学者との結婚について
30代の女性が40才の学者とお見合いをして、昼食のときに学者が、「ランチ2,500円か、高いなぁ。」と言ったと言う。「なんてケチなのだろう。」それを聞いて、わざわざ初デートのこの場面でも言わなくてもいいだろうと気持ちが冷めたという。私はこの話を聞いて、ケチかも知れないが経済観念がしっかりしていると悪い印象を持たなかった。仕事柄、「うちのパパは若い頃は羽振りが良くてとても魅力的だった。しかし結婚後も…
30代の女性が40才の学者とお見合いをして、昼食のときに学者が、「ランチ2,500円か、高いなぁ。」と言ったと言う。「なんてケチなのだろう。」それを聞いて、わざわざ初デートのこの場面でも言わなくてもいいだろうと気持ちが冷めたという。私はこの話を聞いて、ケチかも知れないが経済観念がしっかりしていると悪い印象を持たなかった。仕事柄、「うちのパパは若い頃は羽振りが良くてとても魅力的だった。しかし結婚後も…
最近気がついたら患者さんには胃腸の話ばかりしている。 「この脚の反応は胃酸過多だから食べ過ぎです。」 「2週間お酒をやめたからこんなに背中と坐骨神経痛が楽です。」 「この胃の硬さは食べ過ぎよりストレスです。」 「こんなに腸が動かなければ浣腸を試したらいかがですか?」 「胃薬を忘れなければ背中はもっと楽だったと思います。」 「生クリームを止めない限りこの膵臓の反応は消えません。」 「これだけ腹圧が高…
前回、生クリーム病を書いたが常連さんにそのことをしゃべったら、「3人目の子供に授乳中、ショートケーキを食べたら乳腺炎を起こし、そういうば産婆さんから『医学的に証明されていたわけではないが、控えるように皆に言っている。』と言われたことを思いだした。」と言う。一過性の乳腺炎なので少し揉めば治る程度らしいが、和菓子では起こらないのに、生クリームでは確かに乳腺が張るという。去年、癲癇の子供の治療中でクリス…
今日来た方は脚の反応点を診ただけで胃腸障害ということがわかり、硬さから判断して15年ものと説明した。話を聞いたら19才から激辛ラーメンにはまり、食べ続けているという。さぞかし右の背中(胆嚢の反応点)が硬いだろうと思って診たら何ともない。以前背中を診れば食生活がわかるで書いたが、甘い物取りすぎは膵臓の反応で左の背中、刺激物の摂取は胆嚢の反応で右の背中に反応が出る。しかし反応が出ていたのは左で甘い物取…
年配の女性の便秘を治療している。食事療法や按腹でお腹を揉んでいる。最近腹圧が高いので、お通じの様子を聞いたら面白い事を言っていた。「トイレで前屈みになり、肘を膝に載せる格好をすると気持ちよく出せることを見つけた。」これは実に理に適っている。昔の日本は和式しかなく洋式に変えた途端、中々スッキリ出せなかった記憶を持っている方もいるのではないだろうか。和式と洋式では直腸の形に違いが出来てしまい、和式の方…
日舞の方がいつもより身体が硬い。少し無理したのか聞いてみたら、いつもと変わらないという。治療しながら鼻を押さえているので、聞いたら花粉症で鼻と目がダメだという。薬は飲んでいるが中々治まらないという。こういう風に身体に炎症がある時は同じことをしても筋肉痛が酷くなる。普段より3-4割は酷くなってしまう。真面目な方だと花粉症があっても稽古をちゃんとこなすだろうが、我々から見るとこういう時の運動量は普段の…
若い頃に仕事をバリバリこなした方でも年を取れば、中々昔のように身体は動かない。 しかし中には若い頃と比べても、そんなに遜色なく仕事が出来ると豪語している元気な方がいるが、我々から見ると大事なのは出来たことではなく、仕事の後身体がどうなるかである。 特にライオンタイプの方は出来た話ばかりで、自分の身体を見つめるという習慣がない。 時々限界を超えると身体は口内炎や咳、肋間神経痛、胸の苦しさなどのサイン…
仕事柄患者が、「先生、私はいつもいい水を飲んでるんです。」と言うが、あまり信用していない。患者に勧めているのはクリスタルガイザーだが、色々な水の中には薬効をキャンセルしたりするものがあるので、Bi-Digital O-Ring Testで調べてから飲む方がいい。勤め人だと元気な部長に、「わしが元気なのはこの水のお陰だ。君も飲みたまえ。」と言われると中々断れない。万人にいいものというのは中々難しいの…
肩の激痛の方が通っている。治療してもあまり変化しないので調べてもらったら、頚椎椎間板ヘルニアとストレートネックがあるという。これで良くならない理由はわかったが、レントゲンを見ながらあまりのストレートネックなので少し閉口してしまった。ストレートネックはまず下記の方がなりやすい。 細身で太ったことのない方 少し繊細で敏感な方 手をよく使う方 こんな特徴がある。対応策だが細身なので乳酸菌と腸の治療、繊細…
