自炊もしている。しかし一番きついのは毎朝と晩、体重計の写メを家内に送っている。これがきつい。朝ならおしっこをした後でないと写メしないし、風呂で汗を一杯かいたあとに測りたい。気持ち的にはひげそりのあとに写メしたいと思ってしまう。たった100gの増加が気になる。これで確実痩…

減量できない方の特徴

仕事柄、減量指導はよくしている。以前中年太りで困った方に断食指導をしていたら、「3日間の断食で9食食べ損なった。今はこれをどう取り返すかで頭が一杯。」と言われて、ビックリしてしまった。こちらからするともう過ぎたことなので、取り戻すという発想がない。又旅先では必ず美味しい物を食べる習慣の方は、たまたま食べ損なっただけで、「食べられなかった○○の敵を取る。」と言う話をする。食べられなくて損をしたという…

減量と副鼻腔炎

減量中の常連さんが、腸炎に続き、副鼻腔炎をやったという。副鼻腔炎は昔で言う蓄膿症だが、これがあると咳が治らない。ひどい咳ではないが、少し喉を鳴らす程度の状況が続く。話を聞いたら「左副鼻腔炎」だと言う。鼻には鼻中隔と言って真ん中で左右を隔てているものがある。そのが偏っているのか、過去に中耳炎などをやったのか顎関節が悪いのか、歯茎に問題があるのかは調べてもらわないとわからないが、結構一側性というのはあ…

減量すると友達が変わる

20才の時より15kg位増えた女性が減量に取り組んでいる。まずは「白米」「醤油」の制限から取り組み、少しずつ成果が出てきた。家庭でもご主人から、白米を勧められなくなったという。こうなると公にして友達にも知らせた方がいい結果が出る。「あなた、もうケーキ食べないのよね。」「食べ放題もう誘わないから。」と太っていたときは皆友達が、食べる話題ばかりだったのが、減量し始めて段々効果が出てくると初めはうらやま…

減量と赤いドレス

今までも減量に取り組んできた方は多い。膝痛やがんの後遺症の方など目的は様々だが、簡単に結果は出ないという感覚を持っている。特に40-50代女性で20才の時の体重が55kgで今は70kgになってしまうと、生活の根本から指導をしないと変わらない。普通、減量は月に2kgを目指すが、5-6kgなら数ヶ月でいいが10kg越えとなると1年ぐらい時間をかけた方がうまくいく。減量目標は15kgだから、今からやって…

減量しか指導しなかった腰椎椎間板ヘルニア治療

私と同じ年の方が、紹介されて腰が痛いと言ってきた。医者では腰椎椎間板ヘルニアと言われ、今年の初めから痛むという。薬が効いて楽になったこともあったが、また辛いという。その間減量すると楽になり太ると痛いという。身体を診てこの方は腰が本来悪い方ではないことがすぐに分かった。長年治療をしていると本質的に腰が悪い方とそうでない方がすぐに分かる。ただ単に太って腰痛が起こっただけである。本人はあまり体重と腰痛の…

減量のコツ

減量に取り組んでいる方は多い。腰痛や膝痛、がんの術後の免疫治療やアトピー性皮膚炎、喘息と減量により改善する症状は多い。色々な方を診ていると減量にはどうもコツがある。いくつか披露したい。 1.まず、月に2kg以上は落とさないこと。これは体重が100kgの方も70kg方も同じである。初めは頑張り月に4kgぐらい落とす方がいるが、大体リバウンドする。逆に落としすぎると食べて欲しいと指導する。 2.食べ物…

減量について

現在当院で数人の方が減量に取り組んでいる。 単に太っているだけならいいが、血液などに異常データが出るとやはり真剣に取り組んだ方がいい。 以前に白米を食べない話や刺身に醤油をつけない話しをしたが、これも減量につながる。 しかしどうしても白米をやめられないとか、醤油をつけないと食べられないという方は多いので、他の方法をお話したい。 まず第一に食事の前にコップに水を2杯飲むことである。 これが効き、簡単…

ブログ諺⑤-愚痴った方が得をする

これは当院では、色々と気になる事をしゃべった方が情報が得られるという意味です。 こちらはもう40年以上治療の仕事をしているので、人が日々の生活の中で感じる身体の違和感に関しては殆ど、答えを持っているのです。 もちろん私が全て治すわけではありませんが、こんな病気の時はどこへ行けば良いのか、何を調べれば良いのか、患者さんの悩みは殆どそこですから、それは指導できます。 専門の整形領域でしたら、ほぼ日本で…

