筋膜リリース(ファシアリリース)について
数ヶ月前にNHKの「ためしてガッテン」で筋膜リリース(ファシアリリース)の話しが出た。 「がんこな肩コリ」の原因は、筋肉を覆う「筋膜」にできた「シワ」だった。 筋膜にシワがあると、せっかくほぐした筋肉も、シワに引っ張られるように収縮して再びコリをつくってしまうという。 超音波診断装置を使って筋膜のしわ(癒着している部分)を目視し 生理食塩水を注入することで、癒着をはがして、肩コリを治療する。 私自…
数ヶ月前にNHKの「ためしてガッテン」で筋膜リリース(ファシアリリース)の話しが出た。 「がんこな肩コリ」の原因は、筋肉を覆う「筋膜」にできた「シワ」だった。 筋膜にシワがあると、せっかくほぐした筋肉も、シワに引っ張られるように収縮して再びコリをつくってしまうという。 超音波診断装置を使って筋膜のしわ(癒着している部分)を目視し 生理食塩水を注入することで、癒着をはがして、肩コリを治療する。 私自…
胃がんをやった方が肺に影があるので、精密検査を受けた。問題はなかったが、子供の頃から小児喘息の既往歴があり、肺はそんなに強くはない。少し前にインフルエンザが流行った頃もらって、高熱を出した。その後ぎっくり腰をやったので、踏んだり蹴ったりである。しかし我々から診ると小児喘息などで粘膜や胃腸が弱いから、がんを起こしやすいわけだ。ぎっくり腰も調べてみると腹圧が異常に髙い。腰の治療より腹圧を下げなくてはと…
常連さんの肩甲骨はよく治療する。治療しながら。「ここをちゃんと治療しておけば将来ぼけ防止にもなるし、歯も大丈夫だし、呼吸も深くなる。」と話している。しかし中々こういう話をしてもぴんとくる方は少ない。まずぼけ防止は根拠がある。肩甲骨の間に「身柱-しんちゅう」というツボがあり、子供の癲癇(てんかん)などに使う。ここを治療しておくと頭の血流が良くなるわけだ。次に歯だが、一昨年ヨーロッパでの学会の前に歯が…
仕事柄、側弯症の方は時々診る。中学生から50才代まで様々だが全員女性である。背骨の角度がある程度進むと装具や手術になるが、進行が止まる方も多い。結局、経過観察になる。年に1-2回程度拝見しているが、学生さんで一側のスポーツ(テニスや卓球)をやる場合はこちらも細かく診てしまう。そのまま成人して社会に出ると他の方よりすぐ疲れるため、慢性の肩こりや腰痛に悩む。側弯症は何処か特定の臓器に問題が起こるという…
飲食関係の方が膝を痛めたという。お膳を運んだりしていると、どうしてもお客さんに、「足どうしたの?」と言われてしまう。皆が心配してくれるのは有り難いのだが、実は困っているという。話を聞くと、「加圧トレーニングが1番いい。」「スポーツジムに一緒に行こう」「このサポーターを巻くといい。」「この薬は膝に効く。」「いい医者を知っている。」「何処何処の院長に頼んであげる。」とあまりに言われるので断りにくいとい…
親の面倒を見ている娘は多い。娘は親の身体のことを考えて薄味にする。年をとると味蕾-みらい(舌で味を感じるところの細胞)が減り、どうしても濃い味を求める。そうすると薄味にこだわる娘と濃い味を求める親で喧嘩になる。中々お互い譲らない。「こんな薄味では食べられない。」と親に言われると娘も腹が立つ。こんな時は一つ解決法がある。料理は薄味にして、食べる前に表面に塩をまぶす。お年寄りは初めの一口が大事で、そこ…
先日行われた東京マラソンに参加した方が何人か通っている。60代の男性で膝痛があり、治療したが中々うまくいかない。治療期間も十分ではなかったので、完走は難しいと思っていたら、過去最高の記録が出たという。話を聞いたら、途中から膝の痛みは出たが悪化しなかったという。何をしたのか聞いたら、前日に少し走り方を変え、踵に負担をかけず土踏まずにかけようと思ったという。それが功を奏し、最高記録が出て本人もビックリ…
金融関係の方が最近の株価の乱高下で中々体調管理が難しい。腰が良くなったと思えば首や手のシビレと症状が色々と出る。そんな中面白い事を言った。「何となく手のシビレを感じるときの方が、頭が冴えるのですが何か関係ありますか?」ちょっとこの質問には驚いた。以前、子供を花粉症にしないための話を書いたが、人間の特に腸がきれいすぎると免疫が下がる。多少汚い環境の方が強い身体を作れる。腸の中に回虫でもいた方が身体の…
股関節のストレッチのやり過ぎで、脛の感覚がなくなってしまったという方が来ている。 以前から慢性腰痛に悩んでいて、帯状疱疹もやっているということで少し悪条件が多い。 足がシビレて感覚がなく、うまく歩けないというので足の先端にお灸をしたが熱さを全く感じないという。 以前から、「神経の回復スピードは日に1mm。」と言われている。 医者からはメチコバール(ビタミンB12-末梢性神経障害治療剤)が出ていると…