以前、当院では愚痴った方が得をする話を書いた。患者さんの何気ない一言から病状を判断して、放っておいていいものか、すぐに調べなければいけないものなのかが、経験上わかる。今日来た方も以前から頻尿を訴えていたが、最近特に酷いという。話を聞きながら、これはもう手術の対象になるのではと思い始め、「尿漏れ外来」の話をした。まだなじみがないだろうが、20年ほど前から女性の尿漏れのための訓練士が日本でも出始めて、…
常連の女性が珍しく風邪を引いて発熱した。咳も出たという。その時から滅多に訴えない首の辛さと頭痛、足のつけねの痛みを訴えてきている。治療しても中々うまくいかない。この方には、「女性は生理と感染の時は別の人になったと思いなさい。」と説明をした。生理中に普段言わない症状を色々と訴えてきても生理が終われば治まる。感染時(風邪を引いたときなど)も同じで、普段言わない症状が出る。普段味わっていないだけにとても…
常連さんが久しぶりにラグビーとマラソンを5km走ったという。今までは宴会続きで胃炎が治らず、脚に反応が出ていたが、今回の運動でかなりの部分が楽になっている。この現象はよくある話で、仕事でイライラしているときに走ったりして汗をかくとスッキリすると同じ話である。結局、胃炎の反応で脚の筋肉が硬くなると胃炎を治さなければ脚は治らないが、その脚に筋肉痛という事件を起こすわけだ。筋肉痛が時間の経過と共に治ると…
うちのブログを見て、腰椎椎間板ヘルニア手術後の方が、痛みが再発して治らないので来た。まず持参されたCD-ROMを診ると、頚椎椎間板ヘルニアの画像があり、ヘルニア以外にも周辺の骨の状態が良くない。身体を診るとお尻の筋肉はないし、足のバランスは悪いし、腰の痛みで臍の位置がずれてしまっている。この臍の位置がずれるというのはよく経験することなので、「相当痛みに耐えたでしょう?」と聞いたら、「もう耐えるのも…
40代の女性を治療していたら、「この方は何事にも動揺しない方だなぁ」」と感じてしまった。長いことやっているとある程度性格がわかる。この方に、「あなたは動揺しなくて、我慢つよいでしょう。動揺しないということは例えばあなたのご主人がサプライズで花をプレゼントしてくれたとしても、あなたは『ありがとう。』で終わってしまうでしょう。少し大げさに喜べば、ご主人も嬉しいのにあっさり言うでしょう。子供から何かをさ…
以前、娘の運動会で父親が怪我をする話を書いた。気持ちは分からないでもないが、子供と一緒に行って親の格好悪いところを見せる方が、子供のためになるのではないかという考え方を持っている。よく反面教師と言うが、親が大酒飲みで父親が暴れる環境で育った子供は大酒飲みにならないのと同じで、色々な家庭を見ていると親が格好悪い方が子供がのびのび育つように思う。親が立派すぎると子供は萎縮してしまうのではないだろうか。…
仕事柄、自分の体調が悪い時はすぐに治さないで少し病気をとっておくことにしている。 私自身が父親譲りの痔持ちなので大きな手術はしたが、その後も切れ痔が少々ある。 真面目に医者に通ってしまえばすぐに治ってしまうので、通わずに大切に持っている。 少々の切れ痔自体で何か問題が起こるわけではないので不安はない。 以前は痔の患者には大酒は止めなさいと指導していたが、いざ自分が大酒を飲んでみても痔は悪化しない。…
常連さんが血液を調べてもらったら中性脂肪が高いといわれ動揺している。数値を聞いたら350mg/dlだという。正常値が150mg/dlだから高いと言えば高いが、我々からするとほんの少しの過食程度の話である。私自信、酷いときに中性脂肪が600mg/dlまで上がりさすがに夜食とお酒を控えた。肝臓のエコーも見せられて、「こんなに脂肪がたまっている。」と医者に言われたという。まず中性脂肪というが高くなる原因…
もうすぐ看護師になるという女子が来た。病院勤務時代の経験から、看護師を長く続けるとどういうことが起こるかという話をした。まず第一に物事に動揺しなくなる。勤務先が救急やがん、難病センターだと朝から晩まで病気の話ばかり、かなりの度胸がないとやっていられない。私なども月に一度だが、病院研修で朝から晩まで、「がん、がん、がん、転移、抗がん剤、放射線、がんが大きくなった、消えた、がん、がん、がん・・・。」と…
患者さんのお父さんが股関節の手術を受けるという。担当の先生に何を聞けばいいのかという質問が来た。 輸血に関してはどうなりますか? どんな金属を使うのですか? 手術後のリハビリはどうなりますか? これぐらいを聞くといいという話をした。輸血に関しては手術時、出血を伴うとどうしても輸血が必要になるが病院によっては自分の血液を初めから貯めておく方法がある。自己血と言うが、すべての病院がやっているわけではな…
田舎の母が、「そろそろ年だし、断捨離でもしなくちゃ。」と言って、応接セットを一つ身内にあげてしまった。これで部屋がスッキリしたと思って行ってみたら、新しい家具を買っていた。どうして買ったのか聞いてみたら、「殺風景で寂しいから。」というのが答えだった。指輪ももうしていくところがないから売ったと言うが、話を聞いたら売ったお金で又新しいのを買ってしまったという。箪笥も一竿処分したが、今度は小さい箪笥を又…