若い時からのメンテ

患者さんの多くはある程度中年になり、若い頃と比べ体重が10kg以上増え、医者に行くとコレステロールや血圧、血糖値、中性脂肪などを指摘され始めた頃に、腰が以前のように治らなくなり来院される。 男性の場合は「男の38才説」と言って、「俺ももう少しで人生半分きた」と言いながら、治らない腰痛に「鍼を打てば何とかなるかも」という淡い期待を抱いてくる。 そういう方は腰痛の原因の一つが体重増加と知り愕然とする。…

手術の後、突然力が入らなくなった

股関節を手術した常連さんが順調に回復していたが、最近座っていて立つ時に手術したところに力が入らず、入れようとすると痛みがあるという。少し足を動かしたりすると治るという。術後は月に一度診て頂き順調に回復していたので、筋肉や骨の問題という事は普通は考えにくい。この訴えを聞いた途端、「腹圧では?」と感じた。「腹圧の上昇により足やお尻周辺の一時的な血行不良」と疑った。専門的には「一過性虚血」と言う。例えば…

ヒアルロン酸注射について

膝痛の人がよく整形外科で、ヒアルロン酸注射を打っている。ヒアルロン酸は粘性が高く関節内に注射をするのだが、ヒアルロン酸自体に「関節の動きをよくする」「炎症を鎮める」「軟骨を保護する」という作用がある。患者を診ていて何となく打っている方の方が膝痛の調子がいいように感じるが、おそらくそれには理由があると思う。ヒアルロン酸の作用だけでなく、まず注射を打つために病院に行く。余り膝が痛いとヒアルロン酸の効果…

ジョギングを止めたら腰が楽になった話

坐骨神経痛の常連さんが今まで続けていたジョギングを止めたら、腰が楽になりゴルフの調子が良いという。今までは、「ジョギングをしなければ健康になれない」と思っていて、それで足腰に負担をかけ腰痛が治らず、ストレスから過食になっていた。その状態でゴルフをするからいい成績が出ない。するともっとジョギングを頑張って過食にもなってしまう。これでは治らない。たまたまジョギングをスロージョギングに変えたら、思いのほ…

股関節痛と筋トレ

以前常連さんから、「股関節症のブログが少ない」と言われてブログを書いた。手術の成功率が上がり、注射などもあり、あまり我々の出番がない。スポーツ選手はよく股関節や鼠径を傷めるが、専門の所に通っている。一般の患者さんが股関節を痛めるとスポーツ専門の所に行く方は少なく、病院で理学療法士に指導をもらう。そこで言われるのが、「プールで歩行訓練」「筋トレ」「減量」である。股関節に痛みがある場合は歩行訓練を水中…

治療の価値観

主婦の方なら生活品はなるべく安いものをという気持ちは分かる。しかし趣味のものとなるとどうしても高い物の方が価値があるように感じてしまう。治療や健康法も同じで、高いと価値があるように感じている方は多いのではないだろうか。しかし我々から見ると治療法にかかるお金とどれだけ健康になるかはほとんど関係がない。以前、中年男性が少しお腹を引っ込めようとして脂肪を分解する治療を1回15000円で受けていたが、我々…

口に入れている物全て

以前、減量指導をしていた方、「食事の内容をすべて書いて持ってきてください。」と伝え、2週間後におみえになった時に、「ちゃんとやったつもりなのに、全然体重が落ちない。」と言われた。内容を見ても、カロリー的には問題はないし、原因がわからなかった。色々と話をしながら、「何か他に食べています?」と聞いたら、「え、煎餅10枚。」と言う。「どうして書かなかったのですか?」と聞いたら、「先生は食事を書けと言いま…

痩せれば膝が治るという幻想

少し太めの方が膝痛を訴えて医者に行くと話もろくに聞かないで、「あなたはまず痩せなさい。痩せないと治らない。」と言われ、頑張って痩せても治らないと途端に患者は怒り出す。「こんなに頑張って痩せたのに膝の痛みがなくならないではないか。」仕事柄リハビリをやっているとそういう苦情はよくこちらの耳にも入る。我々から診るともちろん減量は大事だが、それだけで良くなることはない。膝の関節の中の状態、周辺の筋力の状態…

標語

この年になると説教臭いことを言いたくなる。 よく偉大な経営者が、「1日1話」を書いておられるが少しだけ真似しようと思う。 長年の経験で健康保持のポイントだけをまとめてみた。 【命】親からもらったこの身体、自分で作れないこの命、粗末にできる道理がない 【親を選ぶ話】子供は生まれるときに自分で親を選んで生まれてくる 【身体は借り物と思えば良い】借り物と思えば無理はしない 【どんなに辛い事でも回復出来る…