若い女性で坐骨神経痛の方が来た。色々と調べてみると胃腸がほとんど機能していない。腹圧が高くそれが原因で、坐骨神経痛を起こしていた。本人は食事に気をつけているつもりだが、内容を聞いてみると、「健康のために野菜と果物、納豆。腸のためにオリゴ糖。」という。以前から野菜は胃腸に負担をかける事を書いているが、野菜で健康になると思っている方は多い。野菜の繊維は消化できないので、腸の掃除にはいいが、胃が楽に消化…
以前から心臓の薬で「救心」や「六神丸」は有名だが、「朝山丸-あさやまがん」の話しが久しぶりに出た。25年ほど前に持病で虚弱体質の方が持っていて、調べたがあまり資料がなく心臓に効くぐらいのことしか分からなかった。世田谷の廣田屋薬局(03-5430-1270)で独占販売している。どうもこの薬は秘薬みたいで数百年の歴史があるらしい。こういう秘薬は一部の人しか知らないのだろうが、その効果は見事なものである…
以前からストレスなどで心臓に負担がかかり、背中のこりのことを「ヤダモン君」と言って来た。大変な仕事が続くと左肩甲骨の内側で下のところが硬くなる。心臓の反応点である。我々触るとすぐにわかり、「何かストレスがかかっていますね。嫌な仕事でしょう。」とすぐに言ってしまう。筋肉の質が良く、ライオンタイプ方だと自力回復するために、そんな時は腕を回したり、動かしたりしたい要求が起こるが、これは肩甲骨周辺の筋肉を…
筑波大学名誉教授・村上和雄先生のお話しより一部引用 黄金期を迎えつつある脳研究によって、私たちが従来教えられてきた脳に関する常識は、次々と破られてきた。 例えば、傷ついた脳が自然に治ることはないという通説は誤りで、脳神経細胞は環境に応じて再配線できる。 さらに運動、精神的活動、社会的なつながりが、神経細胞の発展を促すといった事実が判明した。 従って、脳の働きは決して固定的なものではなく、作り替えが…
ライオンタイプは筋肉の質はいいし、我慢強いし、回復力も優れている。小鳥タイプに比べて極端に通院が少ないのでカルテが薄い。軽い腰痛なら殆ど1回で治癒する。非常に少ない回数で治ることを本人も知っているので、腰痛治療で3回目ともなると、「今回はどうして1回で治らない?」と言われてしまう。そんなライオンタイプだが、マラソンをやっている方などで走り方を変えると、今まで使ったことのない筋肉を極端に使うので治療…
乳がん手術を控えている方がいる。これだけがん患者が増え、心の中では自分だけは大丈夫だろうと思っていても、いざ宣告されると不安は大きい。手術を控えた場合、手術さえ終わればという感覚になっているだろうが、我々から見ると手術は数時間だが、経過観察と健康管理は何十年も続く。まして娘や孫娘がいれば自分が乳がんを患っていると、「この子たちは将来大丈夫かしら?」と不安になる。術後は自分の健康管理だけではなく、自…
経理関係の方はこの時期忙しい。肩こりがひどく、栄養剤を買いたくなる心理も理解出来る。ポポンSにチョコラBB、キューピーコーワゴールドA、アリナミンAと選択肢は多い。ポポンSはビタミン剤とミネラル、チョコラBBはビタミンB群、キューピーコーワゴールドAはニンニクエキスにビタミン剤、最近はキューピーコーワゴールドαも出ている。アリナミンAはビタミンBとパントテン酸カルシウム(糖質・脂質・タンパク質の代…
印刷屋さんが先日、救急車で運ばれたという。話を聞いてみると立ちくらみに眩暈(めまい)、目がかすんでよく見えなくなってきて、救急車を呼んだという。病院では大きな問題が見つからずすぐに帰されたが、原因らしきものが幾つもある。良くこれだけ悪条件が揃ったとビックリしてしまった。昔から病気は一つの原因で起こるのではなく、複数の原因が重なって起こるとよく言っていたが、今回はその典型例である。 救急車に乗るまえ…
ある患者さんは背骨が側弯で、冷え性、婦人科の病気に胃腸虚弱、喘息に不眠症と病気の問屋さんである。 話を聞くと仕事は激務で、常にイライラしていて肩こりがなかなか治らない。 定期的に通ってはいるのだが、本人もこちらも納得のいく結果は出ていない。 そんな時にたまたま坐骨神経痛がひどくなり、夜寝る前にたった5分ストレッチをやったら、朝が全然違うという。 気をよくして朝もやったら、授業中が楽だという。 楽し…
こういう仕事をしていると、人の生い立ちや育ち、性格までわかってしまうことがある。ある金融の仕事をしている方の身体を触るたびに、「乱世、乱世」と感じてしまう。平穏なときには身体が全く反応せず、株価などの金融不安になると俄然元気が出てくる。最近株価が下がっているので大変なのだろうが、全く心が折れない。身体は激務で悲鳴を上げているのに、心臓の反応が出ない。いつもは腰痛なのだが、そんな時珍しく手がしびれる…
以前電磁波障害について書いたが、最近はワンランク酷い方が来る。以前、ジストニアの患者さんが増えて色々と実験しているときに、身体に帯電している電気をアースすると症状が軽くなることが実験でわかった。具体的には銅板にクリップをつけコンセントのアースにつなぐ、そしてその上に裸足で乗るだけである。痙攣などの症状のきつい方や手足のしびれが取れない方、敏感な方は乗って数分で楽だという。この方法を思いついてから電…